あかねさす木漏れ日の中で人見知り王族達の大謝罪大会
「今回の件、オッキデンス王国を代表して謝罪する」
私は王子達個人の別荘から帰ってきた翌日、早速王様にお呼び出しされてこんな感じになってます。
「はい、謝罪を受け入れます」
私は二つ返事で大丈夫ですよぉ~と伝えた。
「こら、そんなに簡単に謝罪を受け入れるもんではないぞ!」
そして、リー王妃に謝罪を受け入れたことを咎められています。
「本当に・・・息子が申し訳ございませんでした」
フォンユ王子の実母ラン側妃も頭を下げている。
私はすぐに「頭をお上げください!」とラン側妃に言った後
「まあ、確かに色々ショッキングでしたが、真実が見えた点もありまして・・・」
と言いながら私の隣に当たり前のように座っているこの人・・・。
セプテントリオ国第四王子のエーベハルト・ヒエムス・セプテントリオ(名前なっが)さんが
「私も王子様方を殴ってしまったので」
としれっと告白していた。
イヤ、私の件と一緒にしようとしてるでしょ?それ、セプテントリオで処理しなさいよね!
って、プロヴェンツァーレの側近として入国しているから無理な話なの・・・ね?
「よいよい、好いた女子にちょっかいかけられたんじゃ。男ならそれぐらいのヤンチャじゃないとのう」
「ありがとうございます」
えっ、ちょっと何照れてんの?駄目だからね?暴力反対!暴力反対!
という風にミンユ王子とフォンユ王子のご両親の謝罪を受け入れた後は、魔物討伐の報奨金の話に入った。基本的にプロヴェンツァーレ王国としては受け取らない方針なので固辞しようとしていた。
「しかし、倒した数が数だからな・・・。」
オッキデンス国王もすんなりと了承することができないようだった。
確かに、今回討伐した数は前回の国メリーディエース王国の3倍ぐらいだったと思う。
もう、魔力の宝石箱の私じゃないと無理だったね!途中でハルトにも助けてもらったけど。
意外と譲歩しない私とオッキデンス国王だったがハルトが私達を取り持つように
「では、今回のプロヴェンツァーレのアンニーナ姫への報酬の代わりに、魔物が発生した原因の追究に費用を当てるということでどうでしょうか?」
と提案した。オッキデンス国王は少しうなった後
「そうだな、そのようにしてもらえると助かる。では私はこれで失礼するよ」
後は文官レベルで話し合って欲しいということらしい。
「アンニーナも暇になったじゃろ?妾たちの部屋にいくぞ」
「ちょっと、お姉さま!アンニーナさんも話し合いに参加しないと・・・」
「大丈夫です。ラン側妃様。私が対応いたします」
ハルト(王子様なんだけどね)が微笑みながらラン側妃に伝えた。
ラン側妃もそれに納得し二人のお妃様方に連行された。
リー王妃様の部屋に着くと、前回のお泊り会の様に三人で密着した状態で座っている。
すると、リー王妃様が急に真面目な表情になり
「本当に妾達の愚息がアンニーナを苦しめたようで本当に申し訳ない」
その表情は自分の子どもの行動に困惑した母親の表情そのものだった。
「いいえ、私も浮かれていたのかもしれません。もう少し注意深く確認すればここまで大事にならなかったのかもと思う点もあるんです」
「そんな・・・。アンニーナさんに責はないですよ。フォンユがあの能力を使うなんて誰も想像しなかったのです」
ラン側妃様は少しやつれているように見えた。誰も王妃様方を責めない分自分自身で責めているのかもしれない。
「あの・・・フォンユ王子の能力って・・・」
私は王妃様方に色々話を聞くことができた。そして、私も外泊した時に何があったかを報告した。
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