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もしあれが本当にビーカの白旗だって言うんだったら、これはうか達を挑発しているのでは?

この作品はプリンセスヒーローものです。




「この作品、好きだなあ」「気に入ったから応援したい!」「もっと読みたいから頑張れ!」とかちょっとでも好きだと思ったら、ブックマーク、いいね、評価、感想をお願いします。




作者のモチベーションになります!






「あれ、もしかして本当に行っちゃったの?」


どれだけ探してもいなかった。


半径50m 以内にビーカらしき人物は一人もいないのだ。


「何をやっているんだ、あのゴスペルの元部下は?」


「勝手に行っちゃったわね」


「全く。はっきり言ってバカだ。ゴスペルによく似ている」


「そんな言い方しないでよ」


「本当のことじゃないか。大事な時にあんな勝手な行動が取れるんだ。ピースウォーカーもなかなか自分勝手なやつだが、ビーカに比べればまだマシだった」


「ちょっと!!そんな言い方しないでよ!!むかつくわ!!それでどうするの?ビーカがいなくなっちゃったけれど、これからどう行動しようか?ビーカのことを追いかけて行く?」


「いや、やめた方がいいだろう。ビーカはハイパーマンの元に向かって行ったんだろう?だったらハイパーマンの部下と出くわす可能性もあるから、行ったらリスクしかない。だから行かない方がいい」


「僕ちゃんはどう思う?」


「任せるぜ。考えるのが面倒だ」


「何よそれ。自分の命もかかっているんだから、もうちょっと真面目に答えたらどうなの?」


「僕ちゃんは考えたくねえんだよ」


「全く、人任せなんだから。そういうのってパートナーとしてどうなんだろうね、僕ちゃん?」


「はいはい、僕ちゃんが悪いですよ」


「ピースウォーカー、ふざけている場合ではない」


「分かったわよ」


でもビーカのことを追いかけないというのも心配だな。


白旗をピアスピアに掲げてハイパーマンの元に向かって行くのは危険じゃないだろうか?

ハイパーマンは何を考えているか分からない。


だから利用される可能性も少しはあるわけだ。


単純な相手だったらまだ予想がつくのだけど、相手は嘘つきで卑怯者だから何か策略を練ってくる可能性もある。


そういう相手が一番厄介だ。


今までいろんな敵と戦ってきたけれど、単純な敵よりもあぁいう風に策略を練って平気で嘘をついてくる敵が一番厄介なんだ。


そういったことが経験上分かっていた。


それならやっぱり追いかけない方がいい。


そういう結論に至ったのだけど、でもやはりビーカのことが心配だ。


そういった結論に至ったけれど、やはり感情的にはそういう風に思えないところがあった。


「あのさ、追いかけない結論に至ったけれど、やっぱりビーカのことが心配なんだよね。ハイパーマンの部下って性格悪いところあるじゃない?だから心配なの。ビーカが酷い事をされていたらどうしようっていうことが頭にちらつくの。やっぱり行っていいかな?」


「ダメだろう。それにあんな勝手なやつを追いかけに行くのか?またいつ迷惑をかけられるか分からないぞ?そう思わないか、ピースウォーカー?」


「そりゃそうかもしれないけれどさ。でも悪い天志には思えないんだよね。憎めないところがあるっていうか」


「やめておけ、ピースウォーカー。迷惑をかけられるぞ!」


そう言って止められた。


「今はとりあえず本拠地に向かおう。回り道をしてハイパーマンのことを避けるんだ」


バサッッッ!!!!!!


ビュウウウウン!!!!!!!!!





意外と何も起こらず本拠地に辿り着くことができた。


回り道をしたから結構時間がかかったけれど、無事たどり着いたのだった。


しかし異変が起こった。


「あれは何だ?ほら、あれだよ!風にはためいているあれだ!」


「あれのこと?」


何なんだろう?


ルルが見ている先をうかも見てみた。


なんと、本拠地の反対側の壁の上に、ビーカが持っていた白旗が立っていたのだった。


「もしかしたらビーカの企みがバレたのかもしれないな」


「そんな早くバレる?」


「ゴスペルの部下だぞ?それにあんな自分勝手で考えなしのやつなんだから、救世軍OLIVにすでにバレててもおかしくないだろう」


「そんな、まさか!」


もしあれが本当にビーカの白旗だって言うんだったら、これはうか達を挑発しているのでは?


「まさかゴスペルの元部下まで助けられなかったって言うの?」


「落ち着け、ピースウォーカー!!」


そしてビーカも奴らの手に落ちて、もしかしたらルルの父上のように捕まっているかもしれない。


大変なことになった。


あの時ちゃんと見てあげていれば良かったんだ。


「ピースウォーカー、自分を責めるのはやめろ。ゴスペルの事といい、自分のことを責めすぎだ、ピースウォーカー」


「いても立ってもいられないわ。僕ちゃん、ルル、ビーカのことを助けてあげましょう!絶対に不安でいるはず。ビーカは濡れ衣を晴らそうとして行動してくれたのにそのせいで捕まっちゃったんだから、助けてあげないと!!」


「待て待て待て、落ち着けピースウォーカー。君は何を言っているんだ?ここに来た理由は父上を助けに来たからなのであって、勝手な行動をしたあのゴスペルの元部下を助けるために来たわけではない!目的を見誤るなよ。ここに何のために来たんだ?今まで何のために行動してきたんだ?絶対に父上を助ける。父上を優先する。あいつは勝手な行動をして勝手に捕まったんだ。だからいわば自業自得というものだろう。それにあいつはもともとゴスペルの部下で、ここに所属している天志なのだから、そこまで酷い目には合わないだろう。父上だけを助けるぞ!」


「でもハイパーマンの部下って嘘つきじゃない?だからどんな目に遭うか分からないわよ?助けてあげなければかわいそうでしょ!ルルの父上を助けるのは当たり前として、ビーカも助けてあげなければかわいそうってものよ!あいつ、うか達のために行動を起こしてくれたのだから!!」






この作品はプリンセスヒーローものです。




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