19話 魔族再びあらわる
ジーはまだ魔法で空を飛べないので俺とシロがジーを魔法で飛べるようにして一緒に空を飛んだ。魔力制御さえできれば風魔法でジーを浮かせて飛ぶということは魔力量が多くて風魔法の適正があれば誰でもできると思う。
魔力をある程度使い慣れると燃費も良くなるし意識してなくても魔法を使うことも容易だ。
幸いなことに誰も俺達が空を飛んでることに気づいてないようだ。
魔族と得体の知れない敵は王国に入るための北門の近くにいるようだ。
「なぁ、どうやって魔族がいるか分かったんだ?」
「簡単だよ自分の魔力を体から放出させて魔族の体に触れたらある程度相手の魔力が分かるんだよ」
「えっ、なにそれすごい。今度、教えて」
「別にいいけど今のお前の魔力量だと半径1メートルくらいしか探知できないと思うぞ」
「それでもできないよりはマシだろ?」
「確かにな」
俺達は北門の森側に降りた。
北門の見張りの2人がこちらへとやってきた。
「おまえ達今、空からこなかったか?それにその制服はガリレオ学校の生徒さんじゃないか?学生証を見せてもらっていいかな」
「それは後ででいいですか?」
見張りの男性は怪訝な顔で言ってきた。
「なんでだね?」
「これから魔族がここに来るんですよ」
「何を馬鹿なことを」
見張りの男性がアホなことをいうガキだなという眼差しで俺を見てくるが無視して身体強化を俺はする。
俺の緊迫してる雰囲気を感じとって、シロとジーは緊張が増す。
俺は自分の魔力を放出して魔力を感知して索敵していた。
5.4.3.2.1
「来るぞ、あなた方2人は国民の避難勧告と北門を封鎖してください」
森の木を倒しながら出てきたのはカインと比べられない程の魔力量を持った魔族とそれ以上の魔力をもつティラノサウルスみたいなのが出てきた。
魔族はふてぶてしく鋭いまなこでこっちを睨みつけてきた。
「おいそこのクソチビ、お前カインとかいう俺のようなやつ知ってるか?」
魔族が現れたことにより門兵の見張りは冷静さを失っていた。仕方ないことだと思う。魔族は人間並に数はいないが個々の戦闘力が人間より強いのだ。そして、なによりどこの異世界の物語でも魔族は人間の恐怖の対象だ。
「た、助けてくれー」
「早く増援を」
「うるさくするなら今すぐ殺すぞ人間」
「おい、貴様、俺にカインとかいう奴を知っているかと聞いたがこの王国の情報紙には魔族の名前が書かれててみんなカインという魔族のこと知ってるぞ」
俺は嘘をついた。情報紙には魔族の名前なんて書かれてない。だが俺は王国内の情報をどこまで魔族が知ってるか知りたかった。
「カインの名前が知られてるなんて俺は知らないからお前の嘘だな」
「じゃ、魔族が人間に化けて王国内に潜伏してるのか?」
「そうか、これは誘導尋問か。やられたよ。でもさ別にそれが分かった所でどうすんの?お前は今ここで死ぬ。それとカインは雑魚だが弱い人間に殺されるほど魔族はあまくはない。それとお前の魔力量さてはタダの人間じゃないな。」
「いや、俺は普通の人間さ」
「まぁどうでもいいが俺の名前はキカイだ。死んでいくやつの名前に興味はねぇから名乗らなくていいぜ」
俺は嫌味ったらしく自分の名前を名乗る。
「俺はシンだ。お前を殺す男の名だ」




