第43話「世界が選ぶのをやめた日」
オープニングテーマ「HUMMING」
https://youtu.be/azhMg2sRa5g
鐘は、十三回目を鳴らし終えなかった。
ご――。
低い音が半分だけ広がり、そこで切れた。
卒業生が投げた帽子は、講堂の天井近くに浮いている。
拍手をしていた手は、触れ合う一寸前で止まっている。
舞台袖の紙コップから立つ湯気は、白い縄みたいに曲がったまま動かない。
窓の外では、開きかけた桜のつぼみが風に押されていた。花びらになる前の薄桃色が、枝ごと一枚の絵へ貼りついている。
音がない。
大勢がいるのに、息をする音さえなかった。
オレは吸った。
同時に、床下の自然節が一度だけ脈打った。ハヨンの端末で、十三の青い輪の一つが消える。
一節。
胸が動く。
隣にいた藍羽も目を見開き、息を吸った。
二節。
先輩が接地保持していた雷綴を床へ突く。崑崙由来の法宝へ教授が外装を加えた棒は、外布を焦がし、管理刻印を失っている。こつん、と音がした。その音だけが、広い講堂で迷子になったみたいに小さい。
三節。
「動ける人を確認」
ハヨンが言った。
眼鏡の内側で、目だけが素早く動く。
「お兄ちゃん。藍羽さん。西能寺先輩。時任さん。閑崎さん。霧崎さん。キャリー博士。私。八人」
「教授もだ」
オレは壇上を見る。
教授は鐘の下から消えていた。
零頁だけが、空中で開いている。
何も書かれていなかったはずの頁へ、赤い線が一本ずつ増えていた。線は講堂の壁を越え、床を這い、生徒たちの靴の影へ刺さっている。
四節。
「ひなた」
前列の端にいたひなたへ駆け寄る。
ひなたは卒業生へ渡す花を抱えていた。
口元に、笑みが残っている。
楽しいから笑っている顔じゃない。
今日の式がうまくいって、椅子も証書も足りて、全員が予定どおり帰れる。それを確認した時の、小さな安心だけを切り取った顔だ。
「ひなた、聞こえるか」
肩へ触れる。
温かい。
生きている。
でも、揺れない。
瞳の中で、オレの姿も動かなかった。
五節。
「正式選闘じゃありません」
蓮が壊れた時門時計の中核を握る。
青い頁と一本の針。外装を失った針は、進もうとして、見えない壁へ何度も押し戻されていた。
「挑戦宣言がない。相互請求も、受諾の問いも、審判音声もない。これは教授の管理者権限による固定です」
「なら、何でオレたちは動ける」
先輩が周囲を見る。
講堂の外へ続く扉の向こうにも、止まった生徒がいる。
一人だけじゃない。
誰もが、同じくらい満足そうに笑っていた。
六節。
「文化祭と、さっきの再演」
講堂に置いた水鏡の投影が、零頁を見上げた。
日本へ来ているのは、アトランティスの観測核に残る自律観測像を鏡面へ映したものだ。本物のキャリーじゃない。アトランティス最高の錬金術師の姿を写した、黒く長い髪の端が、水面へ落ちた光みたいに揺れている。
「自分で声を出した人だけが作った返却路。私たちはあれへ接続していた。総司が声を燃料へ変えるより先に、ほんの短い猶予が残ったのよ」
「ほんの短いって?」と藍羽。
「十三節」
ハヨンが答えた。
「道場と選塔の自然節が脈打つ十三周期。人の一呼吸より長い。もう六」
「数えるな。短くなる気がする」
「数えなくても短くなる」
「おまえ、こういう時にも正確だな」
「こういう時だから」
七節。
講堂の窓が、一斉に赤く染まった。
夕焼けじゃない。
外の景色へ、零頁の文字が重なっている。
校門を出ようとしていた卒業生の足。
横断歩道の途中にいる人。
