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現実世界にできたダンジョンで気が付いたら最強の死霊神になっていた戦闘狂の話  作者: ダークネスソルト


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領域と神の序列

「さて。今からどうしようかな」


 さっき神神様の力によって上級死霊神になったおかげで力が漲る&不思議と色んな神の力というのが理解出来た。

 とはいえ実際にどんな風になってるのか目で見て確認したいして称号とかもどうなってるか気になるから恒例のステータス確認とするか。


「ステータスオープン」


 いつもの様に言葉を発するが何も出なかった。

 

「ステータスオープン。ステータスオープン。ステータスオープン。ステータス・・・???あれ?おかしいな?ステータスが開かれない?」

 俺の今までを支えてくれたと言っても過言ではないステータスが見れない。

 この事実だけで割と吐きそうになるくらい辛かった。

 マジでなんでや・・・。


 一人項垂れていたら目の前に世界を代表出来るような美貌を持った銀髪美女がいた。

 着物姿でイメージとしては最高級遊女ってのが一番しっくり来る。


「わっちの力を神になっても使おうとしてくれるなんて嬉しいわ~。でも、ごめんなさいね。同じ上級神にはわっちの力を適用させることは出来ないの~」

 

「もしかして。ステータスを司る神様ですか?」

 今この状況でこの発言、正直それしか選択肢はないと思う。


「様はいらないわ~。同じ上級神やし~。そうやよ~。わっちはステータスを司る神。上級ステータス神・ステスよ。よろしゅうね~」


「よろしくお願いします。死霊神の上野泰斗です。それで、ステータス神ってことはもしかしなくても俺含め今まで見て来たステータスって全てステスさんのおかげで見ることが出来たってことですか?」


「そうやよ~。でももう上野泰斗君にはわっちのステータスは必要ないよ~。自分の力を信じて好きなように力を振いなんし~。もうステータスという型に縛られる必要はないよ~。それだけの力があるからね~じゃあ、またね~」

 ステータス神であるステスさんは手を振って歩いていった。


「あ、ありがとうございます」

 今までステータスにお世話になったことも考えて頭を下げて見送った。

 暫く頭を下げた後に俺は考える。

 

 ステスさんは上級神だ。そして俺も上級神だ。ステスさんの言葉的に同じ上級神である俺にはステータスというステスさんの権能が及ばなかったということなのだろう。

 ステータスという枠組みから外れこそしたものの今の俺の感覚的に前の数十倍以上の力を感じる。多分ステータスがあった時以上の能力を発揮できると思う。

 ステスさんの言葉的にステータスという枠組みに縛られなくなってるからそういう意味でも更に色んな力を発揮できるんだろう。

 とはいえ、今まで俺を支えてくれたステータスがなくなったのは正直悲しい、悲しいけど・・・これも成長って奴なのかな?

 そう考えると感慨深く感じるな。


「ねえねえ、君が新しく神様様から正式な神として格を与えられた子だよね?君はどんな領域を作るのかい?」


 一人思い耽っていると金髪ロリ美少女が話しかけて来た。


「領域ですか?それってあの?」

 近くにある他の神が作ったであろう領域を指さす。


「そう。それだよそれ。ミーは中級領域神・ミース。よろしくね」


「あ。はい。よろしくお願いします」


「ミーは領域の神だから他の神が領域を作るのを手伝いたいの」

 

「なるほど。その領域ってどんな風に作るんですか?」


「ふふふ。よくぞ聞いてくれた。教えてしんぜよう。領域の作り方とは正直めちゃくちゃいっぱいある。

 自分の権能の力で一気にバーって作っちゃう神もいるし、他の神に協力して貰って作る神もいる。自分の眷属や使途に作らせる神もいるし、他の神の領域を奪う神もいる。自分にあった方法で好きに作ればいいと思うよ。

 でも、ここにはミーがいる。ミーならば領域を作るのが得意な神を紹介したり、領域を作りに長けたミーの眷属を紹介したり、場合によっては奪えそうな神の領域を教えたりしちゃうよ。もちろん対価は貰うけどね」


