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カッとなって不満をぶつけてやろうとしたら、それをずっと聞いていた高天坊さんが立ち上がった。

この作品はプリンセスヒーローものです。




「この作品、好きだなあ」「気に入ったから応援したい!」「もっと読みたいから頑張れ!」とかちょっとでも好きだと思ったら、ブックマーク、いいね、評価、感想をお願いします。




作者のモチベーションになります!





「きゃあああああああああ!!!」



キラーズの背中に乗りながら白昼の満月に近づいていて、攻撃された瞬間に背中から振り落とされた。



ひゅるひゅるひゅるひゅる............。



しかし、うかの中でキラーズへの執念は消えていなかった。



「どこ行ったの、待ちなさい!!!」



逃げられたけれどやはり野放しにはできない。



あんなのが散り散りになったら一体どうなることか!



「うか!!怪我してるから追いかけない方がいいんだ!」



「追いかけないと!!そうは言ってられないわよ!!」



ビュュュュュュュン!!!!!



......ドサッ!!!



空から落ちてるうかを、高天坊さんが背中で受け止めてくれたおかげで地面に激突せずに済んだ。



うかはそれでもどこにキラーズが行ったのか目を凝らして遠くを探していた。



「いた、あそこにいるわよ!!追いかけましょう!!」



そう言うと、しぶしぶ天愚の3人も着いてきてくれたのだった。



「キルキルキル!!ピアスピアって面白れーな!!オメーら逃げるんじゃねー!!」



「きゃあああああああ!!!!!!」



逃げ惑う人々を容赦なく追撃していくキラーズ。



「ランスキル!!キル・スキルアップ!!!」



超スピードでフォーク型のランスキルが伸びていって、通行人を突き刺してゆく。



その光景が酷くて見ていられなかった。



グサグサグサグサッッッ!!!!!



長く伸びたランスキルが一気に多くの人の体を貫通させてゆく。



そしてそのキラーズは、大量の人間を貫いたランスキルを持ちながら、どこかに飛んでいく。



バサッッッ!!!!!



「待ちなさい!!!!!!」



「何かするっぽいな?」



「あの無礼者、何か企んでいるんじゃ!!!」



こっちの声が聞こえているはずなのに、あのキラーズはこっちに振り向く素振りすら見せずにどこかに飛んでゆく。



「助けてー!!!助けてー!!!」



大勢の人たちが泣き叫ぶ姿は見ていられない。



「どこに行くんだ!?なんだか山の方に近づいてる気がするんだ!!!」



バサッッッ!!!!!!



そうすると、一足先にそのキラーズは止まった。



止まった場所は高天坊さんが思った通り山だった。


しかしただの山ではなく、火山の火口付近だ。


「キルキルキル!!!オメーら、今から面白いことやってやるから楽しめ!!!」



そうすると、多くの人を貫いた状態のランスキルを、火口の中に入れようとしたので、これが許せなくなって気づいたらハルモニアを抜いていた。



「そんなことさせないわよ、キラーズ!!無視してないでこっち見なさい!!!ピースハーモ........」



バッ!!!!!



しかしその瞬間、敵のキラーズは衝撃的な行動に出た。


なんと、ランスキルで串刺しにしている人達を盾にする素振りを見せたのだ。



「卑怯者!!」



「うか、このままピースハーモニーを当てたらウォーカーに当たっちまうんだ!!!」



「分かってます!!!」



「この無礼者!!!」



「かなり卑怯者っぽいな?」



そうすると、急に体がズキズキし始めた。



「ガハッッッ!!!!」



まずい.........!!



「どうしたんだ、うか!?」



「さっき大量のランスキルで刺されたダメージがぶり返してきました...........!!」



「威光で守ったんじゃろう?」



「急なことだったから間に合わなかったっぽいな?」



急に体がガクッと来た。



でも、うかが頑張らないと、あの人たちが火口に入れられちゃう.....!!