町を走る車。
羽ばたく途中の鳥。
商店の鍋から昇る湯気。
全部が止まっていた。
車は衝突していない。鳥も落ちていない。熱い鍋へ触れた人は、火傷をする一瞬前で守られている。
事故がない。
喧嘩もない。
失敗も、遅刻も、次の後悔もない。
その代わり、信号は永遠に変わらない。
「完璧な朝の、完成形か」
オレは言った。
前に見た一種類のパンを思い出す。
身体に一番いい味。
誰も外れを引かない売り場。
何を食うか考えなくていい朝。
「目黒教授は、世界規模の補完圧を零頁へ接続しました」
ハヨンの端末へ、地球の形をした赤い球が出る。
見覚えのある観測節が、順に赤へ変わった。
海底ケーブルの近く。
氷床の下。
砂漠の井戸。
使われなくなった天文台。
母さんが一つずつ閉じていた、世界の継ぎ目だ。
球の横へ、外縁回線の小さな窓が次々開いた。
遠い港では、貨物を吊ったクレーンが動きの途中で止まり、固定が届く直前まで管制室へ積み上がっていた警告が、赤い一覧のまま止まっている。
別の国の駅では、信号が安全側の赤で固まり、列車は動かない。固定が届く直前、運転士たちが入れようとした連絡を、回線は同じ一秒の送信待ちとして何百件も抱えていた。
夜の放送局では、画面の時計だけが先に同じ時刻へそろい、話していた人の口が次の言葉へ進めなくなる。
事故が起きていないことと、混乱がないことは違った。安全装置が機械を止めても、そのあと何をするかは人間が決めなければならない。
「まだ全域じゃない。でも星環学園を原点に、同じ一秒へ揃え始めてる」
八節。
床から四十八本の線が立った。
一本一本が薄い壁になる。
講堂の椅子も、舞台も、止まった生徒も切らない。存在と存在の間へ、最初からそこに隙間があったみたいに入り込む。
「分断が始まる」
キャリーが言った。
「零頁は四十八基幹頁を別々の区画へ展開する。返却路に触れた者を、機能ごとに仕分ける気ね」
「仕分けられたあと、戻れるか?」と先輩。
「全頁が返却モードへ戻れば」
「戻らなかったら?」
「世界と一緒に、満足したまま止まるでしょうね」
「分かりやすい」
先輩が笑った。
明るい声だった。
怖くないからじゃない。
怖いまま立つ時の声だ。
九節。
「担当を確認する」
ハヨンが端末を胸の前へ持つ。
「命令はしない。私が見つけた必要条件を言う。誰がどれを選ぶかは、本人が答えて」
前のハヨンなら、最短の配置を画面へ出していた。
そのとおり動けば成功率が何パーセント上がるか、理由まで並べていた。
いまは、待った。
先輩が先に手を挙げる。
「雷綴の線はオレがやる。教授に集める線を、持ち主へ返す線に変える」
「棒を通せば、管理刻印が再起動する可能性がある」
「分かってる。だから流す。もう蓄えない」
雷綴の管理刻印の下に現れた、キャリーが復元した法宝本来の青い文。
流せ、蓄えるな。
先輩は自分で選んだ。
「僕は時刻同期を取ります」
蓮が続く。
「いまの学校と、止まった都市が別の一秒へ裂けたら、返す先を失う。壊れた中核だけで合わせる」
「外装なしの連続使用時間は未測定」とハヨン。
「だから連続使用はしない。最初の一拍だけを合わせ、あとは返却規約へ渡す。遅れるかもしれない」
「待つぞ」
オレが言う。
「聞かれる前に答えないで、お兄ちゃん」
「悪い」
蓮が少し笑う。
「でも、助かる」
鈴華は腰の鈴へ指を置いた。
「わたくしは、声を通します。本人が卒業式で選んだ言葉だけを。偽物も、本人に代わって誰かが言った正解も、通しません」
