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強奪のグラディア  作者: 七枝選考
大罪の枝と嫉妬する翼膜編
18/23

第十八話:真実をぶち壊せ:

食事を済ませた俺達はアジトへ帰る事にした

時折シトラス、レモ=ネードは何かを思い出すような

そぶりを見せるそしてそれを振り切るように

歯をくいしばり首を振る何かコレが過去に関わる

モノなのだろうか?そんなに分かり易いモノか?


「何か思い出してるみたいですが大丈夫ですか?

例えば殺した人の顔を思い出したとかですか」


そう聞くと何やら言いにくそうに唸る


「俺もつい最近親の仇を殺したんですよ、

何か思っていたのと大分違ってソイツは自分の

守るモノの為なら命なんか簡単に差し出せるヤツで

最終的に俺が殺して処理しただけで他の誰でも

ヤツの心を受け入れられれば殺せたはずなんです

何で最期を俺に任せたのか今でも分かりません

きっと誰かの死やそれに関わった人は必ず 

その人だったなんて決まって無いんです

人は必ず死ぬ当たり前の事で関わったなら忘れず

引きずって進んで生きるしか無いんですよ」


彼の何かを分かち合えただろうか?


「そんなの重てェよ死人の顔何か忘れて

何も考えずに生きた方がよっぽど楽なのに、

何で何で俺は殺しちまったんだ育ててくれた

人の為にぶっ殺して盗んだらそれが本当の親だった

オマエあの気色悪い感覚忘れられるのかよ!!

俺は全部無くして隠して生きる方が楽だ」


シトラス・レモ=ネードはこちらを睨んでくる

おそらく俺は地雷を踏み抜いたのだ


「親父には言っておく出ていくべきだ二度と

組織に関わるなオマエには死んで欲しくねぇよ…

俺とはだいぶ違うんだから」


コレは調査失敗か?


