↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒いあおいと、まほうの歌  作者: あみーら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/12

10|まほうがなくても

クロの、ねがいごとをかなえる力は、もう、のこっていません。

でも、あおいとヌールとクロは、あいかわらず、いっしょにあそんでいました。


「ねえ、すなで作ったおしろ、おぼえてる?」


あおいが言うと、ヌールがにっこりしました。


「うん。こんどは、ほんものの、おしろを、たんけんしようよ」


三人は、おしろの中を、走り回りました。

長いろうかも、たくさんのおへやも、すなのおしろよりずっと広くて、ずっと大きいけれど。


つぎに三人は、おしろの大きな池に、とびこみました。


魚さんみたいには、およげません。

でも、水はつめたくて、気もちよくて、三人は何ども、池にとびこみました。


おにわを歩いていると、アヒルが一羽、よちよちと歩いていました。


「がーがーがー!」


こんどは、なんて言っているか、さっぱり分かりません。


「なんだっけ、これ」

「分かんなくなっちゃったね」


あおいとヌールは、顔を見合わせて、大わらいしました。


夜になると、三人は、おしろのバルコニーから、空を見上げました。


「お星さまに、のったね」


あおいがつぶやくと、ヌールが、何か思いついたように言いました。


「あれ、見て」


おしろのたからものべやには、星みたいにきらきら光る、たくさんのほうせきがならんでいました。


「わあ、お星さまみたい」


三人は、ほうせきの光をながめながら、ならんですわりました。


「まほうがなくても、楽しいね」


あおいが言うと、ヌールもクロも、うなずきました。


「きっとヌールは、やさしい王さまになるね。だって、わたしにやさしくしてくれたもの」


あおいが、ぽつりと言いました。クロも、うんうんと、うなずきました。


「きっとゆうかんな王さまにもなるよ。だって、ぼくのこともこわがらなかったよ」


ヌールはわらって、言いました。


「ぼく、あおいやクロや、みんなが、ずっと楽しくくらせる国に、したいな」

「うん。ぜったい、そうなるよ」


三人はいっしょに、たくさんあそびました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。