あかねさす木漏れ日に出会う人見知り王族
「ようこそオッキデンス国へ」
外観は普通のお城の造りになっているけど中に入ると見たことのない様式の構造になっていた。
私はてっきり謁見室に入ると思っていたが、呼ばれた所は王妃が住んでいる後宮というところだった。
そこには、ほぼ女性しか入ることができないらしいので、今回はハルトは私達がお借りする部屋に一足早く入ることになった。
靴のまま入ろうとすると、「プロヴェンツァーレ王女、ここからは靴をお脱ぎください」と言われた。
「えっくっ靴を脱ぐの!?」
私は顔を赤くしながら確認した。
「こちらにおられる方はプロヴェンツァーレ王国の第一王女、むやみに素足など見せれるわけがございません!」
バレリアさん・・・。急に武闘派にならないで外交問題になっちゃう。
「すまぬのう。他国からの来賓は久しぶりで、これ何か室内シューズを用意せよ」
すごく綺麗な人の一声で可愛らしい靴が用意された。
「すみませんが、それを履いて室内に入ってくださいね」
美人さんがもう一人いた。
「ありがとうございます。私はプロヴェンツァーレ王国の第一王女、アンニーナ・プロヴェンツァーレと申します。本日はオッキデンス国王様並びに王妃様側妃様、入国の許可を頂きありがとうございました」
私はお辞儀をしながら挨拶をした。
「プロヴェンツァーレ王女、困ったことがあれば王妃たちに相談すればよい」
オッキデンス国王はそれだけ言うと立ち去った。
メリーディエース国王との温度差に少し驚いた。
「アンニーナよ。うちの者が冷たくてすまぬのう。ああ見えてもアンニーナが無事にここに到着できるか心配しておったんじゃ」
ええ~。全然そんな風にみえなかったよ。
そんな気持ちが漏れてしまったのか
「そうなのよね。人見知りが激しくて・・・。昔からあんな風なの。私からもごめんなさいね」
「いえいえ、今日はご挨拶できただけでも嬉しいです」
私の言葉に満足したのかニコニコと笑いながら
「後は、王子たちじゃの。少し待っておくれ。全く女性を待たせるとは礼儀をもう一度叩き込まぬといけないぞ!」
王妃様?方かながプリプリ怒り出したので侍女たちが慌てて王子を呼びに行ったみたいだた。
「さて、王子が来るまでに私達の自己紹介をさせてね。まず私はこのオッキデンス王国側妃で王妃の妹のシュェランよ。ランって呼んでね。そして私の姉でこの国の王妃でもある」
「うむ。妾はシュェリーじゃ。リー義母様と呼んでも良いぞ」
「ありがとうございます。リー王妃様、ラン側妃様」
「堅苦しいのぉ~。まあ初対面だ仕方がないか」
「お姉さまそうですよ。あまりアンニーナちゃんを困らせてはいけませんよ」
リー王妃様とラン側妃様が楽しい会話をしている時に
「ミンユ王子様、フォンユ王子様ご到着いたしました」
侍女の掛け声で二人の青年が部屋に入ってきた。
「これ、お前たち来るのが遅いではないか」
「そうですよ。プロヴェンツァーレ王女がお待ちしているのですからもう少し早く支度をしなさい」
「申し訳ございません。母上、ラン王妃」
「申し訳ございません。リー王妃様、母上」
リー王妃、ラン側妃の後ろにそれぞれ青年が立った。
「ほれ、お前たちアンニーナに挨拶をしよ」
リー王妃に声を掛けられて二人の王子が私の方をみた。
「遅くなってすみません。私がリー王妃の第一王子ミンユ・アウトゥムヌス・オッキデンスです。ようこそオッキデンスへ」
「私はラン側妃の第一王子フォンユ・アウトゥムヌス・オッキデンスです。初日に遅れましたこと謝罪いたします。そしt、ようこそオッキデンスへお越しくださいました」
はい。二人の王子に挨拶を受けましたがどちらがどちらか分かりません。
えっといとこだよね?でも二人ともそっくりなんですけど!双子って言われても納得しちゃうんですけど!
私は立ち上がり
「丁寧な謝罪確かに受け入れました。私はプロヴェンツァーレ王国第一王女、アンニーナ・プロヴェンツァーレです。しばらくオッキデンス国へ滞在させていただきます。よろしくお願いします」
きちんと挨拶をした。二人とも少し驚いたが似た笑顔で頷てくれた。
「さあさあ、せっかくだから交流会じゃ!夜の晩餐もあるが少しでも話せるほうが食事も楽しいからのぉ」
「そうですね。お姉さま。アンニーナちゃん、旅路で疲れているかもしれませんがもう少しだけお付き合いしてね」
「はい!全然元気なので大丈夫です。」
「ほぉ~、若いのぉ~。いい子じゃいい子じゃ」
こうしてオッキデンス国でも穏やかに歓迎を受ける事ができました。
良かった!
名前、ややこしくてすみません。登場人物一覧に付け加えときます。ハイ。
最後までお読みいただきありがとうございました。




