第11話「一緒に昼飯を食う命令」
オープニングテーマ「HUMMING」
https://youtu.be/azhMg2sRa5g
体育祭の翌日、オレは筋肉痛で目を覚ました。
男だった頃なら、百メートルを一本走ったくらいでこうはならない。
脚だけじゃない。選択殻を投げた肩、旗を振った背中、時任を支えた腕まで痛い。女の身体へ変わってから、疲れは前と違う場所へ残る。
布団の上で膝を抱え、ゆっくり息を吐く。
痛い場所は、昨日使った場所だ。
母さんの言葉を借りるなら、これも運動データというやつかもしれない。
隣の部屋から、藍羽の声がした。
「ハミン、起きてる?」
「いま起きた」
「朝稽古、どうする?」
「やる」
立とうとした。
両脚が同時につり、布団へ倒れた。
「三分待ってくれ」
「やめときなさい!」
*
朝稽古は呼吸だけになった。
おっさんは「休むのも修行」と言いながら、自分は石の水鉢を片手で持ち上げていた。何の修行なのかは聞かなかった。聞けばオレにもやらせる。
学校へ着くと、校庭には昨日の跡が残っていた。
白線は半分消え、テントは骨組みだけ。入場門の星が一つ落ちている。ひなたたちが応援旗から手形の紙を外し、クラスごとの箱へ分けていた。
「昨日のこと、覚えてるか?」
ひなたへ聞く。
「リレーでハミンが突然コースを外れたこと?」
「その前」
「バトン渡した」
「そのあと」
「ハミンが旗のところにいた」
「そこまでの間」
ひなたは眉を寄せた。
「……何かあったっけ」
十三分が抜けている。
本人は抜けたことにも気づかない。
「時計が飛んだとか、拍手が変だったとか」
「拍手?」
「全員そろってた」
「体育祭だからじゃない?」
ひなたはそう言い、箱を持ち上げた。
「手伝って。普通の片付けくらい普通に終わらせたい」
「あとでやる」
「その台詞で本当にあとでやった人を、私はあまり知らない」
「オレはやる。その前に委員会へ行く」
ひなたが嫌そうな顔をした。
「また勝負?」
「たぶん」
「普通って難しいね」
「面白いぞ」
「ハミンにとってはね」
オレは委員会室へ向かった。
昨日動いた五人のうち、記録を持っているのは委員会だ。
見せてもらう。
断るなら、勝ってでも。
*
絶対運命補完委員会の部屋は、高等部校舎の最上階から中等部棟へ延びる渡り廊下の中央にある。
扉へ名前が金文字で長々と書かれているせいで、部屋の幅より看板のほうが広い。
中では時任が体育祭の報告書を作り、閑崎が領収書を机いっぱいに並べ、先輩がソファで寝ていた。
「起きろ、先輩」
頬をつつく。
「ハミン……デートか?」
「違う」
「じゃあ、あと五分」
「棒術の達人でも寝起きは弱いんだな」
「朝四時から撤収してたんだ」
先輩は目を閉じたままオレの指を掴み、握手してまた寝た。
閑崎が領収書から顔を上げる。
「ハミンさん。昨日の焼きそば屋から、試食分一食の請求が来ています」
「食べてないぞ。時任に止められた」
「では不正請求ですね」
「焼きそば屋を疑う前に、オレを信じるのか?」
「食べたなら一食で済むはずがありません」
「どういう信頼だ」
時任はペンを置かなかった。
「異常停止の記録なら共有できません」
「まだ何も言ってない」
「言う顔をしています」
「顔で予定を読むな」
「あなたの場合、予定が顔からはみ出しています」
こいつ、前より言うようになった。
机の上には、昨日の校庭を上から描いた図がある。何本もの赤い線が、観客席から中央へ伸びていた。選択殻の動きだ。
「それ、記録だろ」
