虐殺悪夢
この話は、青年の罪だけを詩のように描いたものだけであり、読まなくても差し支えはないと思いますが、物語にある意味食い込んでいるため、話に組み込みました。
違和感が生じると思いますが、ご了承ください。
いかにして、彼は咎を負ったのか――
世界は焼滅の危機を
迎えていた
たった一人の
黒き悪魔によって
迎えていた
世界に響き渡るは
黒き悪魔が放つ
黒炎の轟音
ゴォォォ……!!
悪魔の振るいし黒剣に
無慈悲に斬られゆく
人々の断末魔
「……た、助けて……!?」
ザシュ!
勇敢にも黒き悪魔に立ち向かう
戦士たちの雄叫びと
「うぉぉぉぉ!!」
苦痛の呻き声
「うぅぅぅ……」
滅びの時にふさわしい
災厄にして最悪なる
不協和音
それらが焼滅に向かう世界を
包み込んでいた
黒き悪魔は嘲笑う
世界の焼滅をもたらしながら
ただただ
狂ったように嘲笑う
【……ククク……クハハハハ……!!】
己に立ち向かう
強弱混同の戦士たちを
黒剣にて斬殺しながら
「……が、ぁぁぁ!?」
黒炎にて戦士たちの屍を
焼き尽くしながら
ゴォォォ……!!
「……そんなっ!?」
哄笑を響かせながら
【……クハハハハ……!!】
「……こんな奴に……世界は……!?」
戦士たちが愛した世界を
戦士たちが愛した人々を
焼滅に向かわせる
断末魔の悲鳴に
愉悦を味わいながら
「……いやぁぁぁ!?」
【……クク……クハハハハ……!!】
黒炎に包まれ
生ける者が
死に絶えた世界を
救う術もなく
黒き悪魔の手によって
無慈悲に殺していく
【……サァ次ハ、貴様ラノ世界ダ……!!】
幻想詩「咎人に至るまでの罪 虐殺悪夢」
(著)Чернобог
次話からは通常に戻ります。




