ACT6 ニュータウン
水月蒼太の家があるエリアは、首都圏に通勤通学が可能でありながら、自然も豊かな所謂「トカイナカ」に位置していた。
最近の首都圏の家賃高騰で、「トカイナカ」郊外も人気化しているらしい。財閥グループが社宅使用をメインにニュータウンの開発を始めた。すでに一号棟は完成していて入居が始まっており、順次、号棟が増えていく予定らしい。
相変わらず、鱗を付けた人間が時々見えるのだが、そのニュータウンの住人に特に多い事に蒼太は気づいた……。鱗付き人間の存在を周囲の者達皆に否定されるので、妄想なのかもしれないが……。
更に最近は、黒いフードを着た死神のような奇妙な人影も見かけるのだ……。それも周囲から一度否定されたので、それ以降は口にしていないが……。好奇心から顔を覗き込んでみたが、何故か靄がかかったようで認識できなかった。
みんなから疎外されているような、両親を含めてみんなが変になっていっている?という焦燥感に駆られ、
(原因はあの責め立てる謎の声では⁉︎)
と思い、蒼太は再びCD前世療法を試してみることにした。
今回は、ピラミッドのような遺跡が出て来た。陸上なのか海中なのか、よく分からなかったが。
今回はシーラカンス、半魚人以外にも、狼、トカゲ?リザードマンのような半獣半人の異形の者達が集まっていた。立ったまま何やら話し合い会議をしているようだった。
「人類をどうするか」
のような事を話しているのが聞こえた。
その光景を知っているようなデジャヴが、蒼太を襲ったのだった……。
蒼太はそこでまた寝落ちをしてしまったのであった。




