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シーラカンスの眠り  作者: セツ


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6/10

ACT6 ニュータウン

 水月蒼太の家があるエリアは、首都圏に通勤通学が可能でありながら、自然も豊かな所謂「トカイナカ」に位置していた。

 最近の首都圏の家賃高騰で、「トカイナカ」郊外も人気化しているらしい。財閥グループが社宅使用をメインにニュータウンの開発を始めた。すでに一号棟は完成していて入居が始まっており、順次、号棟が増えていく予定らしい。


 相変わらず、鱗を付けた人間が時々見えるのだが、そのニュータウンの住人に特に多い事に蒼太は気づいた……。鱗付き人間の存在を周囲の者達皆に否定されるので、妄想なのかもしれないが……。


 更に最近は、黒いフードを着た死神のような奇妙な人影も見かけるのだ……。それも周囲から一度否定されたので、それ以降は口にしていないが……。好奇心から顔を覗き込んでみたが、何故か靄がかかったようで認識できなかった。


 みんなから疎外されているような、両親を含めてみんなが変になっていっている?という焦燥感に駆られ、

(原因はあの責め立てる謎の声では⁉︎)

と思い、蒼太は再びCD前世療法を試してみることにした。


 今回は、ピラミッドのような遺跡が出て来た。陸上なのか海中なのか、よく分からなかったが。


 今回はシーラカンス、半魚人以外にも、狼、トカゲ?リザードマンのような半獣半人の異形の者達が集まっていた。立ったまま何やら話し合い会議をしているようだった。

「人類をどうするか」

のような事を話しているのが聞こえた。


その光景を知っているようなデジャヴが、蒼太を襲ったのだった……。


蒼太はそこでまた寝落ちをしてしまったのであった。

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