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幼馴染は二人とも愛が重いです!  作者: 河井こまち
一章 高校1年生一学期
18/23

第十八話 今日を整理しよう

数時間後。

俺はやるべきことを全て終わらして今日のことについて考えていた。

もちろん家の前でのことだ。


まずは整理しよう。

今日は雫の頼みで一緒に遊園地に行った。

遊園地では最狂のジェットコースターで怖くて泣いてしまった雫を慰めた。

また、雫をナンパクソ野郎から助けてそのクソ野郎を脅して追っ返した。

他には、お化け屋敷で怖がった雫を落ち着かせたり、クレープで間接キスをしたり、観覧車でまた遊ぼうと約束をした。

そして、家の前でキスされて「大好きだよ」と言われた。


いや待て、間接キスをしている時点でほぼキスと変わらないのでは?

しかも、2度目だし。

でも普通のキスと訳が違うか。


で、キスと大好きだよはもう雫が俺に好意があると捉えて良いのか?

これを雫は俺のことが好きだと考えると、俺達は両思いであることになる。

でもそう単純に考えて良いのだろうか。

これが”幼馴染”としてと考えるとどうだろう。


「幼馴染として大好き」


俺は小さな声で口に出す。

だったらあのキスは?

あっ、ヨーロッパなどではチークキスを挨拶などでする事がある。

さっきのキスがチークキスで、俺が唇にされたと考えたのが勘違いだとしたら。


「幼馴染として大好きで、別れの際にチークキスをしてこの事を伝えた」


俺はまた声に出す。

こう考えれば辻褄が合う。

いや辻褄が合うではなく、こう考えた方が自然である。

結局、結論としては「幼馴染として大好きで、別れの際にチークキスをしてこの事を伝えた」そして雫は俺が好きなのかは分からないという結論となった。


(とりあえず今度会うときからも普段通りに接して行こう)


そう心に誓って、布団に入り眠りについた。


◇◇◇


「はあ、我慢できなくて本当にやっちゃった」


私は羞恥でまだ少し悶えてる。

私は家に帰った後やることを終わらせて、部屋で色々考えていた。


まず、今日の遊園地デートは楽しかった。

久しぶりに遊園地で色々な乗り物に乗れたので良かった。

問題は奏汰君である。

まずは気遣い。

ジェットコースターやお化け屋敷で怖がった私を優しく助けてくれた。

そして色々な所に気を配り、私が楽しめるようにしていた。

次に、私を庇ってくれたこと。

ナンパの時はすごく助かった。

あのときはとても怖かったけど奏汰君のお陰で切り抜けられた。

奏汰君には怖い思いをさせてしまったけど、とっても助かった。

最後にこれも気遣いに似てるけど、私を優先してくれたこと。

私の服装を褒めたり、行きたいところを聞いたり、優先して物を買ってきたりと私が楽しめるように私を優先してくれた。

そこも良かった。


と、こんな感じで今日は奏汰君に助けられたし、奏汰君のお陰で楽しめた。

そしてこの一つ一つの行動が私をキュンキュンさせた。

だって、気遣いも出来て助けてくれる好きな子って最高にキュンキュンするじゃん。

まあそんな感じで気持ちが高ぶってしまった私は気持ちを抑えきれずにキスして大好きだよって言ってしまったのである。


「あー!言っちゃったよ。やっちゃったよ」


私はベットの上で悶える。


(そういや奏汰君はどう考えたのかな?)


私はふと気になってしまった。

私が伝えた相手。

奏汰君はどう考えたのだろう。


(好意があると思われた?それとも幼馴染としてにして考えたか、または何も考えてないか)

「あー!考えても分からない」


私は声に出して小さい声で叫ぶ。

もう奏汰君はどうしたか分からないので接し方は今までと同じでいこうと心に決めた。


(ねえ奏汰君。あなたはどう考えたか分からないけど、この気持ちは本当だからね。)


そう考えながら部屋の明かりを消して眠りについた。

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