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幼馴染は二人とも愛が重いです!  作者: 河井こまち
一章 高校1年生一学期
20/23

第二十話 ゴールデンウィーク明けの学校

ゴールデンウィーク明けの学校は少しふわっとした雰囲気が漂っている。

そんな学校を2人で歩く。

俺達もゴールデンウィークは色々あったので少しは浮かれているのかもしれない。

その色々のうちの一つからなる気まずさは想定より全然なかった。

通学中は普段通りに話せたからだ。


(雫もあまりあの事を考えてないっぽいし、気まずさも感じていないっぽいな)


俺があの事を考えていると余計気まずくなるし、俺だけが考えるのもなんかと思った俺はこの前は”幼馴染として”と考えるようにした。


一方の雫は、


(奏汰君はあの時のキスはあまり意識してないのかな?それからくる気まずさがないからそうだよね。

まあ内心はドキドキしていて”幼馴染として”と解釈して冷静を保ってるのかな?)


雫は、奏汰の内心と同じような考えをしていたのであった。


そんなふうに考えてるうちに教室についたので入る。

教室に入ると一部の男子から視線を感じたが気にしなかった。

椅子に座ると雫は隣の薫ちゃんと話始めた。

それを少し眺めてると俺の隣の遥斗が話しかけてきた。


「おい奏汰。ゴールデンウィークは上手く雫ちゃんと過ごせたのか?」

「おっす遥斗。過ごせたか過ごせてないかで考えたら過ごせた」

「ふ〜ん。まあ後で話聞かせろ」

「善処する」

「善処じゃなくてはいって言えよ」

「善処するは善処するの」

「もういいや。こいつ面倒くさい」


そう言って遥斗は俺に話しかけるのをやめた。

するとチャイムが鳴り先生が入ってきた。


(中間テストまでもう少しだからまた頑張ろう)


そう思って今日の授業に臨むのであった。


◇◇◇


昼休み。

俺は遥斗といっしょに人気(ひとけ)のない場所に来ていた。

教室とかでは話しづらいとかを遥斗は考慮してくれたようだ。

ちなみに雫も薫ちゃんに連れてかれていった。


「しかしよくこんなところ知ってるな」

「おう。前に歩いてたらたまたま見つけてね。ここなら話せるだろ?」

「仕方ない。じゃあ話すか」


そう言って俺はゴールデンウィークの事を話した。

勉強会のこと、遊園地に行ったこと、雫にキス?されたこと。

聞いている遥斗は真剣に聞いていた。

話し終わると遥斗が言った。


「なんだよそれ。ただの幼馴染じゃねえぞ」

「そうか?まあキス?は別として」

「あのなあ、先輩幼馴染恋人から言わせてもらうけど、勉強会はまあ普通として、遊園地のその感じとキス?から普通に向こうを意識してるぞ。脈アリだこれは」

「そうかな?」

「おうそうだ」

「まあ遥斗が言うのなら」

「あとさっきから気になっているんだけど、お前遊園地で何してるの?」

「えっ、雫と遊んだだけだよ?」

「そこじゃなくて、なんでナンパにナイフとカッター見せて脅してるの?てかどうやって持ってた?持ち込んだ?」

「えっと、ココだけの話二重構造のバックを使った。ナイフもカッターも折りたたみの物」

「やべえ、親友が犯罪ギリギリ、いや犯罪しとる」

「やめろ犯罪言うな。あと見せた理由だっけ?それは雫をナンパしたのが許せなかったから」

「おう。ナンパは悪いけど、それで脅すのはねえ」

「まあこうやってナイフを首元、カッターを下半身にやって脅せば、もう二度と近づいて来ないでしょ?雫はオレのものだから」

「おっおう。しまえしまえ。危険すぎる」

「あっごめんごめん」

「あとさっきの発言・・・」

「うん?」

「いやなんでもない」

「そう?」

「うん。そろそろ時間だから戻ろ?」

「うん。行くか」


そう言って教室に戻った。


◇◇◇


少し時間は遡り昼休み開始後。

私は薫といっしょにご飯を食べるために外に来ていた。

少しゴールデンウィークのことで話したいらしい。


「ここでいい?」

「うん良いよ」


そう薫とやり取りをしてベンチに並んで座る。


「それじゃあ早速だけど、雫が奏汰君とゴールデンウィーク何したか教えて」


朝、薫に声をかけられてゴールデンウィークのことで話したいと言われていたがこのことか。


「雫お願い」

「う〜ん、わかった。じゃあ話すよ」

「やった!ありがと」


そう言ってゴールデンウィークの事を話した。


「ふ〜ん。なるほどね」

「それはどうゆう反応よ?」

「いや、奏汰君凄いなと雫が大胆だなの二つの反応」

「はあ」

「まず奏汰君が凄いのはナンパにも物怖じしないとこかな。雫を守りたいって思いが伝わる。あとエスコートも凄いんだなって思った」

「そう奏汰君は凄いんだよ」

「うんうん。そういうところが素敵だと思うよ」

「うん?素敵?ちょっと薫には遥斗君がいるでしょ?奏汰君を取ろうとしないで。奏汰君はワタシの物だよ?」

「ちょっと怖い。目のハイライトが消えてる。頼むからそのナイフをおろして、取らないから。私には遥斗がいるから」

「本当かな?」

「うん。本当だから許して」

「わかったよ。でもね、またこうなったらどうなるかね?わかるよね?親友でも容赦しないよ?」

「わかってるから。ていうか雫どっからナイフ取ってきたの?」

「えっこれ私の折りたたみナイフ。他にもカッターとかハサミもあるよ」

「へ〜。って何であるのよ?」

「バックを二重構造にしてるからそこに入れてるの」

「なるほど、って納得するか。護身用に持ってるの?」

「いいや。奏汰君に馴れ馴れしくする奴らとかを脅して躾けるためだよ」

「はっ、はあ・・・」

「でっ、あとは何だっけ?」

「あ、ああ。いや雫が大胆にキスなんてするんだなあと思って」

「あっ、あれは、少々浮かれて」

「ふ〜ん」

「ま、まあそれは後々そうなる運命になるからね。さあそろそろ行かないと遅れるよ」

「うん。そうだね」


そう言って2人で教室に戻った。

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