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話は過去へと遡る~
WARNING!
胸糞です。嫌な人は飛ばしましょう。
書いたからね?
私の店、肉屋オルドルインは普段どうりの暇な日常をすごしていた…はずだった。
「居たぞ!魔女だ!」
「取り押さえろ!逃げられたら面倒だ!」
突然店に推しはいる全身鎧の騎士
鎧から溢れる魔力が感じられないのならばただの強盗にしか見えないだろう…
「ヴェ。ぐッヴォ……。」
抵抗などする間もなく押さえつけられ取り押さえられる、
潰れた泥蛙の様な年頃の女子にあるまじき声が出た。体の空気が無理やり押し出される。胃酸が逆流し起動を塞ぎ嗚咽する。頭に酸素が送られず意識が朦朧とし、嘔吐と合わさり意識を手放した。
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意識が戻る。手足が固く縛られ、足と胴体を斧の石附二本で押さえつけられ腹ばいの状態に差せられている。服には嘔吐の後が僅かに残っていた。匂いも酷い。時間はそれ程経っていないようだ、
場所は街の広場、多くの野次馬の中心地
「これより 簡式だが 肉屋の娘 サイロンの浄化を始めるにあたり魔女裁判を開廷する。」
声高らかに全身鎧をまとった騎士が銀斧をガベル代わりに大地へと叩きつける。
「我らは教國より遣わされた者である!
魔を打ち払い悪を滅し平和と神を愛する者である!
魔女は魔王の使いなり!
この娘から死霊の気配がある!
故にこの娘こそ魔女!魔王の使いなり!
魔は払わねばならぬ!魔王の使いならなおのこと!
故に、故にこのおぞましい娘を!魔王の使いを浄化せねばならぬ!」
私を押さえつける騎士が発言する、
講義の声を上げようとするも上手く息が吸えない。呼吸が浅くなる。
視界が霞む
声だけが聞こえる
ざわめき声と共に私への非難も飛ぶ
ガベルの音
「静粛に、弁護人前へ」
いるわけが無い、騎士団主催での裁判へ弁護を申し込むなど……
「……弁護人の代理を立てる。前へ」
「はい、この娘は明らかに魔女であり主への贖罪と浄化の為に広場又は中心部に磔にしたあと火炙りとし浄化後30日間民衆への晒しを求めます。
…以上経典第7条3節より発言致しました。」
…あぁ、助けなど来ない。それ程長い間過ごしている訳では無いが顔見知りくらいならそこそこいるはずだ。
だが一人も来ない。
当たり前だ。当たり前なのだ。
相手が悪い。仕方がないのだ。
………… いっその事このまま意識を手放して焼け死んだ方が楽……
予定調和の様に広場の、私の後ろに立てられた火あぶり台簡素な鉄の十字架。
「嫌!いやぁ!辞めて!助けて!」
服を剥かれる。貧相な体と病人の様に青白い肌が現れる
「魔女の処刑は9日後に行う」
悪魔のような宣言がなされた。
「ア゛ッ…ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛!!!!」
木杭が手足を貫く。十字架に磔にされる。
最悪はその後だった。
民衆が私に石を投げ付けた。純潔を奪った。爪を剥がした。指を潰した。焼きごてを腹にねじり込んだ。犬を嗾けた。糞尿を食べさせた。
私から人としての全てを奪った。
全て身を捩り苦しみながらも生かされた。
地獄のような日々だった。
死にたい
9日後、その日がやってきた。
「これより魔女 サイロンの浄化を開始する」
感情の乗らない無慈悲な声。
足元に置かれた薪に油が撒かれ火が付けられる。
それになんの恐怖を抱かなかった。
やっと死ねる。
ここから、この地獄から抜け出せる。
その事でいっぱいだった。
……
…………はずだった
「ア゛ヅイ゛!ィ゛ゃ゛ぁ!ダズげで!」
「ヴっ……ぁ゛…ィゃ……じニだク゛、なィ…」
嘘
「だス゛げ…て、ぱパ… ママ……」
嘘
死にたいのに、苦しいのは、嫌なのに…
シニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイシニタクナイ
私は…私は……死にたくない
「ダズげテ゛!ばパ!マ゛マ゛!」
野次馬が嘲笑う。やはりアイツは魔女だったのだと。魔王の使いであったと。
あんなに喚き散らして、助けなんて来ないのにと。
焼け死ぬまで嘲笑おうと。
『Won』
復讐は勿論




