最初の共同行動
オリエンへの攻撃は、あらゆる王国に深い傷跡を残した。反乱は激化し、同盟は崩壊し、混乱は避けられないと思われた。しかし、ヴァルテリスでは結束が揺るぎなかった。人々は命令を待つことなく、組織をつくり、準備を整えた。そして今、初めて、王女たちが彼らと共に進軍するのだ。
ヴァルテリスの城壁は活気に満ちていた。タヴィエルのような鍛冶屋は鍛造したばかりの武器を運び、イセラのような治癒師は薬草や包帯を調え、若者たちは交代で監視塔に立った。空気は鉄と汗、そして決意の匂いで満ちていた。
リオラは兵士と農民の間を歩き、澄んだ声で言った。
今日、私たちは貴族でも平民でもない。私たちはヴァルテリスなのだ。
ヴィヴィアンは物資を運んできた商人たちに近づいた。
小麦一粒、塩一袋が大切だ。人々は自分たちの努力が防衛を支えていることを理解しなければならない。
エララは通りを歩き、子供たち、老人、海から戻ってきた漁師たちの声に耳を傾けた。
彼らの物語は私たちの力だ。私たちは城壁のためだけに戦うのではない。生き続けたいと願うすべての声のために戦うのだ。
セレスティーナは地下室でシェルターを設営する女性たちに加わった。
敵が来ても、恐れることはないだろう。抵抗は起こるだろう。
人々は応えた。町の広場は集会所となり、市場は補給所となり、家々は隣国から逃れる人々の避難所となった。人々の結束は明白だった。ヴァルテリスは崩壊するどころか、ますます強固なものとなっていた。
引退した海賊ハリコンは城壁からその様子を見守っていた。
海は敵をもたらすが、同時に好機ももたらす。最初の一撃を耐えれば、敵はヴァルテリスが降伏しないことを知るだろう。
その時、新たな人物が現れ、共同の努力を強めてくれた。
オリエンで父親を亡くした若い漁師ニヴレンは、塔の見張り役に志願した。
高地出身の農民カルヴェニスは、村人たちを組織し、道路にバリケードを築いた。
未亡人となった商人オリエンナは、城壁のたいまつに使う最後の石油を寄付した。
評議会は宮殿ではなく、中央広場で開かれた。それは明白なジェスチャーだった。指導者たちは民衆と共にいるのだ。マリッセは政治的皮肉を込めて、皆に語りかけた。
周りを見渡せ。ここには裏切り者も、空っぽの王冠もない。ここにいるのは、抵抗を決意した民衆だ。
群衆はたちまち歓声を上げた。市民は間に合わせの武器を掲げ、子供たちは古ぼけ布で作った旗を振り、長老たちは古き抵抗の歌を歌った。
エイドリアンはテレパシーを使い、目を閉じた。
自信が聞こえる。力強さが聞こえる。民衆は準備万端だ。
最初の協調行動は夕暮れ時に始まった。見張りは海岸で動きを察知した。小舟や敵の斥候など。ヴァルテリスは待つのではなく、行動を起こすことを決意した。
リオラは若者たちを城壁へと導いた。
我らは彼らに我々の海域を渡らせない。
ヴィヴィアンは商人たちを率いて、樽や木材で防御を強化した。
あらゆる資源が重要だ。
エララは見張りに同行し、あらゆる細部、あらゆる動きを記録した。
彼らの動きがわかれば、攻撃を予測できる。
セレスティーナは広場に留まり、各家庭の調整を行い、避難所の準備を整えた。
戦闘は短かったが、決定的なものだった。敵の斥候は陸地に到達する前に撃退された。人々は抑えきれない歓喜ではなく、抵抗できるという確信を持って祝った。
最後に、ヴァルテリスのオスミールが群衆に負けない力強い声で言った。
今日の勝利は貴族や兵士の勝利ではない。団結した民の勝利だ。そして、我々が団結している限り、いかなる敵も我々を打ち破ることはできない。
彼の言葉が通りのざわめきに混じり合った。ヴァルテリスは団結の第一歩を踏み出し、団結こそが最大の武器となった。




