第6話〜朝〜
カバっと起き上がり胸を押さえる···が、夢の中で感じた苦しさは無かった
「夢···?」
いや、夢にしてはリアルすぎる···これは神域ガチで招かれてたか
「おう、慌ただしい目覚めだにゃ、もう少しで転げ落ちる所だったにゃ」
ちょうど膝の所に三毛猫の獣人の様な神様マネキ様がいた
「マネキ様」
「ん···?ふむ、お主ミノルの所に招かれたようだにゃ」
「分かるんですか?」
「加護がついとるにゃ、しかも結構強力な奴···ミノルは夢の中でどういう動作してたにゃ?」
「えっと···まずミノル様が自身の唇に指先を触れその触れた指先で自分の唇に触れて何やら唱えて···そしたら心臓が跳ね上がった様な感覚に陥って」
「にゃるほど···口唇契約とはよほど気に入るにゃにかがあったんだにゃ···」
「コウシン···?」
「にゃ、お主の世界の漢字で表すにゃら口と唇で口唇にゃ、神との契約の中でも実質トップにゃ、お主家庭菜園でも始めにゃいか?季節問わずに大豊作間違いなしにゃ」
「え、と、とりあえず家庭菜園始めるかどうかは置いておくとしてそんなに上位の契約なんですか?」
「にゃ、いっちゃん最強の契約はそれこそ性交契約にゃんだけどこれをする程気に入るにゃらそもそも分け御魂して下天してくるにゃ、だから実質トップの契約にゃね」
「どういう加護が働いてるんです?」
「にゃにゃ、ちょいと失礼」
ポムと俺の両頬を肉球で挟んで目を見てくるマネキ様
「ふむふむ、豊穣の加護だにゃ、それも極」
「どういう効果があるので?」
「まず、お主の手掛けた畑は四季問わず常に豊作が約束されてるにゃ、そんでもって子孫繁栄の効果もあって多分これからモテ始めるんじゃにゃいかにゃ?あ、でもちと待つにゃ」
更にマネキ様が顔を近付け額と額がぶつかる
「にゃ、そのうち下天してくるわーって加護の奥の方に言伝が残っとったにゃ、相当気に入られてもうてるにゃ···お主何したんにゃ?」
「えっと、木像を彫っただけですよ」
「その木像何処にあるにゃ?」
「塗装までしてたんで乾燥の為に店の裏手に出してます」
「にゃるほど、にゃらそちらも見に行くとするにゃ、店の裏手だにゃ?」
「そうです」
「分かったにゃ、服を着替えたらお主も降りてくるにゃ、汗ビショビショで気持ち悪いにゃろ?」
言われてから気付いた確かに汗で着てた服はビショビショだ
「分かりました、すぐに着替えて行きます」
「にゃ、待ってるにゃ」




