どうやらアンチクリスマスは満足しなかったようで、もう片方の肩でも全く同じことをやると、ついに上半身が血だらけになって真っ赤に染まった。
この作品はプリンセスヒーローものです。
「この作品、好きだなあ」「気に入ったから応援したい!」「もっと読みたいから頑張れ!」とかちょっとでも好きだと思ったら、ブックマーク、いいね、評価、感想をお願いします。
作者のモチベーションになります!
うか達は結局、冥土に連れて行かれたのだった。
「やめなさいよあなたたち!!!」
「キルキルキル!!!」
「やめなさいって言ってるでしょ!!!」
「やめなさいって言われてやめるのは、オメーラウォーカーくらいのもんだ!!」
ランスキルのキル・スキルアップでピアスピアを伸ばされて攻撃される前に、こっちが攻撃してやろう。
「ピース・ハーモニーッッッ!!!!!」
ドゥルルルルルルルルルルルルルッッ!!!!!
キャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!
ジュウウウッッッ!!!!!
「ぎゃあああああああああッッッ!!!!」
数に物を言わせてランスキルで突き刺そうとしてくるものだから、こっちとしても力が入る。
「その人たちを解放しなさいよ!!!」
ランスキルで大勢の人を突き刺して、こっちの動揺を誘う為にそれを利用するやり方も非常に腹が立った。
「それやめなさいよ!!!イライラすんのよ!!!」
「キルキルキル!!!攻撃してもいーのか!?ウォーカーが傷つくことになるかもしれないぜ!!!」
「助けてください!!!」
人にそう言われると、キラーズを攻撃することができない。
そしてキラーズはさらに卑怯なことに、隣で満身創痍の状態になっているなぎさに矛先を向けた。
「なぎさ狙われてる!!危ない!!!」
「神楽坂さんは自分のことだけ考えてて.......」
「言われなくてもそうするよ!!なぎさが襲われたらうかが嫌な気分になるから助けようとしてんの!!狙われてるよ!!」
「動けないよ.....」
「キル・スキルアップ!!!」
またしてもピアスピアが伸びるあの攻撃を大勢のキラーズがやろうとしたので、いても立ってもいられず、気づいたらなぎさの目の前に立っていた。
グサグサグサグサグサグサグサグサッッッ!!!!
「ガハッ.......!!!」
威光で守っているとはいえ、さすがにきつい。
「はあはあはあはあ.......」
じわり.....。
全身から血が滲んで、意識も朦朧としてきた。
だめだ、立っていられない....。
.........バタリ。
「大丈夫?神楽坂さん」
かすかに、うかに優しい声をかけてくるのが聞こえるのだけど、返事をする余力もない。
「キルキルキル!!今だオメーラ、やっちまえ!!!」
「命令するんじゃねー!!命令していいのはサクリファイス様と暴動族様だけだ!!!」
キラーズが揉めているのが聞こえたけれど、攻撃の手を緩める気はなかったようで、一斉にキル・スキルアップと叫ぶ声が聞こえてきた。
うかの人生もここまでか......。
「悔いはたくさんあるけれど、最後になぎさのことを庇うことができてよかった。
「神楽坂さん、諦めないで....クリア・ウィンダミア」
ビュウウッッッッッ!!!!!
青く冷たい風がふわりと、うかとなぎさの体を宙に浮かせる。
「待て逃げる気か!?逃げるんだったらランスキルで貫いているウォーカーたちがどうなっても知らねーぞ!!!」
だめだ、今の2人にあの人たちを助ける力はない。
ごめんなさい、、、、
そう思いながら、うか達は風に乗ってそこから離れていく。
薄目で冥土を見ていたのだけど、当然初めて来たから行く当てもなく、ただただ風に吹き流されるように奴らから逃げていくのだった。
「なんとか逃げ切れたみたいだよ?」
「いや、なぎさ。逃げ切れてないよ。うしろ」
「え、何でいるの?」
「なんでも何も、ここは終焉の惡魔の土地だえ。いたら悪いのかえ?」
なぎさは言い返す気力がなかったのか、それっきりパタリと会話が止まった。
ひゅるひゅるひゅる...........。
風を使って何とかこのアンチクリスマスを振り切ろうとしたのだけど、なぜかわからないけれどこの暴動族はこっちを攻撃することも逃がそうとすることもなく、ただただひたすらついてくるだけだった。
「何がしたいのよ!?」
すると、アンチクリスマスは急に攻撃してきた。
ピカッッッ!!!!
ザシュッッッ!!!!!!
「ガハッッッ!!!」
ポタポタポタポタポタ.........。
致命傷にはならないけれど地味に効く攻撃をしてきた。
やろうと思えばうか達2人をいつでも倒せるはずだ。
うかは、こいつの魂胆にだんだん気づいてきた。
きっとこいつは楽しんでいる。
なんてふざけたやつだろう。
この攻撃をどこまで行っても続けてきたから、体力を削られてとうとう行動不能に陥った。
そして、うか達は意識を失った。
パッ!!
「うーん........」
目覚めると、気だるさが一気に全身にのしかかってきた。
薄暗くて埃っぽい空間にいるようだ。
「ここどこ...?」
「目覚めたのかえ?ここはわらわの屋敷だよ」
アンチクリスマスがうかのつぶやきに答えた瞬間、鳥肌が立つほどの絶叫がそこら中に響き渡った。
「きゃあああああああああああああああ」
「なぎさ!?アンチクリスマスになんかされてるの!?」
大声で叫んだ。
「待ってて、今行く!!!」
ガタガタガタガタガタ!!!!!
どれだけ体を動かそうと思っても何か拘束具が体を縛り上げていて、全く動けないことに気づいた。
「なによこれ!!!」
そこでおとなしくしておれ!!」
「大人しくしてろと言われて素直に大人しくしてるわけないじゃない!!!早く外しなさいよ!!!なぎさに何かしたらただじゃおかないわよ!!!」
ある程度予想していたことだったけれど、この暴動族はどれだけうかが大騒ぎしても全く動揺する気配はなかった。
拘束具でうかを縛り上げているとはいえ、この自信は一体何なんだ?
「楽しんでんの!?血を見るのが好きなの!?そんなに血を見るのが好きなんだったら、うかの血を見なさい!!!なぎさに手を出すんじゃない!!!」
必死だった。
歯を威光で強化して、自分の肩に噛み付いた。
ガブッッッ!!!!
ツーーーー。
ポタポタポタ..........。
「痛ッ.......」
一瞬本音が出たけれど、自分の本音を悟らせまいと無理やりその言葉も噛み殺した。
これだけではどうやらアンチクリスマスは満足しなかったようで、もう片方の肩でも全く同じことをやると、ついに上半身が血だらけになって真っ赤に染まった。
「美しい...上質なワインのようだえ....」
「何を言ってるのよあんた!?」
心底気持ち悪かった。
「まあいいわ。とにかく満足した?満足したなら、早くなぎさのことを解放しなさいよ!!!」
この作品はプリンセスヒーローものです。
「この作品、好きだなあ」「気に入ったから応援したい!」「もっと読みたいから頑張れ!」とかちょっとでも好きだと思ったら、ブックマーク、いいね、評価、感想をお願いします。
作者のモチベーションになります!




