第十一話:新たな旅路:
俺はハン・リュウドウを殺した、剣の感触は消えずっと
そして森林峠に今彼は眠っている死が知られれば
この国のだけで無く彼の守ろうとした国も民も
多大な犠牲を出すからだ、俺はきっと背負っていく
この心の奥に彼が国を民を愛し知られる事無く
消えていった事も彼が犯した取り返せない罪も
いつか皆が許し切って彼等に平和が訪れるまで
「言って来ます、みんな」
俺はリリスに言われた次の目的である
魔王の住む場所を探す為に旅に出る事にした
その為にまず情報がいるので大猫商店へ
行って話しを聞いてみる事にした彼は
魔王の住む場所を魔王が何者かを知ってるだろうか?
俺達は馬車に乗り込みバルト領までゆっくりと
進んでゆく魔物が出てくる気配も無い昼下がり
小腹が空いたので途中停留所で
マジックバッグに入れてきたバゲットサンドを
皆で食べた、外で食べる食事も良いもんだ
「あ!乗ります、すみません」
馬車に再び乗り後はバルト領まで止まる事は
無い筈だが、馬車の中は他にローブの優男と
子連れの婦人商人だろう少し派手めな男
などがいるおそらく皆バルト領に帰る所だろう
退屈したのか二人が欠伸をし俺もつられてする
平和だ驚く程のどかな大地である緑も多く
涼しい風が吹いてくる陽射しが眩しい途中
石橋を渡りバルト領の石壁が見えてくる
丈夫な門を幾つもの馬車が通ってゆく門番の
話しが聞こえてくる北方の他国が領土をめぐり
戦争を始めたらしい我が国へ輸出される
魔動力装置の部品に滞りが見られるらしい
バルト領は機械を全国に販売してる会社も多い
彼等にとって日常の悩みだ終戦を願うばかりだ
「着いたぁ〜早めに宿を取って大猫商店へ
向かおう街の中心部まで行くと宿木亭と書かれた
宿の看板が見えるここにしよう全員で金貨3枚
食事付きで金貨5枚まぁこんなもんだろう
鍵を預け宿の木札を受け取り大猫商店へ向かう
のだが下手な尾行をするユウキ・バンジ=トウロウマル
とかいう人何故彼女が俺達に着いてくるのだろう
念の為遠回りして袋小路に誘き寄せるのだが……
「何の用事ですか?勇者様」
柱の影からばつが悪そうに出てくる
悪い人には見えないが実はポンコツなのかな?
「その…実は探し人がいて、何かと話題の諸君を
追えば何でも売っている大猫商店とやらに
行けるかもしれないと追って見たのだが
不快にさせたなら申し訳ない他をあたろう」
勘がいいのやら悪いのやらう〜ん
どうしたものか?
「騒がないなら、連れて行こうと思う」
二人が心配するが仕方ない
「俺達も今から大猫商店に情報を聞きに行く
ところ何だ、気をつけて着いて来てくれ」
おお!と何やらバタバタと手帳を取り出す
「記録が残る物はよしてくれないか
これから会う店主は気難しい人なんだ」
多少しょんぼりとしてるが、理解いただいたようだ
勇者を連れて大猫商店へ歩いて行く大丈夫だろうか?