「分かったコイツらは組織には関わらせない

ここからは俺の商談だコイツを追い出すとなると

俺も組織を離れる事になる…でだな俺達の方に

逃げ込まないかオマエの能力も殺した実母の件も

何とかする方法がコチラには有るそもそも教会から

逃げてるから組織に居る必要が出てその結果

この国自体から逃げられないというわけだOKだ

全部ぶっ潰して外に逃げようぜ俺ならではの方法で」


ジタンが急に謎の提案を投げかける

それにたいしシトラスは


「どういう事だ逃げる方法なんてないだろ!」


指をチッチッと振りジタンは答える


「助手君の故郷は別の国でね結構地位もある

だからオマエを適当な罪で連れ帰り無罪釈放

なんて事も出来るその代わり力は彼に譲ってもらう

ちなみに特異体質で呪いは意味を成さない

あとついでにもう一人連れ帰っても国境を越えれば

あちらの法で裁かれコチラの管轄外になる

つまり君の父親を捕まえて船を飛ばし国境を越える

何とも派手で俺好みの方法だ船も特別製のがくる

安心して俺達とこいよコイツの故郷は良い所だ」


少し迷いながらもシトラスは手を伸ばす

それをジタンがグッと握り返す


「まずは教会まで殴り込みだオマエを捨てた

全ての元凶をぶっ飛ばしにいこうぜ、

スカッとするし長い目で見りゃこの国の為だ」


坂道を登り続けると聖イタルティア教会が

見えて来るここにシトラスの父親がいるのか


「お祈りの時間だオラァ!!」


ジタンがドアを蹴破り入る


「俺はジタンというが実は司教様に

ある疑いがかかってるまあよその国の話だが

連れて来いと御命令だしょっぴいて連れてくから

覚悟して待ってろと伝えると良い俺は仕事だから

無理にでもついて来てもらうから観念しろ」


奥に大広間があるようだおそらく

そこにシトラスの父親がいる俺は周りを見渡し

そして上部のステンドグラスを

砕き人を下がらせる


「今だ奥に急ごう追ってが来るかもしれない」


俺達は扉を開け放ち中に入る


「父さん俺だシトラスレモ=ネードだ

母さんと同じ名前名乗ってんだから

分かるだろ何故俺と母さんを捨てたんだ

俺だけで良かった筈だろ!何でだ!!」


奥にある小太りの男性はコチラを

睨み言葉を吐き出す


「穢らわしい呪いの子そしてそれを産んだ

穢れた女など悍ましいオマエ達に

生きる価値など無い、誰かコイツらをひっ捕えろ」


シトラスは拳を握り震える

いや彼は怒りで震えているのだ


「テメェみたいな心がドブみてぇなヤツの為に

母さんは耐え続けたのか?テメェみてぇな

クズなら全力で殴れる俺はルークみてぇになる

ちゃんとテメェを背負って生きていく歯ぁ食いしばれ

殴って島流しにしてやるぜオラァ!!」


シトラスの腕に黒い靄で覆われ力がます

そして一瞬で数人いた教団員を倒し

実父を気絶させる、よしあとは逃げるだけだ


ドアを蹴破り周りを弾き飛ばし進んでいく

だが扉を抜けると眼前に崖が広がる、

道を間違えたか?戻ったら捕まる


「気合い入れて崖から飛べ!安心しろ

ちゃんと俺の魔法が有るから大丈夫だ」


空を飛ぶ魔法なんて知らないが大丈夫か?


「うおおぉおおぉおお!!」


空に身体が放り出され四つの人影が

崖下の特殊船へとゆっくり降りてゆく


「お疲れ様ですそちらが件の二人ですね

体調にもてなしますルルとスウ・シユ=ロールさんが

船内でお待ちですジュリー・ボンさんは

別の船で参るそうですおそらく証拠整理かと」


レオがそう言って迎えてくれる助かる

その後司教ことロフ・サンダル=センを

倉庫に閉じ込め鍵をかけシトラスは

甲板で話す事になった内容は何の容疑で

シトラスには数日中タダ働きになるだろう話


まぁ彼は真剣に話を聞いてたし大丈夫だろう

船はもうコチラの海域付近だそう思った時

前方に複数の船が来るがこの船は大猫の店主が

使っていた剛蛸丸という船でわかり易い仕掛けが

幾つも船に仕込まれている、つまり……


「ゴタ魔導砲!発射じゃあ!!」


船頭辺りから眩い光が放たれ的艦隊を沈めていく

正直コレはどう説明すれば良いのか分からない

が光が薙いでいったとしか言えないので帰ったら

法廷で艦隊を薙ぎましたと言うんだろうか?


一つ特殊な船が残りコチラに向かってくる

するとシトラスがゆっくり話だす


「アレはボスの戦艦だやっぱり追って来たか

ちょっと手が震えるが乗り込んで倒すしかねぇよ」


拳をシトラスの前に出す


「ここまで来たんだボスを倒して外に行こう」


俺がそう言うとシトラスは拳を合わせてくれる


「マッチかかって来いぶっ潰してやる」


俺がそう言うとマッチは不快そうに

クビを指でなぞり挑発して来る


「準備を済ませて乗り込め!ぶつかるぞ」


船同士がぶつかり板橋をかけ敵船に乗り込むと

ぞろぞろとマッチファミリーの船員が出て来る


「このマッチ・ラケットを舐め腐りやがって

海の藻屑にしてやるかかって来い小僧」


そう言うわりには随分と手下が多いな?