「委員会内部資料です」
「オレも警備補助だ」
「選闘で決まった一回の警備は、とっくに終わっています。あなたが自分で続けた臨時警備も、体育祭終了時点で任期は終わりました」
「じゃあ延長する」
「選闘で得た条件を、敗者側が勝手に延長しないでください」
「面倒だな」
時任はようやく顔を上げた。
「だから規則があります」
「規則の外で起きたことを、規則の中へ隠すな」
部屋が静かになった。
先輩が片目を開ける。閑崎の指が、領収書の上で止まる。
「昨日の停止は選闘じゃなかった。挑戦者もいない。なのにオレたち五人だけ動けた。選択殻は、止まったやつらへ触ろうとした。次に起きた時、誰かが消えるかもしれない」
「だから調査中です」
「オレも調べる」
「部外者です」
「当事者だ」
「当事者だから、情報を制限します。あなたは危険へ近づく」
「おまえらも近づいてるだろ」
「僕たちは、それが役目です」
「誰が決めた?」
「僕が選びました」
時任は迷わなかった。
そう言われると、無理やり机をひっくり返す気にはなれない。
こいつは命令に隠れているだけじゃない。自分でここにいる。
「じゃあ、その選択ごと賭けよう」
オレは拳を机へ置いた。
「再戦だ、時任」
「筋肉痛では?」
「戦えば治る」
「治りません」
「勝てば気にならない」
「それを治ったとは言いません」
時任はため息をついた。
それから、銀の懐中時計を机へ置く。
「条件は?」
「オレが勝ったら、委員会全員を一度、一緒に昼飯へ誘う」
「なぜ昼食が加わるんです」
「おまえら、話す時に規則を挟みすぎる」
「僕が勝った場合は、次に今回の停止を独自に調べる前に、委員会へ一度連絡する」
「いいぞ」
「軽く答えないでください」
「考えた。三秒くらい」
「短い」
「三秒を軽く言うな、っておまえなら言うと思った」
時任の口が少し曲がった。
「先に言われました」
「昼飯は、先輩と閑崎が嫌なら無理に来させるなよ。おまえが誘うところまでだ」
時任が瞬いた。
「選択を奪う条件なのに、選べるようにするんですか」
「嫌がるやつと食っても飯がまずい」
「オレは行くぞ」
ソファから先輩が手を上げる。
「まだ勝敗は決まっていません」
「どっちが勝っても、ハミンとは食いたい」
閑崎も領収書をそろえながら言った。
「予算内でしたら、わたくしも」
「大盛りにしよう」
「各自負担です」
「分かった」
「返事が早い時は分かっていない時ですね」
*
午前中、二度目の雲上闘技場。
今日も動くのはオレと時任だけだ。
先輩と閑崎は、選闘開始と同時に入口扉の脇から姿を消した。扉は暗い膜に閉ざされ、観客はいない。聞こえるのは床下の一定音と、自分たちの呼吸だけ。
床へ条件が表示される。
オレが勝てば、時任は委員全員へ一度、昼食を提案する。
時任が勝てば、オレは次の独自調査の前に、委員会へ一度連絡する。
「選ぶ」
「僕も選びます」
『選択権移譲決闘を開始します。制限時間、十三分』
時任が懐中時計を開く。
オレは緋天衣の朱赤の上着を脱いで腰へ巻いた。ポケットの中身が落ちないよう、結び目を二度締める。
「準備してきましたね」
「もちろん」
「対策は?」
「教えたら速度差が消えるか?」
「消えません」
「じゃあ教えない」
時任が少し笑った。
『始め』
ち、ち、――ち。
三度ためらう秒針。
オレの周囲が五分の一速へ落ちた。
前と同じ。
足が泥へ沈む。腕が上がらない。編み髪が頬へ触れるまで、時任は四歩動ける。
オレは追わなかった。
鼻から息を吐く。
んー、と低い音を鳴らす。
