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ルルを殺されるのはいろんな意味で困る。

この作品はプリンセスヒーローものです。




「この作品、好きだなあ」「気に入ったから応援したい!」「もっと読みたいから頑張れ!」とかちょっとでも好きだと思ったら、ブックマーク、いいね、評価、感想をお願いします。




作者のモチベーションになります!





「その十字架型の銃弾は何なのよ!?そんなもの地球でだって見たことがない!!」



「なんだと?ウォーカーと一緒にするんじゃない!楽園は地球と一緒じゃないし、我々天志はウォーカーと一緒じゃないんだ!分をわきまえろ! 、ピースウォーカー!」



この差別発言にもイラッときたけれど、あの十字架型の銃弾でミッションを狙ったことにも怒っていた。



「最低最悪の行為なのに、よくもまあこんなことができたわね!」



「これはそこにいる終焉の惡魔とかウォーカーから吸い取った威光でできている銃弾なんだよ。凄いだろう!?びっくりしただろう!?驚いただろう!?」



パンパンパンパンッッ!!



「逃げてミッション!」



しかしこっちの心配とは裏腹に、ミッションは小柄でどうやら逃げる時の感覚を缶蹴りによって養っていたようで、易々と逃れることができたのだった。


「大丈夫だよお姉ちゃん、心配しないで!それよりも2人は大丈夫なの?」



ボロボロの姿でミッションに心配されるとこっちとしても元気のない姿を見せている場合じゃないと思い、大丈夫だよと大声で返事をした。


「お前何やってるんだよ!!なんであんな子供相手に遊ばれているんだ!!そんなことをすればこいつらにうちの村が舐められるじゃねえか!!いい加減にしろ!!」


パンパン!!



なんとこの村人はミッションを取り逃したというただそれだけの理由で、仲間に向かって十字架型の銃弾を浴びせたのだった。



「なんてことするのよ!!」



そりゃ敵だけれど、でもまさかこんな行動に出るとは思わなくて、思わずそう口にしていたのだった。



「ガハッ!!」




「あなた大丈夫!?」



ピカァァァァァ!!


その瞬間、その村人はげっそり痩せた。


「よくもそんな攻撃を仲間にできるわね!ありえないんですけど!!」



バタリ...。



威光を吸い取られた村人はその場に倒れこんだ。


そしてなんと、銃弾は持ち主のもとにスッと戻って行って、威光が込められた十字架型の銃弾を手にしたのだった。


そして仲間を撃ったその村人はこの"十字架の牧場"からさっさと立ち去って、姿をくらました。



「待ちなさい、それを返しなさい!!」



何が何でも取り返してあげたい気持ちになった。


まさか仲間から裏切られるなんて思ってもみなかっただろう。


あの人は銃弾が命中した瞬間、一体何を思っていたのだろうか?



その時の感情を考えただけでなんだか悲しい気持ちになる。


あの村人はうかに襲いかかってきたのに、そんなことを考えるうかはおかしいのだろうか?



そう思わずにはいられなかった。




「はぁはぁ...」





ようやく逃げていったその村人に追いついたと思ったのだけれど、たどり着いた場所は村人がたくさんいる場所だった。



「なんだこいつ?」



「部外者あっちに行け!!」



石を投げてきたけれどすかさず威光で体をガードする。



「やめなさいよあんたたち!」



容赦なく四方八方から石を投げてくるのがどうしようもなく腹が立つ。



しかし石を投げてきたのはどうやら目線をそらすためであって、村人の策略にまんまとハメられてしまったようだった。



「あいつどこに行った!?十字架型の銃弾を使ったやつ!!」



うんともすんとも言わない。



「返事をしなさいよ!誰が奪って行ったの!?あの人の威光を返しなさいよ!」



それでも返事をしなかった。



もう埒が明かないと思ったので、しょうがなくピアスピアを構えた。


僕ちゃんはいないけれどピアスピアは使える。



そして十字架にずいぶん威光を奪われていたけれど、まだまだやれる。



ミッションが生きていたことからも多少は力をもらっていたからね。



「ピースハーモニー!!!!!」



ドゥルルルルルッッッ!!!



キャオオオオオオン!!!!!




「「うわー!!」」



当然威力は抑えた。


命を奪うつもりなんて毛頭なかったからただ。


返してくれればいいんだ。


数十人はいた村人たちはみんな倒れていて、一人一人の顔を簡単に見ることができた。


しかしあの時見た顔を思い出せず一応、懐をまさぐってみたけれど、どこにもなかった。



しょうがないから十字架のあるところに戻ろう。



なんであの時ちゃんと顔を見なかったんだろう?



後悔とともにルルのいるところに戻って行ったら、



なんとルルが他にもいた村人に人質に取られていたのだった。


「ピースウォーカー、油断していた」



「何よルル!あんたらしくないわね!いつもの冷静沈着なルルはどこに行ったっていうのよ!?」



「返す言葉もない」



「やめなさいあんたたち!さっきから最低なことしてるの分かってる!?」



「返して欲しかったら言うことを聞け!」


「何よ言う事って?人の命だったら奪わないわよ?人質に取るような奴ってのはだいたい金を渡せと言うか、誰かを殺せっていう条件を出すのに決まっているもの!」



「そうじゃない。見たところお前さんはウォーカーだろ?」



「なんで分かったのよ?あ、そうか。羽根がないから分かったのか」



いやそれを言うんだったらルルだって一緒じゃないか。


「匂いでわかるんだよ、匂いで。なんとなくそれっぽいと感覚的に分かるんだよ」



「ふーん。それで条件は何なの?誰かを殺せっていう条件じゃないんだったら聞いてあげてもいいわよ」



「ずいぶん生意気なウォーカーだな。天志に向かって」



「何その言い方?別に聞かなくてもいいのよ?」



内心ではそうは思っていない。


ルルを殺されるのはいろんな意味で困る。



「聞け。あのな、実はこの村にはウォーカーの威光を吸いすぎてだんだんウォーカーのようになっていっている天志がいるんだよ。だからそいつを完全な天志にする手伝いをしてほしいんだ。言っておくがこれはここだけの内緒だぞ!」





この作品はプリンセスヒーローものです。




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