人通りの少ないシャッター街まで歩き
シャッターを開け歩いて行くとスーツ姿の
大男がこちらに歩いてき話しかけてくる
「お久しぶりです、店主が待っています」
勇者は首を傾げる何故俺達が来たのが分かったか
という感じだろう、店主は他の生物から
俺達を見聞き術を持っているらしい
奥のシャッターを開けると駄菓子屋がある
ここが大猫商店の仮の姿だ普段は駄菓子屋をしてる
「デカイ猫だなぁ、触って良いのだろうか?」
まぁ普通はそういう反応になるだろう
「そのお猫様がここの店主だよ、あまり無礼を
働かない方がいいから撫でるのはやめておこう」
ふすぅと鼻から息を吐きゴロンと立ち上げる店主
あ
「まぁ撫でたいなら撫でてもかまわんが
おぬしは客なのかたまたま迷い込んだ子供か
どちらでここが何を売っておるか知っているのか?」
勇者は目をパチクリさせ
「情報を売ってくれると聞いて来たのだが
どうか私に情報を聞かせていただけないだろうか」
どこからかキセルを出しふぅあっと煙を吐く
「金次第で何でも売るが情報じゃな何を聞く」
勇者はある疑問が浮かぶ
「されは協力な武器や道具も売るという
意味だろうか?それなら剣が鈍って来て買い替え
たく思っていたところで助かるのだが」
再びふぅあと煙を泳がせ
「オマエ何も知らず何も聞かず信用もされず
ここに来たのか?ここは外とは違う場所だ
行き場を無くしたものが可能性を求め来る場所
早い話しがここの商品は人じゃ武具はオマケ
今来ても心に傷を負うだけじゃ何故連れて来た」
勇者は戸を開けようとするが猫は言う
「国に言ったとて無くならんぞ此処はそもそも
オマエ達の国はシャッターの前まで誰も
この村には手を出せんここは我が国、我が領土
何人も手は出せん力で追い出すか?オマエ一人
ではこの山本五郎左衛門引けぬ媚びぬ顧みぬ!!」
勇者は剣を抜くそれに対して俺は
「騒ぐなって言った筈だが、収めてくれるかな?」
どうどうと宥めて理由を聞くと店主は
魔王と呼ばれる特殊な存在で俺達が探してるのとは
また別の魔王らしい、というか魔王って
複数いるのかややこしいな、そして勇者は
人と敵対する魔王を倒し世界を平和に保たねば
ならないその為剣を抜いたらしいが
「そりゃあ勇者が悪いね、何故って店を守る為に
店主が怒るのは当然だし全部倒してちゃその分
平和から遠のくだろ?魔王だとしても人類に敵意は
無い穏健派の案外優しい魔王だよ引かぬじゃなく
店の為に引けぬって言ってただろ?ちゃんと聞こう」
勇者はグゥのねも出ない
「申し訳ない他の魔王が何処にいるかを聞きたい」
ふぅあと煙の輪を飛ばし
「人類は兎も角勇者は敵対したいかもなぁ、
何か硬いもん食いたいけど無いかなぁ」
魔王の傲慢さに勇者は怒りに打ち震えている
見かねた俺がマジックバッグからある物を取り出す
「干し肉で良いかお猫様、勇者を揶揄わないで
あげてくれ、とても真面目で不器用な人なんだ」
うむうむ、と言い肉を齧るお猫様
他の猫には塩を効かせた干し肉など
与えてはいけない彼そもそも猫じゃ無いのだ
「まぁ勇者よオマエ言い分も分かるだから
酒でも飲みながら話そうでは無いか」
そういうと店の奥から小人が樽を運んで来て
蛇口を捻りジョッキに酒を入れ、ささっと
レモンと蜂蜜を小人が入れてくれる
奇妙な光景だするとお猫様は何かを唱え
ふんッと気張り煙とともに着物を着た
美丈夫へ変貌する人化の術てやつか本体だろう
「おぬしは魔王を良く無いものと思い倒してる
ようだが魔王とて理由があって行動をする生物
おそらくオマエが探している魔王は予想できる
吸血公アスモデウスではないか?ヤツにも理由がある
それは大抵の魔王が持つ七大呪と言われる呪い
ヤツは美しい女性の血を飲まなければ朽ちて
灰になり土に帰る事になる、そこのぼうずは
八つめの大呪原罪の力によって死の淵から
蘇ったが契約主と同化し契約から逃げれんのだ」
そう言い酒をグッと飲む
「原罪の大呪は全ての呪を力に変え世界を解放する力
そして魔王を倒した者に大呪は移動する
つまりそこのぼうずが倒すしか被害を無くす
方法は無いあとぼうずオマエは気づいて無いだろうが
既にヤツから怠惰の大呪が移動しておる
自分の中に精神を集中すれば新たな力となろう」
ハン・リュウドウの事か彼の呪いとは何だ?
「彼はどんな呪いだったんだ、良ければ
教えてほしい止めを刺した者として知っておきたい」
「一言で言うと己で運命を変えれなくなる呪い
だからこそオマエに可能性を感じ最期を託した
まぁ誰かを巻き込む為死ねず他者に従い続け
やっと大呪と義務から逃げれたのだ
ヤツにとっては救いかもしれん勿論オマエは
そのような事はにはならないいつ気づいたのだろう
もしかするとオマエの件だけはアイツの意思だった
のかもしれない…もう怒る事も出来んのにすまん…」
救いを求めて殺される為にリリスを求めたのか?
何か理由があったとは思っていたがそうか
運命に囚われその運命から抜け出す為に
大丈夫だもう全てを許すと決めたんだ
「問題ない俺はちゃんと受け止めた、ヤツの
信念と思いを全て受け止め背負って、歩んでゆく、
それより吸血公アスモデウスという男の事を知りたい
多分今回リリスが選んだ魔王はソイツだと思う」
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