「無理しない方がいいんだ!!一旦神社に戻るんだ!!お前さん達、この状況をなんとかして欲しいんだ!!」



「全然いいよ。できるっぽい!」



「むろんじゃ!!」



「うかの為ならやってあげるよ。でも後で何かご褒美もらえるっぽい?」



「そんなの大将が許さないんだ!!」



「あんたこの期に及んでよくそんなこと言えるわね...」



呆れていたけれど、でも内心では心強く感じていた。



あのキラーズがどれだけ卑怯でも、成敗という文字が大量に書かれた特攻服を着ているこの2人が負けるとは思えない。


何より高天坊さんの仲間なのだ。



「それじゃ頼んだんだ、お前さんたち!!!」



バサッッッ!!!!



ビュュュュュュュン!!!!!!






「ウォーカー!!ウォーカー!!!」



高天坊さんがそう言うと、神社の中から静さんが出てきて、こっちに近づいてきた。



「うかが終焉の惡魔から攻撃を受けてボロボロなんだ!!回復してやってほしいんだ!!」



「なんか朝から違和感があると思ったらうか、神楽殿からピアスピアの束を持って行ったのね!!」



正直そんなことはとっくにお見通しだと思っていたけれど、まさか気づかれていなかったとは。



静さんはスケールが大きいところがあるから、人に深読みされやすい人なのかもしれない。



シャラシャラ........



「ちょっとどういうこと!?ピアスが大量になくなってるじゃない!!少なくなってるんだけど!!」



「キラーズに奪われました、すいません」



「何をやっているのよ!!とりあえずこっちに来なさい、光神楽で回復させてあげるから!!」



神楽殿で静さんの荘厳な舞いをしばらく見ながら大人しくしていたら、すっかり回復した。



しかし心は落ち込んでいた。



でもそうは言ってられない。



キラーズが街で暴れているからだ。



今すぐ行かなければ!!



そう考えると体が勝手に動いて、神社から飛び出したくなった。



「待ちなさい、うか!!もう行くのはやめなさい。戦っちゃだめよ!!」



「何でですか!!今キラーズが暴れてるんですよ!?」



「何でも。ダメったらダメ。なぎさと同じように完全に回復するまで絶対安静よ」



神社から飛び出して行こうとしたら、通せんぼされた」



「ちょっと通してくださいよ!!そうだ、静さんもキラーズを止めるのを協力してください!!」



そうすると、静さんはあからさまに嫌そうな顔をした。



「何で嫌なんですか!!キラーズが暴れてるのに!!!!」



「無理よ、戦えないのよ。ビームフリーズ君のことを思い出すの」



..........出たよ。



その時、ふと頭の中で、静さんがなぎさよりもビームフリーズを優先したあの時の怒りを思い出した。




カッとなって不満をぶつけてやろうとしたら、それをずっと聞いていた高天坊さんが立ち上がった。



「何を言ってんだお前さん!?ウォーカーが自分らの縄張りを荒らしてるってのに、そのままにしておけって言うんだ!?」



「羽蟲には関係ないでしょ!?」



ブチィッ......!!



「羽蟲!?ぶち転がすぞお前さん!!謝るんだウォーカー!!」



その瞬間、興奮しすぎた高天坊さんが大きな身振りで抗議をすると、わざとではなかったにせよ、手が静さんの体にぶつかった。



そうすると暴力を振るわれたと勘違いした静さんも、同じようなやり方で対抗しようとした。



そしていつからいたのか分からないけれど、絶対安静のはずのなぎさがそこに姿を現して、この喧嘩に割って入った。



「ちょ、待って高天坊さん!静が言った事はわざとじゃないんです!静はルーズ過ぎてちょっと口を滑らせる所があるんです、すいませんでした!!!」



そう言いながら、なぎさは2人の間に割って入った。



「危ない!!!!!」



うかがそう叫んだけれど、時すでに遅し。




バキポタポタポタポタ............。



なぎさは顔から血を流していた。



か何やってるんですか!!!!自分の娘に向かって!!!!」



ダッッッッッッッ!!!!



気づいたら、うかは静さんに飛びかかっていた。







この作品はプリンセスヒーローものです。




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