なぎさは黙ってて!!!!人間が死んだのに落ち着いてなんていられないよ!!!何やってるのよあんた!!
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「静さん、なぎさを怪我させたこと謝ってくださいよ!!」
「ちょっと何するのよ!!」
「いいから謝ってくださいよ!!!!自分の娘を流血させたんですよ!?自分が何をやったのか分かっているんですか!?!?」
完全に感情的になったので、うかのメンターだということも忘れて、掴みかかっていた。
「謝らないって言うんだったらなぎさと同じ目に遭わせてあげますよ!!!!そうすれば気持ちが分かるでしょ!?!?」
そうやってうかは静さんのことを叩いたつもりだったのだけど、またしてもなぎさが間に入ったことでうかの手がなぎさに当たったのだった。
「なんでこんなやつ庇うのよ!?!?」
「暴力はやめた方がいいよ」
ポタポタポタポタ...........................。
そしてその瞬間、うかは気づいた。
自分がやったことが静さんのやったことと同じだということを。
その瞬間に一気に興奮が冷めて行って、ちょっとだけ落ち着くことができた。
「落ち着いた?あんまり興奮しないで。私なら大丈夫だからね、神楽坂さん」
そうやって抱きしめられながら背中をすりすりとされて、ようやく怒りが消え去った。
「喧嘩はやめて、高天坊さん。静が失礼なことを言ってすいません」
「気をつけるんだ。大将もあの言葉で呼ばれるとカッとなるんだ!!」
こうしてなぎさのおかげで事態が収束した。
「うか、やっぱり行かなくちゃ!!キラーズがピアスピアを使って暴れまわっているんだから!!このままにしておけない!!」
「何それ?それ本当なの?キラーズが暴れ回ってる?」
「本当だよ。さっきなんてピアスピアで大勢の人を突き刺して、それを火山の火口に入れようとしたんだから!!」
「ここでぼやっとしてる暇はないね」
「そういうこと!!」
「だめよ2人とも!!行くのはやめなさい!!いくら光神楽で回復させたからと言っても、絶対安静よ!!ダメージを受けるということを舐めすぎているわ!!」
普段ルーズなのに、これに関してはかなり口うるさい。
何なんだ、全く。
「行こうなぎさ!!」
「でも静が止めてるよ?」
「そんなんだからいい子だって思われるのよ!!街でキラーズが暴れてるのよ??今すぐ行かなくちゃ!!怒られるんだったら別に怒られればいいじゃん!!」
そう言って静さんが止めているにも関わらず、2人して神社を飛び出して行った。
「待つんだ、大将も一緒に行くんだ!!」
後ろから高天坊さんが着いてきているのがわかった。
パッと後ろ振り返ってみたら、静さんが何やら苦々しい顔をしていた。
しかしどこか嬉しそうな顔もしていた。
これも静さんの深読みさせるところがそうさせているんだろうか?
高天坊さんの背中に乗せてもらいながら、3人であの親子天愚の元に行って状況を聞いてみた。
「あのキラーズは倒せましたか?」
「あんな無礼者に負けるわしらではあるまい!!」
「余裕っぽい!!」
「.....なぎさ気をつけて。こいつ変な目で見てくるから(ボソッ」
「お、また可愛い子ちゃん登場っぽいな?」
「いやいや、そんなことないです!!」
なぎさは手を顔の前で振って謙遜していた。
「......じゃがな、何人かウォーカーが死んだぞ。あの無礼者、卑怯なことをしよったんじゃ」
「数人死んだっぽい。まあ、あれはしょうがない」
「え?人が死んだのしょうがないって何????なんで天愚が2人もいて人を死なせることになるのよ!!!ありえないでしょ!!!」
「でもあれはしょうがないよ。何人いても無理っぽい」
「落ち着いてよ、神楽坂さん!!一生懸命頑張っても無理な時は無理だよ!!」
「なぎさは黙ってて!!!!人間が死んだのに落ち着いてなんていられないよ!!!何やってるのよあんた!!ちょっと物事を舐めてる所があるから油断したんじゃないの!?!?」
そうだ、そうに違いない。
「神楽坂さんやめた方がいいよ!!ここでも揉めるつもりなの!?」
「これは完全にこいつらが悪いでしょ!!キラーズを余裕で倒せるんだったらなんで人間も死なせるのよ!!」
「この無礼者!!日光坊はよく戦ったのじゃ!!キラーズの無礼者が卑怯なことをして、最後に何人かのウォーカーを道連れにしたにすぎないのじゃ!!こっちの過失ではない!!」
「そもそもあのキラーズがピアスピアで街にいたウォーカーを貫いた時、胴体を貫いていたんだから死ぬのは時間の問題だろ。俺らがどうこうしようと、どうしようもなかったっぽいよ」
「うん、それな、しょうがないんじゃないかな?神楽坂さん落ち着いて、ね?」
なぎさまで天愚親子のことをかばったので、イラッとした。
「いやいや胴体を貫かれていても、あんたたちの背中には羽根があるんだから、急げば病院に間に合うでしょ!!ってかそれ以外の人たちはどうしたのよ?」
「それ以外のウォーカーはキラーズを倒した瞬間に、散り散りに逃げていったのじゃ」
うかは正直、この親子天愚のことを信用できなくなっていた。
もし戦闘になった時、何か気の抜けたようなことをされて足を引っ張られるんじゃないだろうか?
「.........行く」
「え?神楽坂さん、なんか言った?」
「終焉の惡魔がいる冥土には、うかと高天坊さんだけで行く!!なぎさはどうせ静さんが許してくれないだろうし、あんた達二人は信用できないわ!!!」
「なんじゃその言い草は!!!無礼者!!!」
「そうだよ神楽坂さん!!そういうこと言うのやめた方がいいよ!!」
「えっ、てことは、俺の母ちゃんを一緒に探すって話もなしになったっぽい??」
「そういうことになるわね」
「そんなのってないだろ!!」
そう言った途端に、日光坊はうかに詰め寄ってきた。
「何よ喧嘩でもするっていうの!?」
ドンッッッ!!!!
なんとあろうことか、日光坊はうかのことを突き飛ばしてきたのだった。
「シマエナガを助けたら見返りに俺の母ちゃんも一緒に探してくれるって話だろ!!」
「あんたらはシマエナガを助けに行かないんだからうかだって助けてあげる義理はないじゃない!!!何も約束は破ってないわよ!!!」
ということで、うかと日光坊のバトルが始まった。
「神楽坂さんも日光坊さんも2人とも喧嘩をするのはやめなよ!!」
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