「声が多すぎれば、また反動が来る」と先輩。
「聞こえたからといって、すべてへ従う必要はありません。聞き分けることを、わたくしが選びます」
藍羽は拳を握った。
「私は気の循環。父さんが道場側を支えてくれるなら、塔側で同じ型をする。ハミンのところへは行けないんだよね」
「行けない」とキャリー。
「攻撃も防御も、渡せない」
「分かった。なら、道だけ残す」
藍羽がオレを見る。
「勝負は自分で勝って」
「当たり前だ」
「負けたら、私が怒る」
「それは困るな」
「だから勝って」
「それ、命令じゃないか?」
「希望」
「じゃあ聞いとく」
十節。
「私は同意鍵を調べる」
ハヨンが自分の担当を選ぶ。
「体育祭、文化祭、星見島、卒業式。安全のための同意を、未来全体の譲渡へ変えられないと、四十八分類全部へ証明する。お母さんの回線とつなぐ」
「ハヨン博士。最短だからではなく?」
キャリーが尋ねる。
「私が、同意を飛ばしたことがあるから」
ハヨンはオレを見た。
「今度は、聞かれていない答えを有効にしない」
「採用」
オレが言う。
「お兄ちゃんに採用権はない」
「じゃあ応援」
「受理する」
紫苑が一枚の札を指の間で回した。
「俺は結果を置く」
「大きい結果は駄目」とハヨン。
「先に言うな。俺も学習してる」
札には、まだ何も書かれていない。
「《選択が持ち主へ戻り始めた》。始めるだけだ。戻り終わるとは書かない。原因が通れる八拍も残す」
「実現可能性は?」
「こいつらが、これから作る」
紫苑が先輩たちを顎で示す。
「俺は原因を奪わない。来るまで待つ」
「成長したな」
「ハミン、おまえに言われると腹が立つ」
十一節。
キャリーが赤い零頁へ手を伸ばした。
触れた指先が、少し透ける。
「私は翻訳する。三つの法宝、同意証明、気の循環、逆因果。全部を、魔械文書が最初から持っていた返却文へ戻す」
「教授の文章を消すのか」
「消さないわ」
キャリーは答える。
「誰かが何をしたかまで消したら、責任も学んだこともなくなる。赤い校正を残したまま、その下の原文を読めるようにする」
「七人だ」
先輩が数えた。
「ハミンは?」
「教授のところへ行く」
オレは壇上の鐘を見る。
鐘の内側から、雲が流れ出していた。
屋内なのに、白い雲は床より下へ沈んでいく。
選塔へ続く入口だ。
「何を担当するの、お兄ちゃん」
「まだ分からん」
「分からないまま行く?」
「あいつがオレのを持ってる。それは取り返す」
男へ戻れる満月。
時間と循環の頁へ閉じ込められた、オレの帰還枝。
「でも、それだけじゃ足りない」
ひなたの止まった笑顔を見る。
先輩へ命じた昼飯。
左へ行きたかった誰かの声。
紫苑から落ちた名前。
オレが勝負を面白がるたび、軽いと思っていた請求も、相手の道を一つ閉じていた。
「オレが何を選ぶかは、向こうで決める」
十二節。
四十八の壁が閉じ始めた。
「ハミン!」
先輩が手を伸ばす。
届かない。
薄い赤い壁が、オレと先輩の間へ落ちる。
向こうの声が急に遠くなった。
「西能寺先輩、線を!」
ハヨンの声。
「分かってる!」
「お兄ちゃん。次に会った時、答えを――」
壁が重なる。
ハヨンの最後まで聞こえない。
藍羽の青い袖。
蓮が握る時計の針。
鈴華の黒い和装。
紫苑の札。
キャリーの透けた指。
七人の姿が、別々の赤い面へ切り取られる。
互いの区画は見えない。
誰も、オレのいる場所へ来られない。
十三節。
講堂が消えた。
*
足の下に、透明な階段があった。
下を見る。
星環学園が逆さに浮いている。
