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御神木で幻覚が見えるのはいいとして、人を竹ぼうきで掃くのはいかがなものか

この作品はプリンセスヒーローものです。




「この作品、好きだなあ」「気に入ったから応援したい!」「もっと読みたいから頑張れ!」とかちょっとでも好きだと思ったら、ブックマーク、いいね、評価、感想をお願いします。




作者のモチベーションになります。

「キラーズの100人狩りってどういうこと?白昼の満月がまた赤くなるまで待つっていうこと?」


「次いつ来るか分からないんだから、そんな悠長なこと言ってられないでしょ。こっちに来なさい。面白いものが見られるわよ」


静さんがそういうと隣でパタパタと飛んでいるシマエナガがニヤッと笑って、なぎさが静に頷いた。


ついて行った先はご神木がたくさんあるところだった。


空気がひんやりしていて、神社がある山の中で一番静かなところだと感じられるほど、神秘的な空気に包まれている。


「はい。うか、そこに立って」


言われるがままにそうすると、静さんは急に竹ぼうきでうかの方に向かって掃くような仕草を見せた。


「ちょっとちょっとちょっとっ!!!何してるんですか、汚いでしょ!!!」



ザッザッザッザッザッザッザッ!!!!!!

ザッザッザッザッザッザッザッ!!!!!!


もう嫌がらせだとしか思えない。


だんだん砂埃が舞って、辺りは何も見えなくなってきたのだった。


もくもくもくもくもく...........。


「あれ、2人は?」


「もう幻覚の中だから見えないぜ」


何の説明もないまま幻覚に入り込んだようだけれど、シマエナガはあんまり説明してくれないから心細い。


「そんな!!まだ何をすればいいのかも分かってないのに!!って、うわ!!!」


なんと物陰から急にキラーズの一人が現れてこっちに向かってくるじゃないか。


「早くこっちに来て、僕ちゃん!!!ピースウォーカーにならなきゃ!!!」


「うーかー、待て!強くなりたいんだろ?なら今回はピースウォーカーはなしだ!ついで言うと、ピアスピアもなしで行こうぜ」


「どういうことよ?そんなの無理に決まってるじゃない!!それよりキラーズが来てるから、早くこっちに来て!!」


威光を僕ちゃんに浴びせてピースウォーカーになろうと思ったのだけど、僕ちゃんは木の棒を示しながら、それを使って戦えと言ったような仕草を見せた。


あんな木の棒で本当に戦えるのだろうか?


でも僕ちゃんが近くに来てくれない以上、もうやるしかないだろう。


「平和あれッ!!」


ピカッ!!!!


威光を木の棒に当ててみた。


しかし当然ピアスピアになるわけではなく、ちょっと強くなった木の棒で戦うしかなかった。


「100人でも何にんでも...いやさすがに100人以上はきついか...いやもっと強くならなきゃ!!何にんでもかかってきなさいよっっっ!!!!!」


そうやって自分を勇気づけたつもりだったけれど、それが逆に仇になった。


「ここにウォーカーがいるぞー!!ボクのところに集まれー!!」


「「「セイッ!!!!!」」」


一人のキラーズの号令によってわらわらと害虫のように集まってくるキラーズ。


「うわあああああああああああああ!!!!」


威光で強化した木の棒を振り回す。


ぶんぶんぶんぶんぶんぶんッ!!!!!!


「うーかー、それじゃだめだ!!ビームフリーズに倒された時と同じじゃないか!!」


そんなこと言われても。


思うことがあるんだったら、ちゃんとどうすればいいかアドバイスしてくれればいいのに。


僕ちゃんに何か言われるのが嫌だったので、一旦冷静になってキラーズの動きをよく見てみることにした。


「オレじゃなくてオメーが行けよ!!」


「ボクはお腹が痛いからてめーが行けよ!!」


「そっか、キラーズは一人じゃ何もできないんだ。だったら焦る必要なんて何もないじゃん!!」


そう考えると勇気が湧いてきたので、一番弱そうなキラーズに近づいて威光を纏わせた木の棒で攻撃してみた。


パシッ!!


「ぎゃあッ!!!!」


一番弱そうなキラーズはあっけなく倒れた。


これはいけるっっっ!!!


しかしそう思った瞬間、威光でまとわせた木の棒がパキッと折れた。


それを絶好の機会だと捉えた他のキラーズたちが、群がってくる。


「やれやれ!!やっちまえ!!殺そーぜ!!」


しかし折れた短い木の棒をキラーズたちに向けたら、キラーズはピタリと止まった。


なんて卑怯な奴ら!!


そして次の瞬間、衝撃的な光景を目の当たりにした。


「せーの!!殺せー!!」


なんと、今うかが倒したばかりのキラーズを拾い上げて、それをうかに投げてきたのだった。


「今だー!!やれー!!」


「最低ッ!!この卑怯者!!キャッ!!!!」


ドサリッ


そしてキラーズはチャンスだとばかりに、うかにのしかかろうとした。


だから手に持っている短い木の棒を振り回そうと思ったんだけど、いつの間にか手から抜けていてなくなっていた。


僕ちゃんの方を見たけど、助けるつもりはないらしい。


「近づくんじゃないわよッ!!」


手には何も持っていないから、倒れながら今その場で何かが落ちていないか探ってみた。


小石を見つけた。


ピカッ!!


威光をまとわせた小石を投げようとした。


しかしその前にうかのことを倒してやろうと、近くにいたキラーズが手を思いっきり踏んでくる。


バキッ!!!!!!!!


「ッ!!!」



「オメーら、やっちまえー!!!!!」



「うかに触るなッ!!!!!」


ピカッ!!!!


バキッ!!!!


手が使えないので、威光をまとわせた靴で1人目を蹴り倒した。


しかし1人目を倒すと、2人目3人目と近づいてくるので、それを何度も繰り返すことになる。



バキッ!!ドサッ!!バシッ!!







この作品はプリンセスヒーローものです。




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