歌じゃない。同じ長さで吐き、同じ長さで吸うための印だ。
時任が横へ動く。
拳は来ない。
オレの正面を避け、場外へ押しやすい角度を作っている。
鼻歌を切らさない。
遅くなっているのは身体だけじゃない。声も、肺も、心臓も、この領域の時間へ入っている。自分の一呼吸のあいだに、外側の時任が何歩進んだか。
四歩。
前回と同じ五分の一。
時任が肩へ触れる直前、オレは力を抜いた。
押される方向へ倒れる。
受け身は取らない。倒れ切る前に時間が戻ると信じる。
時任は追い打ちをしない。距離を取るため、時計を閉じる。
流れが戻った。
オレは倒れる勢いを紅燕歩の回転へ変え、床すれすれを滑る。
拳が時任の制服へ触れた。
「速――」
時任が下がる。
届いたのは布だけ。それでも前回は触ることすらできなかった。
「一回」
オレは言う。
「何を数えているんです」
「秘密」
時計の使用回数じゃない。時任が時間流を切り替えた回数。三度ためらう音のあと、領域が動き出すまで二秒ある。
時任はそれを隠そうと、次はすぐ時計を開かなかった。
普通の速さで下がる。
オレは追う。
格闘なら圧倒できる。だからこそ、時任は時計を使う瞬間を選べる。
八メートル。
オレが境界へ入る。
ち、ち、――ち。
二回目。
今度は時任を包む小領域が五倍速になる。
姿がぶれた。
右から来ると読んだのに、左肩を押された。振り向く途中で背へ回られる。時計の鎖が手首へ巻きつき、引かれた。
身体が半回転する。
場外へ三歩。
時任の呼吸が、短く速くなる。
一秒で心臓も呼吸も五倍。
こいつは自分の時間を前借りしている。
オレは足を踏ん張らない。鎖へ引かれた力で小さく回り、時任の懐へ戻ろうとする。
時計が閉じる。
時任は鎖を放し、すでに遠い。
「二回」
「やはり切替を数えていますね」
「声に出すと、おまえにも聞こえるぞ」
「前回の仕返しですか」
「役に立ったから真似した」
時任は困ったように笑った。
「そうやって、すぐ人のやり方を自分のものにする」
「嫌か?」
「羨ましいんです」
不意に、そんな言葉が落ちた。
「僕は一つ予定を作るのに、失敗する道を全部消してからでないと進めない。あなたは失敗した道を、次の足場にする」
「負けたのに何も持って帰らないほうが損だろ」
「簡単に言いますね」
「簡単じゃない。背中、まだ痛い」
時任の目がわずかに和らいだ。
その指が時計の竜頭へ触れる。
会話も時間稼ぎだった。
三度のためらい。
三回目。
オレは鼻歌を鳴らしたまま、境界へ踏み込む。
空気の揺れが見える。
時計の領域へ腕だけ入れれば、腕だけが遅れる。危険だ。だから境界へ沿って進む。
円の外周をなぞる紅燕歩。
時任が領域をずらす。
針合わせの二秒。
オレの鼻歌へ、低い倍音が返った。
一拍目。
時任の秒針が跳ねる。
二拍目。
領域が動く直前、時任の視線が次の中心を向く。
そこだ。
オレは時任自身じゃなく、時任が次に置こうとした時間の中心へ飛び込んだ。
五分の一へ落とされる前に、身体を回す。
紅燕歩。
小さな回転半径が、時任の予測した軌道の内側へ入った。
肩が胸へ当たる。
時任がよろける。
時計を開いたまま、自分を中心にした小領域を加速へ切り替えようとする。
「四回!」
切替の二秒。
オレは腰へ巻いた上着をほどいた。
時任の視線が揺れる。
攻撃じゃない。
上着を時任の肩へ投げる。
布が時間領域の境界へ触れ、半分だけ遅くなる。赤い裏地が空中で不自然に折れ、見えない境界線をそのまま描いた。
「そこだ!」
境界の外へ片足、内へ片足。