講堂の屋根も、時計塔も、校庭も、雲の上側にぶら下がっていた。
校庭では、卒業式のあとに外へ出た生徒たちが止まっている。
帽子が空中に散らばり、全員の顔へ同じ薄い笑みがある。
「趣味悪いな」
オレの声だけが、雲へ吸われる。
返事はない。
階段の左右には、細長い窓が並んでいた。
一つ目の窓に、町が映る。
自転車の前輪が水たまりへ入る直前で止まっている。乗っている子は、転ばずに済む未来を先に知ったように笑っていた。
二つ目は、遠い国の夜。
病院の廊下で、医者が手術室へ入る一歩前に止まっている。家族も泣いていない。失敗がまだ起きていないからだ。
三つ目は、海。
波頭が崩れない。
月光を抱えたまま、銀色の山になっている。
「教授!」
呼んでも、姿は出ない。
階段を上がる。
身体は女のままだ。
月の出の十五分前から鼻歌へ混じっていた低い倍音は、もう喉の底で強く鳴っている。腕と脚の距離感も、ときどき長くなろうとして揺れる。
なのに、変わらない。
帰還枝がない。
分かっていても、腹が立つ。
四つ目の窓は、天道宗道場だった。
おっさんが十三重円の中央に立っている。
藍羽と同じ天道纏気の構えを取り、ゆっくり腕を回す。こちらの藍羽は見えない。それでも二人の気が、遠い場所で同じ輪を描いているのが分かった。
庭の土へ、赤い亀裂が走る。
おっさんは踏み込み、亀裂を消すのではなく、左右へ分けて流した。
全部を支える力はない。
流れが途切れないよう、道を作っている。
五つ目の窓に、母さんがいた。
どこの国か分からない研究施設。
壁いっぱいの画面へ、世界各地の赤い波が出ている。
母さんは一人で全部を消そうとしない。学校から届いた同意原文を、国ごとの通信規約へ分け、強制固定の外縁だけを一本ずつ切っていた。
口が動く。
声は届かない。
画面に文字が出た。
《ハミン。外側は止める。内側の答えは、あなたが選びなさい》
「言われなくても」
六つ目の窓。
白いものしか映っていない。
雪じゃない。
父さんだ。
白沢衣は、白熊の着ぐるみへ化けた崑崙の法宝だ。白熊の外形を人へ見せても、中の父さんを一人の存在として魔械文書に観測させない。窓には、白い布のような光と、大きな足跡だけが別々に映っていた。
学園の地下で、地脈が持ち上がる。
白熊の両腕が、その下へ入っているらしい。
岩盤が一度沈み、止まった。
父さんは崑崙の仙人で、世界最強の男だ。本気で世界を殴れば、塔ごと壊せるかもしれない。
でも、そんなことはしない。
中にいる人間の選択まで壊さないため、ただ落ちないよう支えている。
白い窓の真ん中へ、紙が上がった。
【紙面:中は任せた。】
「短い」
思わず笑う。
窓の父さんは、笑わない。
紙を下ろし、地脈を支え続ける。
オレの胸元には、前にもらった空白の紙がある。
十三番目の門へ行く前、父さんが何も書かず渡した紙。
いまも白い。
「まだ書かねえぞ」
何を書くかは、オレも知らない。
階段の先に、扉があった。
取っ手へ手をかける。
開かない。
赤い文字が浮かぶ。
《返却担当者の相互移動を禁止》
「担当じゃない。オレだ」
《未分類》
「それ、答えになってないぞ」
蹴る。
扉は揺れなかった。
藍羽たちの区画へ抜ける道じゃない。ここで扉を壊しても、誰かのところへ行けるわけじゃない。
攻撃も、防御も、届かない。
オレは取っ手から手を離した。
扉の横に、もう一つ入口が開く。
雲上闘技場の前室。
白い床と白い壁。
正面だけが、空へ抜けている。
そこに教授が立っていた。
