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終わりと始まりの鐘がなる
その日はいつもと変わらない日常だった。フィーリアナは庭でお茶を楽しみ、姉に用があったカミュアが其処へ現れ、メイド長から頼まれた要件を伝えるためにマナがやってきた。何も変わらない。何でもない1日。--------そう、その瞬間までは。
「人は1人では生きていけないんですよ!!だから助け合って支えあって愛して愛されて生きていくんです!!」
カミュアとフィーリアナの話を聞いていたマナがフィーリアナに笑顔で告げた。何の疑いもなく自分の信じる道として誇らしげにそう伝えた。カミュアは大きく瞳を見開いてフィーリアナに視線を合わせたまま固まる。そしてフィーリアナは手に持っていたカップをゆっくりと机におろし、全てを許す聖母のように優しい笑みを浮かべて柔らかく、今までしたこともない穏やかな表情で優しく優しく告げる。
「わたしもそう思いますわ。ええ、ほんとうに。マナは心の優しい子ですのね」
マナは照れたように笑い、カミュアは絶望におそわれ、フィーリアナの心は凪いだ。何処かで銃声が鳴る。その音が聞こえたのは誰だったのだろう。




