それはこっちのセリフよ、キラーズ!!!今から行くわ、待っててシマエナガ!!!!!
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そう言ってみんなで逃げていく。
最初は天愚親子が逃げるのを嫌がったけれど、何度も逃げようと叫んだらようやく話を聞いてくれた。
すぐにそうしてくれればいいものを......。
「キルキルキルキルキル!!!!待てオメーラ!!!!!」
「もっと飛ばしてください高天坊さん!!!このままだと追いつかれちゃう!!!」
「もうすでにやってるんだ!!これ以上、素早くは無理なんだ!!!」
ビュウウウウウウウン!!!!!!!!!!!!
「2人も早く!!」
天愚親子にもそう促して、うか達は逃げて行ったのだけど、逃げ足が早いキラーズは追いかけてくるのも意外と早くて、すぐにも追い抜かれそうだったので、ピアスピアで牽制しながら一生懸命奴らから離れていく。
無我夢中で離れていたら、なんと、うか達は白昼の満月の近くまで来ていたのだった。
「もっと下に逃げて行った方がいいんじゃない!?」
「下にはキラーズがいるから行けないよ!!」
「ちょっとくらいだったら攻撃してもいいっぽいよ?」
「ダメダメ絶対ダメよ!!!!!奴ら卑怯だから間違いなく人を盾にしてくる!!ほら見てみてよ!!!」
案の定、奴らはちょっとでもこっちが攻撃する素振りを見せたら、すぐさまピアスピアを構えて突き刺している人間をこっちに向けてくる。
と、その時だった。
「あれを見るのじゃ!!!!」
東光坊さんが指さしたのは、なんと赤い白昼の満月だった。
白昼の満月が赤くなったことによって、冥土に行くことができるので、シマエナガを助けに行くことができる。
しかし嬉しいことのはずなのに、どうしてこう嫌な予感がするんだろう??
それはうかだけじゃなくて、なぎさもそう思ってるようだった。
その理由はすぐにわかった。
「キルキルキル!!!!」
うか達の背後からピアスピアを持った悪意満載のキラーズが近づいてくるのと同時に、赤い白昼の満月から新しい暴動族がキラーズを引き連れてやってくるのが見えた。
「アンチクリスマス様!!!ピアスピアを手に入れました!!!!そっちのキラーズにも渡してよろしーでしょうか??」
「そんなの勝手になさい!!!血を見られれば何でもいいわ!!!」
「キルキルキル!!!かしこまりました!!オメーラこれを受け取れ!!!」
ブンッッッ!!!
シャラシャラシャラ.......
「あっ!!!」
キラーズの一人が、うかから奪い取ったピアス大量に放り投げて、多くのキラーズがそれに威光を当ててしまい、白昼の満月にいたキラーズ達もランスキルを手に入れることになった。
「キルキルキル!!!ずっと前からピアスピアが欲しかったんだ!!オメーラ覚悟しろよ!!!」
多くのキラーズがその悪意を全力でぶつけてきて、ゾクッとした。
「これはコトがコトなのじゃ!!!日光坊だけでも逃げるんじゃ!!!」
「これはさすがにまずいっぽいよ」
「うか逃げるんだ!!さすがに数が多すぎるんだ!!!」
なぎさもこの状況は想像していなかったようで、あまりの光景に絶句していた。
うかといえば、この光景に圧倒されていたけれど、それと同時に大量のキラーズを目の前にして怒りが込み上げてきたのだった。
今までされてきた卑怯なやり方を思い出せば当然の感情だ。
次の瞬間、大勢のキラーズが一斉に叫んだ。
「ランスキル!!!キル・スキルアップ!!!」
ものすごい勢いでフォーク型のピアスピアがニュッと伸びてくる。
「助けてええええ!!!」
キラーズのランスキルに貫かれている多くの人達が命乞いをした。
「怖いよ!!!」
「助けて!!!」
「命だけは許してください!!!!
「キャーーーーー!!!!」
ヒュッッ!!!!ヒュッッ!!!!ヒュッッ!!!!ヒュッッ!!!!ヒュッッ!!!!ヒュッッ!!!!
グサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサッッッッ!!!!!!!!!
人間を貫いている状態の大量のランスキルが、うか達を情け容赦なく襲ってきたのだった。
「キャーーーーーーッッッ!!!!!」
「ぐわああああああああああああああああ!!!」
人間も天愚も奴らの味方であるキラーズでさえも、ランスキルの餌食になって血だらけになった。
こんなに悲惨で残酷なことが世の中にあるだろうか?
無傷だったのはただ一人、暴動族のアンチクリスマスだけだった。
暴動族なので、キラーズが気を遣ってこいつだけは避けたというわけだ。
ポタポタポタポタポタポタ........。
「みんな大丈夫?」
うかは気力を振り絞ってみんなに声をかけた。
キラーズたちのランスキルによって、うか達はボロボロにされて、みんな黙り込んでいた。
しかし悲劇はそれだけではなかった。
「そんなに冥土に行きたいんだったら、オメーラ、オレが連れて行ってやるよ!!!」
誰かにそう言われてパッと振り返ってみると、そこには犬の首輪のように首元に縄を巻かれているキラーズがいて、うかとなぎさのことを引っ張りながら赤い白昼の満月に引きずり込んでいくのだった。
「あ、お前!!!うか達が一番最初に見つけたキラーズ!!!」
バサッッッ!!!!!!
ビュウウウウウウウン!!!!!!!!!!
「うか達を連れて行くのはやめるんだ、キラーズ!!!!キリバサミ!!!!」
高天坊さんが気力を振り絞って、ピアスピアでキラーズを攻撃しようとしたのだけど、キラーズがうかとなぎさのことを盾にしようとしたので、高天坊さんは攻撃を断念した。
「きゃああああああああああああ!!!」
なぎさ、大丈夫だよ!!!絶対うかが守ってあげるから!!!」
「キルキルキル!!!!冥土に連れて行ったらどーやって可愛がってやろうかなあ???」
「それはこっちのセリフよ、キラーズ!!!今から行くわ、待っててシマエナガ!!!!!」
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