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幼馴染は二人とも愛が重いです!  作者: 河井こまち
一章 高校1年生一学期
22/23

第二十二話 私が奏汰君に命令することは・・・

今日一日の授業を終えて帰宅した後、雫の命令権を使うために俺は雫の家に来た。

ちなみに雫の部屋に入るのは数年ぶりである。

最後に入ったのは小学生以来かもしれない。

ではなぜ俺は雫の家にいるのかと言うと、雫が自分の部屋に来てほしいと言ったからである。

なので俺は自宅に帰宅してからやってきたというわけだ。


雫の家の前に来てチャイムを鳴らすとすぐに扉が開いた。


「来たね。さあさあ早く入って」

「お邪魔します」


雫が「早く入って」と促してきたので俺は早速、中に入った。

中に入った俺は早速、雫の部屋に来た。


「どうぞ入って」

「お邪魔します」


久しぶりに入った雫の部屋は小学校の時より女の子っぽい部屋になっていた。

部屋は白やピンクを基調として女の子の部屋という感じだった。

そしてテーブルにはお茶が置かれていた。


「そこに座ってね」

「うん。あっ、お茶の用意ありがとう」

「どういたしまして」


俺は雫に指定されたところに座って、テーブルに置いてあったお茶を用意してくれた雫に感謝した。

そして今日の本題に入ることにした。


「それで雫は何を命令するの?」

「う〜ん。ちょっと待てって後少しで決めるから」

「うん。わかったよ」


そう言って雫を待つことにした。


◇◇◇


二十分後くらい経った頃、雫が「決まった」と言った。


「決まった?それじゃあ命令することは何?」

「えっと、私が奏汰君に命令することは、私と一生一緒にいることです」

「え、そんなこと?」

「うん。命令だから無理とか言ったらだめだよ」

「いや、全然構わない。むしろそんなので良いのかと思う」

「うん。私は奏汰君と一生一緒にいられれば良いの」

「わかったよ。じゃあその命令をずっと心に刻んで忘れないようにします」

「うん。お願いね。忘れて一生一緒にいられなかったら、ただでは済まされないからね」


そう言って雫は俺に一生一緒にいることを命令した。

正直どんな命令が来るか身構えていたのでこんな事で良いのかと思ったし、心に刻んで忘れないようにしようと思った。

そして最後の「ただでは済まされないからね」を言った雫の目のハイライトが消えていたので本当にそうならないように気をつけたい。

俺は雫の命令を一生をかけて達成することを心に誓った。


◇◇◇


奏汰君が帰ってしばらくした後、私は部屋で今日の事を考えていた。


(うふふ。これで私と奏汰君の未来は決まったね)


今日の放課後、私は中間考査の点数が奏汰君より高かったので奏汰君に対しての命令権を獲得してそれを使った。

内容は「私と一生一緒にいること」だ。

なんでこの命令にしたかと言うと、私と奏汰君が将来結婚するために奏汰君の逃げ道を塞ぐためだ。

私がここで一生一緒にいると命令すると、奏汰君はそれを全力で達成するために、私としか結婚することができなくなる。

もし私以外の人と結婚すると言えば、私が最後に言った「ただでは済まされないからね」の通りになる。

だから、奏汰君は私と結婚する未来になるわけだ。


(というか奏汰君。私のお願いに対して「そんなので良いの」とか私のこと好きすぎじゃん。そんな事言われなくても一生一緒にいる気だったのかな?まあどっちにしても奏汰君と幸せになれるなんて良いな〜)


奏汰君との幸せが私や奏汰君にとっては一番いいことだと思う。


(でも、一緒にいてくれなかったその時はどうしようかな?やっぱ一生って言ってるから今すぐにでも私のそばにいるべき。なんなら今からでも私の部屋でずっと過ごすのが良いかな?奏汰君の事を狙う子は絶対許さない。許さない。許さない。許さない。許してたまるか。その子にはとんでもない事をアハハ)


やはり奏汰君に対しては重い気持ちを向けてしまう。

でもね仕方ないんだよ。

だって私と奏汰君は運命で結ばれている。

そして私は奏汰君を心底愛してる。

その気持ちを表すと重くなってしまうのは仕方ないことだ。

そして私が他の子に対して殺意を向ける理由は、その運命を邪魔する子は許すわけにはいかないからだ。


(最後に奏汰君と幸せになるのは私。そして一緒に死ぬのも私。言葉の通りに一生一緒にいようね奏汰君♡)

最後に♡をつけたのは正解だったのだろうか・・・

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