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ラプラスみたいに卑怯な奴がいるし、幼精は終焉の惡魔の大好物なんでしょ?普通に考えて無事でいられるわけがないのよ!!!






「それよりラプラスさんはどうしたの?あとシマエナガは?」



「ラプラスはうかがピアスピアで撃退したよ!!でもシマエナガは助けてあげられなかった」



「いつも一緒にいた大事な幼精を奪われたんだ!?だったらみんなで白昼の満月に乗り込むしかないんだ!!」



うかもそのことを考えていたけれど、 終焉の惡魔がうじゃうじゃいる白昼の満月に向かっていくのは自殺行為に等しい。




「とにかく今はなぎさのことを治してあげないと!!死なれたら困っちゃう!!」



病院には行かなくてもいいから静の所に連れて行ってと言われたので、高天坊さんに羽根で送ってもらい神社に帰った。






「随分と派手にやられたねえ......シマエナガは?」



そう聞かれたのでうかは黙って白昼の満月を指さした。



静さんはため息をついて、なぎさを背負っているうかを手招きした。



「治りますか?」



「大丈夫でしょ。あたしこれよりもひどい怪我をしたことがあるし、どうってことないわ。それより早くしなさい、だらだらしない!!」




そうすると静さんは神楽殿という場所にうかのことを連れて行って、今から光神楽をすると言って手に大量の鈴を持った。




「ちなみにこれは鈴じゃないからね。よく見てみなさい」



鈴じゃないの?よく見てみたらなんとそれは大量のピアスだった。



「それピアスピアになるの?」




「このピアスと調和する人が威光を当てたらね」




大量のピアスを振りながら静さんは舞い踊っていた。



シャラシャラシャラ♪


シャラシャラシャラ♪



そして大量のピアスに宿っていた誰のものとも知れない威光がなぎさに降りかかる。



「んぅ......................」




「......そろそろ大丈夫でしょ。あんまりだらだらやっててもしょうがないしね。起きなさいなぎさ!!」




「なぎさ大丈夫!?本当にこれで回復するんですか?」




なぎさは病み上がりのような顔をしてむくりと起き上がって、大丈夫とだけ言った。



「絶対安静よ、完全回復するまで大人しくしなさい。それよりうか、ちょっと来なさい」




神楽殿から離れて2人きりになった時に聞かれたのは、なぎさをボロボロにしたのはビームフリーズか?ということだった。




「違いますよ。敵に卑怯なことをされてちょっと手が滑ったんです。うかはそんなことをしたくなかったけれど、敵が卑怯だったから..........」




「あれうかがやったの?何やってるのよ!!あたしがもっと厳しくしごいてやらなくちゃダメね」




頭をコツンとされて、そのまま拳でグリグリされた。




「ちょっと聞きたいんですけど、もしこれをビームフリーズがやっていたら静さんは、うか達と一緒に戦ってくれてましたか?」




「.............................................。」








その後に静さんにされた返事は、うかが期待していたような返事ではなかった。






(そんなにビームフリーズが好きか!!自分の娘より?)



シマエナガが捕まったから、もしかしたら元ピースウォーカーの静さんが協力してくれるかもしれないと思ったけど期待できそうにない。



「........................そうだよ。なに、人に頼ってるんだろう。シマエナガはうかの幼精なんだから自分で助けないと!!!!」




「.........何か言ったか?」





静さんにそう聞かれたけれどうかは首を横に振って、その日は床に着いた。







「満月が綺麗だね」



横になっているとなぎさが囁いた。



「部屋は暗いのになんでうかが起きてるって分かったの?」




「私が神楽坂さんだったらシマエナガを奪われて眠れるわけないもの」




お見通しって訳か。なぎさはここら辺の勘が鋭い。




「今の神楽坂さん危ない顔してる。一人で助けに行ったら危ないよ」



「でもなぎさは怪我してるし、静さんは助けてくれないし、もう一人で行くしかないでしょ!!!!!」



「落ち着いて。高天坊さんがいるじゃない」




「高天坊さんがいるけどさ.......でもそこまで深い仲じゃないから信じられるとも限らない!!!!やっぱ一人で行くしかないんだよ!!!!」



「気持ちは分かるよ。でももうちょっと待った方がいいんじゃないかな?」




「そんな悠長なこと言って僕ちゃんが殺されたら責任取れんの!?適当なことを言うのやめてよ!!!」



思わず声を荒げてしまった。



「落ち着いて.......ゴホゴホッ.........」



そうだこの子は病み上がりなんだ。




「静さんに絶対安静って言われたでしょ?もう寝た方がいいよ」




「分かった、じゃあ先に寝かせてもらうね。おやすみ」




うかはこんな所で横になってていいのだろうか?




こうしている間も僕ちゃんがどんな目に遭ってるか分からない。





「ラプラスみたいに卑怯な奴がいるし、幼精は終焉の惡魔の大好物なんでしょ?普通に考えて無事でいられるわけがないのよ!!!」



僕ちゃんがいなければサクリファイス達が襲来してきた時に、福村第2小学校のみんなは助からなかった。



「だから恩人なんだ、助けなきゃ..................そういえば見覚えのある少年は元気かな?」






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