薄い色の髪。
サングラス。
紫のスーツには、卒業式の時と同じ皺一つない。
左腕だけ、袖口の下に赤黒い火傷が透けている。
「十三節を、よく使ったね。ハミンくん」
「みんなを戻せ」
「戻す、とはどの時点へかね」
教授は、止まった世界の窓を見る。
「事故の前か。喧嘩の前か。選んだ進路を後悔する前か。人は《戻りたい》と言いながら、戻る場所を一つに決められない」
「だからおまえが決めたのか」
「決める必要がなくなる地点を選んだ」
窓が一つ増える。
講堂のひなた。
止まった卒業生。
みんな、満足そうに笑っている。
「苦しんでいる者はいない」
「喜んでもいない」
「喜びを失う恐怖もない」
「次の昼飯も食えないぞ」
「君らしい反論だ」
「大事だろ」
腹が減る。
何を食うか迷う。
頼んだものが外れる。
藍羽におかずを取られる。
そういう次が、全部ない。
「正式な選闘じゃないなら、オレはおまえを殴って止める」
踏み込む。
教授へ拳を出す。
拳は胸を抜けた。
映像だ。
教授の身体が赤い文字へほどけ、オレの背後で組み直される。
「管理者固定の内部では、管理者へ届く経路も私が定める」
「なら、その経路を出せ」
「四十八頁の監査が終われば、拒む理由はない」
「先輩たちが何をしてるか、見えてるのか」
「いいや」
教授は穏やかに答えた。
「私にも見えない。零頁が分離した区画は、互いを観測できない。彼らが私を攻撃することも、君を守ることもできない。できるのは、既存の規則を本来の向きへ戻すことだけだ」
「それで十分だ」
「信じるのかね」
「信じる」
即答した。
教授は一度だけ黙った。
「委員資格を失い、道具を壊し、名前さえ不安定な者たちだよ」
「だから何だ」
「失敗するかもしれない」
「するかもな」
「君は、成功する唯一の配置を知りたくないのかね」
「知っても、自分でやるって言ったやつを動かさない」
先輩は線を選んだ。
蓮は時刻を選んだ。
鈴華は声を選んだ。
藍羽は循環を選んだ。
ハヨンは同意を選んだ。
紫苑は始まりだけの結果を選んだ。
キャリーは消さずに読むことを選んだ。
「失敗したら、次に別のを選ぶ」
「次が残れば、だ」
教授が空を指す。
闘技場の上に、月が二つあった。
一つは、雲の奥。
少し黄ばんだ本物の満月。表面の海がまだらに見え、薄い雲が前をゆっくり横切ろうとして、固定の端で止まっている。
雲上闘技場は空の方角を折り、講堂東側の高窓から見えていた月を頭上へ置いている。位置だけが位相空間の投影で、月齢と光は外の本物だ。
もう一つは、零頁の真上。
傷一つない白い円。雲より手前にあり、どこから見ても同じ大きさで、光の影さえ作らない。
偽物の月。
オレの足元から、影が二つ伸びる。
本物の月が作る影は、いまの女の身体。
短い腕。
低い重心。
一本に編んだ長い赤い髪。
偽物の月の下には、男の影が立っていた。
いまのオレより長い手足。
教授に奪われた、満月の姿。
低い倍音が喉の奥で鳴る。
変化の時刻は来ている。
それでも、肩も、腕も、脚も変わらない。
女の身体のままだ。
「選びたまえ、ハミンくん」
教授のサングラスへ、二つの月が映った。
「四十八の扉が開くまでに、君がどちらの影を本物と呼ぶか」
「先に決めつけるな」
オレは二つの影の間へ立った。
「本物は月じゃない。オレが、これから選ぶほうだ」
前室の奥で、最初の扉が鳴った。
エンディングテーマ「たいようは約束」
https://youtu.be/vCsi3UhBpp8