取り敢えず鉄鞭を広げ敵を海に放り出す

と雑魚達が騒ぎだす


「ちょちょ、うわァあ!!」


数人を海に投げ込むと奥から数人が現れる


「蛸みてぇな野郎だな!クソ面倒だ」


指をクィッと動かし挑発する


「使えない部下じゃなく、オマエが

かかって来いよまさかビビってるのか?」


俺がそう言うとマッチは悔しげに爪を噛む

だがその時手下が耳打ちし奥の部屋に逃げ込む


「何する気だ…アイツ逃げただけか?」


突如奥の部屋の扉が吹き飛び奇妙な

ゴーレムのような何かが出てくる

だが人が一人乗れるほどで強そうには見えない


「コイツの力を見せてやる!!集まれ子分共!」


集まった子分から何かエネルギーが

子分から抜けゴーレムに入っていく

するとゴーレムから蒸気が出て

どんどん力を増しゴーレムが金色に輝く


「コレがこのアイアン・ゴージャスの力を

人の生命エネルギーを力に変える

超技術エンジン搭載のエルフの禁忌とされた

力だいくらオマエ達とてコイツには敵わんのだ」


確かに凄いがルルは欠伸をしてる何か欠点が

あるのだろうか?そう思った時空から鉄の騎士が

降りてくる、そういえばルルにはコレがあった


「その子の名前は生命式人操作型機械兵

アイアン・ゴージャスなんて名じゃ無い、

ちなみにこの子はヴァルキリーその子の

大分後に出来たエルフの防衛兵器多分

貴方の方がこの子に敵わない筈何故なら

制作年月日もコアも違いそれには欠点が有る」


ゲラゲラとマッチの笑い声が響く


「このアイアン・ゴージャスに欠点も

負けも無い何故なら全てを屠って来た

コレに勝てるゴーレムなどいない」


だがルルはヴァルキリーに乗り込み

エネルギーをヴァルキリーの口に集める


「戦華砲発射!!」


ヴァルキリーの口から熱線が放たれるが

アイアン・ゴージャスはエネルギーを

吸収しミシミシと巨大化してゆく


「それがその子の欠点、ゴーレムは

本来人を乗せるように出来てない、

つまりエネルギーを吸えば吸うほど

乗組員を押し退け巨大化してしまう」


「ぐあぁあああ!!腕が足が潰れてしまう

ガガガガカっ嘘ダァああ、こんな馬鹿な馬鹿なぁ、

誰か助けてくれ狭い苦し、いゃあァアアア!!」


スピーカーからグビョっ!という音と共に

マシンが海に倒れてゆくマッチ・ラケットは

自分が操作したマシンの力により自滅した


「嘘だろボス、ボスぅ俺達どうすりゃ良いんだ?」


嘆いている所悪いが邪魔なので海に蹴り飛ばす


「さっうちのお姫様が活躍してくれて

もうすぐ国境も越える、何かやり残した事ないか?

ここを越えるともう当分帰れないぞ?」


「多分敵船の中にマッチの息子が居るなんつうか

アイツは許してやりてぇし連れてっていいか?」


先程機械が出て来た部屋を見ると隅で震えてる

美少年がいる本当にこの子はマッチの子なのか?


「三番目の嫁さんの子供らしい何人かいたが

まともそうな女もその人だけだし命をかけて

産んだ子供だこんなとこで終わらせらんねぇよ、

本当に悪ぃがオメェの親父沈めちまった

だから兄弟としてついて来てくんねぇかな?

色々あったがオマエはどんな時でも笑ってくれた

だから出来る限り笑えるように頑張るからさ」


シトラスの手が少年の手を優しく掴み

少年は少し考え頷くきっと未来があると信じて


「もうすぐ俺達の街に着くよ案内する

その前に倉庫のアイツを騎士に引き渡さないとな

二人のことは大猫商店で所で預かってもらって

その後なるべく軽く済むように手続きした

形だけの尋問を受けてこの国で暮らす事になるね」


シトラスが頭を下げて礼を言う


「本当に世話になった、いやままだ世話になる

かもしんねぇ、俺はルーク・グラディア=ハートに

何かがあったらキッチリ礼を尽くす何も無いのが

一番だが、絶対にこの恩は返す、何があってもな!」


そのうち力を奪わ無いと行けないが

新しい日々を始める彼等なら大丈夫だろう

呪いに飲まれる事はない正しく使える筈だ


「みんな、俺達の家に帰ろう!」










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