↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に召喚された俺たちですが、どうやら仲間を殺さないと帰れないようです   作者: 高野
【第1章】生き残るために

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/33

【11話】絶対絶命のピンチ

「ガーディアン……」


目の前に立つ巨大な魔物。


右手には大剣、左手には盾を持っている。


こいつもゴーレムと同じように、【水噴射】や【毒】は効かないだろう……。


頼れるのは、【畜撃】ぐらいか。


だが、さっきのゴーレム三体との戦いで【畜撃】を発動したばかりだ。今、蓄積されているダメージはゼロに等しい。


俺はこいつの攻撃を受けても耐えられるのか……?


ダメージを蓄積できたとしても、一撃で倒されてしまえば意味がない。


「とにかく、今は攻めるのみ!」


俺は剣を握りしめ、ガーディアンに向かって走り出した。


ガキンッ!


しかし、俺の剣はガーディアンの盾に簡単に弾かれてしまう。


「そう簡単にはいかねぇよな……!」


俺は何度もガーディアンに攻撃を叩き込む。


ボスのグリムマンティスがそうだったように、こいつにも何か弱点があるはずだ。


俺は剣を振るいながら、ガーディアンを観察する。


巨大な鎧に、大剣と盾。


隙はまったくない……。


だが――。


ガーディアンの胸元。


そこには、赤い宝石が埋め込まれていた。


まるで心臓のように、怪しく輝いている。


「あそこか……!」


俺は指先を向け、宝石に狙いを定める。


「【水噴射】!」


ゴゥッ!


勢いよく放たれた水が、赤い宝石を直撃した。


ダメージは大したことない。


だが、その衝撃でガーディアンの体勢が崩れた。


「やっぱり!」


間違いない。


あいつの弱点は、胸元に埋め込まれた赤い宝石だ。


あそこに強力な攻撃を叩き込めば、倒せるかもしれない。


問題は、どうやってあそこに攻撃を当てるか……。


剣で斬りつけようとしても、盾に防がれてしまう。


とはいえ、幸いにもこいつの動きは遅い。大剣にさえ気をつければ、攻撃を避け続けることはできそうだ。


やはり使うとすれば、【畜撃】。


問題は、どうやってダメージを蓄積するかだ。


あいつの大剣をまともに受け止める自信なんて、まったくない。


だが、それ以外に方法が思いつかない……。


待てよ……。


もしかしたら、いけるかもしれない。


「見とけ、ガーディアン! 今からお前を叩きのめしてやる!」


俺は覚悟を決めた。


俺は、心臓ギリギリに剣を刺す。そして、そのダメージを【畜撃】へと蓄積する。


「ぐっ……!」


想像していた以上の負荷が全身を駆け巡る。


やはり、自分の身を犠牲にするのは簡単じゃない。


だが、これで……!


俺は残った力を振り絞り、ガーディアンの顔めがけて剣を投げつけた。


ガーディアンは反射的に盾を掲げ、顔を守る。


「胸元が隙だらけだぞ!」


その瞬間、俺はガーディアンの懐へと潜り込んだ。


そして、赤い宝石の目の前までたどり着く。


「くらえ! リミットブレイク!!」


蓄積されたダメージが、一気に赤い宝石へと放たれた。


ドゴォォォォン!!


「ウゴォォォォ!!」


ガーディアンが苦しげな叫び声を上げ、巨体を揺らしながら倒れ込む。


「どうだ……。やったのか……?」


俺は距離を取り、ガーディアンの様子をうかがった。


ガガガガッ!


「嘘だろ……!?」


ガーディアンは再び立ち上がった。


だが、相当なダメージを受けたのだろう。今にも倒れそうなほど、体をふらつかせている。


「クソッ……! 動けねぇ……!」


さっき自分に課した代償が大きすぎて、立ち上がることすらできない。


絶体絶命。


そんな俺の事情などお構いなしに、ガーディアンは大剣を振り上げた。


そして――。


俺にめがけて、容赦なく振り下ろした。

よければ、感想や評価をいただけると嬉しいです!

次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。