14話 学年次席にして最初の友
俺は入学式が終わりシロが来るまでぼっちだった。
みんなは各クラスごとに集まって会話をしていた。
「兄さん」
シロが俺を見つけて笑顔で向かってくる。なんと癒されるのだろうか。
しかし、シロは可愛くて1学年主席。男女やクラスなど関係なく注目を浴びる。しかし、それよりもシロの兄として俺は批判の的らしい。
「おい、あいつじゃねーか」
「そうだよ、シロさんのお兄さんって本当はDクラスだったはずなのに賄賂で特待生になったらしいよ」
「いやはや、優秀な妹がいるだけで優遇されるなんてクズ確定だな」
「特待生のおちこぼれのクズだな」
すごい、言われようだな。覚悟してたことだけど人の口に戸はたてられないように噂は拡散してるな。
みんなが俺をみて噂話してるなか1人の男子が近寄ってきた。
「初めまして、俺はジン。1学年次席だ。名前は?」
「俺はシン。いいのか?お前まで白い目でみられるぞ」
俺はジンという男子にさぐりをいれながら喋った。
明らかに俺と喋るのはデメリットしかないと思うが、なにかしらメリットがあるのだろうと推察する。
「いいんだよ。俺はそんなこと気にしないしお前と仲良くしとけばシロ様にお近づきになれるからな」
なんだシロめあてか。分かりやすいやつはなかなか好感度高いぞ。男になんか興味ないが素直なところは良いことだ。
「私になにかよう?」
「シロさん!握手しませんk、、グハッ」
俺はジンの隙をついて膝で軽くついた。ちょうどみぞおちにはいった。ジンとはあまり身長変わらないっぽい。
「シロこいつは悪いやつじゃなさそうだ。適当に喋ってあげて。しかし、こいつに触られるようなら周りに助けをもとめろよ」
「分かった」
「そりゃないぜ。兄さん」
「お前に兄さん呼ばわりされたくはない。シンと呼べ」
「でも今の一撃でシンがDクラスに不釣り合いなほどの実力があるのは分かったぜ」
「なんだ?お前、武術の心得でもあったのか。」
「そりゃ1学年次席になるには多少は。本当はシロ様みたいな規格外がいなければ主席だったと思う。いや、思ってた、だな。お前も相当、強いだろ」
「シロ様やめて。シロでいいよ」
「これって告白か。」
「そりゃ同じ歳の学友に様をつけられたら嫌だろう」
「そうだな。シン、シロこれからよろしくな」