 なるほど。この領域の神ミーって子は文字通り神の領域つくりを手伝ったり、情報を伝えたりして対価を貰って成長してるのか。面白いな。でも俺にはどれも必要ないかな。


「その領域を作るメリットって何ですか?」


「メリット。よくぞ聞いてくれました。領域というのは神の場。神の座。神の世界。領域にいるだけで神は領域から力を貰ってより強くなったり、領域に侵入してきた敵対者を弱体化させたり、有利な地形で迎撃をすることが出来ちゃうのです。

 他にも同じ神を領域に呼んで神合コンや神パしたり、領域に眷属を呼んで褒美を与えたり、領域を自分の過ごしやすい形にして自堕落に生きたり。それはもう、領域があるだけで文字通り世界が変わります。

 人間界の言葉でいう所のハイパー便利で大切なお家のようなものなのです」


「なるほど。それは確かに領域を作っても良さそうだな」


「そうでしょ。そうでしょ。それで、どんな領域を作ります。ミーが手伝ってあげますよ。あ、その前に貴方の神名を聞いてなかったですね。どうせ成りたてなんで下級神だと思いますけど領域つくりの為に教えてください」

 下級神だと勘違いしてたんだ。さもありなんだな。まあ、別にどうでもいいけど。


「あ~。一応上級死霊神・上野泰斗です」


「え~。いや。ハハハ。そんな嘘、いや神名は嘘をつけない。て、こ、と、は」


 その瞬間、中級領域神・ミーの顔色が一瞬で真っ青になり、スライディング土下座をかます。


「上級神様だとは知らず、大変、大変申し訳ございませんでした~~~~~~~」


「何々何々?別にいいよ?気にしてないし。それより領域っての俺も作ることに決めたけど、これ何処に作ればいいとかある?」


「それでしたら、空いている場所であればどこでも大丈夫です。上級神様、それも上級死霊神様である上野泰斗様でしたらこの区域にいる下級、中級の領域であれば更地にしたって構いません」

 多分、アレか?神の上下関係って俺の想像以上にえぐいんかな?


「いや。構うよ。そんな怖い事しないって。まあ、色々教えてくれてありがとね」


「いえいえ。とんでもございません。何かありましたら私をお呼びください。いつでも駆けつけさせていただきます」


「その呼ぶってのが理解出来ないけど?何?連絡先とかでも交換するの?」

 さっきから他の神もなんかそんな感じで行ってるけど、割と不思議だったんだよな。


「私の説明が足りておらず申し訳ございません。神である私達は念じただけで一度知り合った神であれば自由に連絡を取ることが出来るのです。これは上級念話神様であらせられる・念力様のお力であり、ここ第57神界の力が届く範囲であればどこでも問題なく念話が可能なのです」


「ほお。なるほどね。オッケー。納得したよ。ありがとう」


「お役に立てたようで何よりです。では、失礼します」

 領域神は足早に去っていった。

 いっても俺神としては成りたてだから、俺の感覚的にはそんな敬うとかいいんだけどな。まあ別にどうでもいっか。


――――――――――――――


 補足説明

 神同士の上下関係はあるにはあるのですが、ケースバイケースがほとんどです。

 例えば死霊・闇系統の下級・中級神であれば、上級死霊神である上野泰斗に対しては絶対的な上位存在として敬う必要があります。

 そうでない、下級光神とか中級教師神とかは別にそこまでって感じです。


 変な話、死霊・闇系統であれば会社とか組織の上司部下のような関係で、そうでない場合は、別の会社・組織の偉い人だなって認識です。


 で、今回の領域神があんなに敬った理由はズバリ詐欺をしようとしてたからです。

 神だって一枚岩じゃないですし、むしろ人間くささがかなりあります。

 領域神は何も知らない新人の神に領域を作るっていう名目で不当に材料や信仰心を搾取したりしてます。

 とはいえ。バレた所で下級と中級の神だと圧倒的な力の差があるので問題ないですし、これもまた神界勉強と他の上級の神も見て見ぬふりをします。

 簡単に言えば詐欺をしかけようとした相手が圧倒的な格上の上級神である主人公だと気が付けたので慌てて撤退したって感じです。

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