速い側の足で床を蹴り、遅い側は軸にする。身体が予想より鋭く回った。危険な使い方だ。膝へねじれが走る。
それでも、時任の加速より先に内側へ入った。
手首を取り、時計の鎖を自分の腕へ巻く。壊さない。奪わない。ただ閉じる。
時任の親指ごと、時計の蓋を押さえた。
時間流が戻る。
勢いのまま二人で床へ倒れた。
オレが上。
右拳を時任の頬の横へ置く。左手は時計を押さえ、膝で腕を止める。
時任は抜けようとした。
力は強くない。
でも諦めない。
『戦闘続行不能計数。一』
「まだ……」
「無理するな」
「二」
「時計なしで返せるか?」
「返せなくても、降参は僕が決めます」
「三」
正しい。
オレが決めることじゃない。
拳を引かず、待つ。
「四、五、六」
時任の肩から力が抜けない。
唇がまた青くなっている。時計を使った腕が細かく震え、床へ伝わる。
「七」
「時任」
「八」
「次もやれる。今日は終われ」
「九」
時任が目を閉じた。
「……降参します」
鐘が鳴る。
『勝者、ハミン。選択権の移譲を確認します』
オレはすぐ時任から下りた。
床へ落ちた上着を拾い、蓮の肩へかける。ポケットから、道場を出る前に入れておいた角砂糖を三つ出した。
「食え」
「用意していたんですか」
「前に目黒教授が渡してた」
「薬は?」
「そこまで用意できない」
「それでいいです。勝手に薬を飲ませる人が、あなたの家にはもう一人いますから」
「笑えない冗談だぞ」
蓮は角砂糖を口へ入れた。
噛む音が静かな闘技場へ響く。
「なあ、蓮」
呼んでから、オレは自分で気づいた。
時任じゃなく、蓮。
蓮も気づいたらしい。目を開け、オレを見る。
「何ですか」
「昼飯。あと、記録も見せろ」
「勝者請求は、昼食へ誘うところまでです」
「記録は請求じゃない。頼んでる」
「……嫌なら、断ってもいいと?」
「いい。昼飯も、来たくないやつは断っていい」
「どちらも嫌ではありません」
蓮はゆっくり上体を起こした。
「僕も、あなたと話す時間が必要だと思っていました。予定にはありませんでしたが」
「いま入れろ」
「そうします」
蓮の呼吸が落ち着くと、上着を返してもらい、朱赤の緋天衣へ腕を通した。布はオレの肩へ戻ると、すぐ今の体格へ沿った。
*
記録を見せてもらったのは、昼食の前だった。
委員会室の奥に、選塔の記録端末がある。古い書見台に見えるが、開いた頁へ昨日の校庭が白い線で浮かんだ。
「異常停止、開始時刻十四時四十七分十三秒」
蓮が読む。
「僕たちが停止を認識したのは十四時四十七分二十六秒。十三秒前から塔は動いています」
「誰かが先に動かした」
「機械の予備動作かもしれません」
「その可能性もある」
オレがあっさり認めると、蓮は怪しそうな顔をした。
「教授の認証痕もあります」
頁の端へ、細い赤線が一本走っていた。
管理者権限。
その下に署名欄がある。けれど名前だけ、赤いインクで塗り潰されて読めない。
「目黒教授じゃないのか?」
「教授は顧問です。選塔の緊急停止へ認証が使われること自体はおかしくありません」
「本人は止まってたぞ」
「自動認証なら、本人が動く必要はない」
「じゃあ、署名を消す必要は?」
蓮は答えなかった。
先輩が腕を組み、閑崎は黒い袖から鈴を少しだけ出した。鳴らさない。頁の赤線を見ている。
「教授は、オレたちを救ってくれた」
先輩が言う。
「疑うなら証拠が要る」
「疑ってない。分からないから聞いてる」
オレは頁を閉じなかった。
