そういう卑怯なことはラプラスにさんざんされてきたからもううんざりしてるのよ!!!!
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次の日、2人と顔を合わせる気分にはなれなかったので、誰よりも早く起きて福村第二小学校に向かった。
「おはようございます」
「おはようございま.........あ!」
一旦は終焉の惡魔から逃げたけれど、後でうかのことを助けに来てくれた正義先生だった。
「これは何ですか....?」
「昨日また終焉の惡魔が学校を襲ってきてね。この有様だよ!!」
校舎の1/4が崩壊していて見るも無残な姿だった。
「あ、ふうのお姉ちゃん!!」
1人の子がそう言った途端に子供達が群がってきて、前みたいにうかの自慢のこのピンク髪を大いに褒めてくれた。
「今、瓦礫の山をどかす作業してるからお姉ちゃんも手伝ってよ!!」
昨日何度も手榴弾を食らってヘトヘトだったけどみんなのために手伝ってあげることにした。
「あ、そら君!!」
しれっと近づいてきたのは、サクリファイスと戦っている時に上から物を落として助けてくれたそら君だった。
「昨日襲ってきたキラーズのせいでふうが大怪我して今入院してるんだよ!今までどこにいたんだよ!ずっと探してた!!」
「見覚えのある少年が?そうなんだ。じゃあお見舞いに行ってあげないとね」
是非行ってあげてほしいと言われたその時、異変が起きた。
ガラガラガラッッッ.........!!!!
「?」
何で誰もいない方にある瓦礫の山から音がするんだろう?
ガラガラガラッッッ.........!!!!
「セイッッッ!!!!!」
なんと、昨日の赤い白昼の満月に逃げ遅れたキラーズが急に飛び出してきて、そら君のことを鷲掴みにして上空に連れ去ったのだった。
バサッッッ!!!!!
「うわああああああああああああああああああ!!!!」
「ふう君!!!!!」
白昼の満月が赤くなってなかったからキラーズがいるとは思ってなくて、完全に油断していた。
まさか急に飛び出してくるなんて誰だって思わないだろう。
「待ちなさいよあんた!!!!いい加減にしなさいよ!!!!」
こういったことをされてまず最初に思い出したのは、爆弾キッズを盾にしたキラーズのことだった。
あれはこの上なく腹が立って今思い出してもかなりイライラする。
あんな卑怯な戦法を取られて怒らない人がいるだろうか?いやいないはずだ。
「待てと言われて待つバカはオメーらウォーカーだけだ!!!!!」
バサッッッ!!!!!!
ビュウウウウウウウウン!!!!!!!!!!!!!
そら君を連れ去ったキラーズは福村第二小学校からぐんぐん距離を開けて行って、とうとう攻撃できない距離まで遠ざかった。
「あいつ何がしたいの?まさか白昼の満月が赤くなるまで待ってあっちの世界に連れて行く気じゃないでしょうね?」
それはまずないと思っていたけれどあいつらは卑怯だから万が一ということがある。
もし連れて行くんだったらそら君じゃなくてうかのことを連れて行けばいいのに。
そしてキラーズが羽ばたいてから5分ほど経った頃だろうか。
キラーズは地上を見つめながら何かいいところはないかと探している様子だったので、すぐにピンと来た。
「あんたが何をやろうとしているのかは分かったわよ!!!!やめなさい!!!!子供に手を出すのは卑怯よ!!!!」
「キルキルキルキル!!!!このウォーカーはどこに落とせばおもしれーだろーな?キルキルキルキル!!!!」
上空でキラーズがキルキルキルキルと不気味な笑い声をあげていて、怒りと同時に気味の悪さを覚えた。
そして何か良さげなところを見つけたのか急にスピードを上げた。
うかはシマエナガがいなくて羽根を持っていなかったのでひいひい言いながらあのキラーズを追いかけるしかなかった。
「こんな時にシマエナガがいればなあ」
そんなことを考えながら一生懸命追いかけていた次の瞬間、キラーズは地上にある鉄塔に向かってそら君のことを手放した。
パッ!!!!!
鉄塔のてっぺんに突き刺さっても危ないし、高圧電線に当たっても危ないから、どちらにしろ危険極まりない行為だ。
「なんでそんなことするのよ!!!!!やめなさいよ!!!!!」
うかの願いも虚しく、そら君は真っ逆さまに落ちていく。
ひゅるひゅるひゅるひゅるひゅる...........................
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「そういう卑怯なことはラプラスにさんざんされてきたからもううんざりしてるのよ!!!!」
ピカッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!
うかは、耳にしていた羽根の形をしたピアスに威光を当ててピアスピアにした。
「ピースハーモニーッッッッ!!!!!!!!」
ドゥルルルルルルルルルルルルルッッッ!!!!!!!!
キャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!
バコッッッ!!!!!!!!!!!!
「ダメ、鉄塔をねじ曲げたけど間に合わない!!!!!」
ひゅるひゅるひゅるひゅるひゅる...........................
「うわあああああああああああああああああああ!!!!!」
もうだめかと思った瞬間、黒い影が落下地点に滑り込んで見事にそら君をキャッチした。
パシッッッ!!!!!!
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザッッッ!!!!!!
「.......................セーフなの、かにゃ?」
そら君を助けた人は紫を基調にしたブルーのメッシュを入れた髪型の女の子で、どこかの学校のジャージを着ていた。
年の頃はうかと同じくらいだろうか?
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