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青年と一緒に集めた
大量の欠片を
バッチ屋に持っていき
欲しかったバッチを
作ってもらった少女は
早く青年に知らせたくて
心地良い足取りで
青年のいる
広場のベンチへと
向かっていた
広場に増減する人混みを
かき分けながら
青年の姿を探すと
しばらくして
青年の姿が見えた
正確には、ベンチに座り
地面へと俯き
顔を青ざめている姿だが
別れた時とは
あまりにも違う
弱々しい表情に
少女は戸惑いながらも
青年に声をかけた
少女の声に気づいた青年は
諦観と悲哀を織り交ぜた
無理やりな笑顔で
返事した
青年の無理やり作ったような
笑顔を見た少女は
心の中で
チクりと針で
一突きされたような
痛みを感じた
なぜ心が痛むのか分からずに
それでも、痛みに関する疑問を押し殺した
わずかに離れていた時に
頼もしかった青年が
合流する時に
弱々しくなってしまった理由を
少女は聞けなかった
聞けば青年が
自分の前から、あるいは
[滅んだ世界]から
消えてしまうような恐怖が
少女を襲い包んでしまったから
少女の内心を察したのか
青年と少女の間にある空気が
重苦しくなっていたのを
変えようとしたのか
青年は、場所を変えないか、と
少女に聞いた
青年の言葉を了承した少女は
青年に連れられて
今いる町から場所を変え
そして、青年に語られて
少女は知る
青年の犯した罪を――




