ダメだったらダメよ!!人に当たったらどうするのよ!!今はとにかく逃げましょう!!
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「殺された人たちの無念を今、晴らしてやる!!」
「だから俺らのせいじゃなくてあのキラーズが卑怯だったんだよ!!」
「言い訳無用!!高天坊さん!!」
「.........。」
バシバシッッッ!!!
最初は迷っていたけれど、うかが背中をバシバシと叩くと高天坊さんもその気になってくれたようで、日光坊の方に飛んで行ってくれた。
「こいつ!!!」
ブンッッ!!!
....スカッ!!
ハルモニアを振りかざすと日光坊はあっさりとかわした。
「やめろよ!!本気っぽいな!!」
「本気も本気よ!!どうせキラーズと戦った時、油断したんでしょ!?」
「そんなことはない!!そっちがその気なら俺も本気で行くぜ!!アイロニア!!」
ピカッッッ!!!
「何よそれ!?」
「俺のピアスピアだよ!!」
これはどこからどう見てもヘアアイロンに見える。
まさにチャラチャラしている日光坊らしいピアスピアだ。
「ほら来いよ!!俺とやるんだろ!?それとも怖気付いたっぽい??」
「言われなくたって!!」
バシバシッッッ!!
もう一度高天坊さんの背中を叩いたら突進した。
バサッッ!!!ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
「ハルモニアッッ!!!!」
ガキンッッッ!!!
ビリビリビリッッ!!!!
........ぐにゃり。
「何よこれ!?」
ハルモニアを見てみたら、ぐにゃりと曲がっていて、まともに使えなくなったのだった。
「はい成敗っぽい!!」
バシッッッッッ!!!!!!!
「キャーーーーーッ!!!」
日光坊のアイロニアがうかの顔面を強打した。
か何やってんだ!!!!」
その瞬間、高天坊さんが激怒して戦いに加わろうとした。
「キリバサミ!!!」
ザシュッ!!!!!
高天坊さんの攻撃は日光坊の首元をかすめて、勢いよく血が吹き出した。
ブシューーーーッ!!!!!
これに怒ったのがお父さんの東光坊さんだった。
「やめんかこの無礼者!!わしの息子に何をしでかす!!マゴハンド!!!」
東光坊さんのピアスピアは細長い板の先にゴルフボールが乗っていてそれはまさに孫の手みたいだった。
ブンッッ!!!!!
ドンッッッ!!!!!!
「キャーーーッ!!!!」
ものすごい勢いで後方に吹き飛ばされていく。
バサッッッッ!!!!
「みんなやめて!!味方同士で争うなんておかしいよ!!!」
なぎさの必死の叫びを横で聞いていたけれど、戦闘に入ったので誰も聞く耳を持とうとはしなかった。
それをすぐに察したなぎさは作戦変更して、みんなに呼びかけることをやめてパッと地上を見た。
そしてキョロキョロと顔を動かしてから何かに目を留めた。
それはキラーズに捕まり、天愚親子に助けられた事で逃げる事ができた人間だった。
「すいませんちょっと待ってください!!」
なぎさがどれだけ叫んでも、うかたちは今、上空にいるので、その人には声が聞こえない。
そこでなぎさは本人のピアスピアであるウインドルを使った。
ピカッッ!!!
「クリア・ウィンダミア!!!!」
ウインドルから放たれる風を使い、1人でその人のもとに向かって、何やら説得をしてからもう一度クリア・ウィンダミアでうか達の元に戻ってきた。
ビュウウッッッッッ!!!!
「あの!!さっき助けてくれた方々!!争うのはやめてください!!私たち人間はあなたたちのことを恨んでません!!むしろ感謝しています!!なのでこんなこともうやめてください!!」
この人の必死の叫びは、うかの胸を打った。
天愚親子に助けられた人たちが感謝しているというのだったら、キラーズに殺された人達も恨んでないんじゃないだろうか?
もしこの人達が恨んでないのだったら、うかが何か言う資格はない。
天愚親子に顔面を強打されて遠くまで吹き飛ばされたけど、もうこれ以上反撃する気にはなれなかった。
親子天愚は自分たちが体を張って助けたウォーカーにこんな風に懇願されたので、すっかりピアスピアを下げてしまった。
そこでなぎさが口を開く。
「よかった、分かってくれて!!高天坊さんもそんな怖い顔しないで、ピアスピアを下げてください!!戦うべきは私たちではなくキラーズでしょう??」
「確かにそうなんだ。ちょっと落ち着くんだ!!」
こうして、またもやなぎさは争いをやめさせたのだった。
なぎさは気づいていないかもしれないけれど、すごいことをしているんだよ。
自覚がないようだけど...。
しかし、ここで何か異変が起きた。
「何だあれ!?なんか来てるっぽい!!」
「え、来てるって何が??」
「あれだよほら!!」
日光坊が指さす方には黒い影がたくさんあって、少しずつこっちに近づいているような気がした。
「何か嫌な予感がするからあなたは私のクリア・ウィンダミアに乗ってもう帰った方がいいです!!協力してくれてありがとうございました!!」
ビュウウッッッッッ!!!!
「して、あれはもしや無礼者の群れじゃあるまいな??」
誰もが薄々気づいていたことを東光坊さんがはっきりと口にした。
「なんで!?まさか!!」
「もしかして、さっきなぎさが派手にピアスピアを使ったからじゃない??」
「そんな!!それじゃ私のせいってこと!?」
「今はそんなこと気にしてる場合じゃないよ!!」
そしてとうとう目の前までやってきた。
かキルキルキルキル!!また会ったなオメーラ!!」
「これでキラーズを全部探す手間が省けたわ。あんた達いい度胸してるじゃない。わざわざ自分から倒されに来るなんて!!」
「神楽坂さん、あんまり挑発しない方がいいよ(ボソッ」
近づいてきたキラーズがうか達をぐるりと囲んで、うか達は逃げ場をなくした。
「無礼者!!この程度でいい気になるんじゃない!!」
「あっ!!またあんた達、卑怯なことしてる!!」
見ると、キラーズのピアスピアには大量に人が串刺しにされていて、戦いに利用する気満々だった。
「食らえオメーラ!!ランスキル!!キル・スキルアップ!!!」
ヒュッッ!!!!
奴らのランスキルがにゅっと伸びてくる。
人間を先端につけた状態で攻撃してくるものだから、当然こっちは反撃できない。
「この程度で俺らをやれると思ってるっぽいよ!?」
「これくらい朝飯前なんだ!!」
「待ってみんな!!反撃しちゃダメ!!人間がピアスピアに貫かれてるでしょ!?」
「だがこの無礼者はそれを利用しておるのじゃぞ!?反撃しなかったら敵の思うツボじゃ!!」
ヒュッッ!!!!ヒュッッ!!!!ヒュッッ!!!!
その間もキラーズは容赦なくピアスピアの雨を降らせてくるけれど、やはり反撃する気にはなれない。
「ダメだったらダメよ!!人に当たったらどうするのよ!!今はとにかく逃げましょう!!」
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