第7話〜神像〜
着替え終わりマネキ様と共に店の裏手に置いておいたミノル様の像を見に行く
「これは···」
「お主、よっぽど気に入らたんにゃ」
木像の周りに草が生い茂っている、昨日置いて夜に加護を受け取ったので明らかに異常な草の生育速度だ
「こりゃ極の域から飛び出てそうにゃ、おそらくお主が彫ったこの木像···いや、もう神像と言ったほうが良いかにゃ、ともかくこの神像とシナジーを生んで
とてつもなく強力な豊穣の加護がもたらされとるようにゃ」
「道具を手に馴染ませる為と趣味の産物だったんですけど···」
「趣味でこれだけ精巧なミノルの像を彫れるにゃら大したもんだにゃ、ともかくこの神像はしっかり祠を建てて安置したらとても格の高い豊穣神祭壇ににゃるにゃ」
「話は聞きましたよ」
と、後ろから声をかけてきたのはエト村長
「にゃ、エトかにゃ」
「はい、エトです、それより」
スススっとミノル神像に近付き
「これは、ホントに精巧ですね···これだけで金貨10枚は出せます···っと、お金の問題では無かったですね、村の者に祠を建てるよう依頼します」
「あ、なら一緒にマネキ様の像も安置出来る祠作りません?」
「マネキ様の祠はあるよ···まあ、中の神像は朽ちてしまって処分しちゃったんじゃが···」
「うむ、ワシも神像が処分される所をちゃんと見届けとるにゃ」
「なら、マネキ様の像、俺が作ります、ちょっとデフォルメが入りますけど···」
「デフォルメ、というのはわからんが作ってくれるのなら好都合、仕事の報酬は金貨6枚で良いかな?」
「はい、この世界のこういう彫り物仕事の相場が分からないんでそれで良いです」
「うむ、了解したならすぐに契約書をしたためてくるからご飯食べて待っといてくれ、今日の朝ご飯は野菜と鶏肉のスープじゃからな〜」
と、凄い勢いで店から出ていってしまった
「···とりあえず飯食ったらどうにゃ?」
「そうします···」