「昨日、目黒教授だけ拍手へ指を合わせてた。偶然かもしれない。ここの赤線も機械の誤認かもしれない。でも、分からないものを分かったことにするな」
蓮が目を伏せる。
「僕は、教授に時間をもらいました」
小さな声だった。
「昔、事故があった。助けを呼ぶのが遅れて、間に合わなかった。あと十秒早ければと、ずっと考えていた時に、教授が時門時計をくれた」
詳しいことは言わない。
オレも聞かなかった。
恩があるやつを、赤い線一本で敵だと思えと言われても無理だ。
「なら、ちゃんと調べようぜ」
「あなたは独自調査を続けるつもりですか」
「オレが勝った」
「そうでした」
蓮は苦笑し、記録頁を複製用の薄紙へ写した。
「規則上、ここまで渡す義務はありません」
「じゃあ何で?」
「僕が選びました」
薄紙を受け取る。
「ありがとう、蓮」
今度は意識して名前で呼んだ。
蓮は少しだけ間を置いた。
「どういたしまして、ハミン」
さん、が消えた。
*
昼食会は学食の一番大きな丸テーブルで開かれた。
オレ、藍羽、先輩、蓮、閑崎。それから片付けを手伝う約束を果たしたひなたも呼んだ。
「どうして私まで?」
「一緒に体育祭をやったから」
「委員会と昼食って、呼び出しじゃないよね?」
「呼び出しですと、面談室を使います」
閑崎が静かに言う。
「安心できない情報をありがとう、閑崎先輩」
全員が自分で席を選んだ。
先輩は当然のようにオレの隣へ来ようとしたが、藍羽が先に鞄を置いた。
「ここ、私」
「席は早い者勝ちか?」
「そうです」
「選闘で決めるか」
「昼休みに時間を止めないでください」
蓮が二人の間へ盆を置く。
結局、オレの右が藍羽、左が蓮。向かいに先輩、閑崎、ひなたが並んだ。
「勝ったら全員で昼飯、って命令したんだって?」
ひなたがカレーを混ぜながら聞く。
「蓮に、みんなを誘えってな。来るかは自分で決めた」
「じゃあ命令じゃなくても来たんじゃない?」
「オレは来たな」と先輩。
「わたくしも、予算内なら」と閑崎。
「私も」と藍羽。
蓮は味噌汁の湯気を見た。
「僕も来ました」
「なら、選闘しなくてもよかったんじゃない?」
ひなたの問いに、オレは箸を止めた。
勝たなければ記録は見られなかった。
でも、飯はたぶん食えた。
「次は先に誘う」
「そうして。時間が止まると、普通の生徒はお腹も止まるかもしれないけど、昼休みは減るんだから」
「ひなた、たまに難しいこと言うな」
「ハミンが簡単すぎるの」
どこかで聞いた台詞だった。
オレは大盛りの生姜焼きを口へ入れる。
同じ卓に、敵だった委員会がいる。
昨日までなら変な光景だった。
今日も少し変だ。でも、嫌じゃない。
「次の満月、もうすぐでしょ」
藍羽が小声で言う。
委員会には聞こえないように。
「あと三日」
「父さんと、やるの?」
「やる」
「男の身体なら勝てる?」
「分からない」
前なら、勝てると言った。
いまは本当に分からない。
長い腕も、広い肩も戻る。だが、それだけでおっさんを越えられるなら、とっくに答えは出ている。
「でも、勝ち方は見えてきた」
紅燕歩。
蓮の時計。
女の身体で負けた三度ぶん。
全部持って、満月へ行く。
「三日後、見てろ」
藍羽は真っ直ぐオレを見て、うなずいた。
「最初から、そのつもり」
向かいでは、先輩がオレたちの内緒話を聞こうと身を乗り出し、閑崎に盆で押し戻されていた。
蓮は工程表へ、次の昼食会の欄を作っている。
命令の印は、もうどこにもなかった。
エンディングテーマ「たいようは約束」
https://youtu.be/vCsi3UhBpp8




