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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第90話 ユウのお姉ちゃん

今週勤労感謝の日があるんですね……どうせなら金曜日が休みが良かったです。まぁ……結局小説書かないといけないことに変わりないんですけど。それでは楽しんできてください!

「まず大前提としてオマエが死んだのは100年くらい前だな。年齢は21歳ぐらいだな。でもその頃はまだギリ大学があるかないかぐらいだからあったとしてもオマエは行ってない!」


「なら、大学生ぐらいの年齢だった事には間違いないんだな。それに思っていたよりも最近……」


「涼君?それは僕が年寄りに見えるということかな?」


「そんな事ないぞ……多分。」


「多分???」


「オマエら仲良いな……それでオマエのその大切な人ってのはおそらく姉の事だな。ユウより2個上だったはず。名前は……んーと……あ!琴葉だ!覚えててよかった!」


2個上なら私が会ったお姉さんと同一人物っぽいな……ティールの勘違いって訳じゃなさそう……ていうか待って、ユウって本来100歳は超えるってことだよね。……えぇ?いや、でも確かに機械にちょっと疎いとこあるし……?教えたらすぐ使えるようになってるけど……言われてみれば?


「すず君?何か僕に対して失礼なこと考えなかったかい?」


「そんなことないよ……あはは……」


「すず君???」


「……琴葉さんはなんで死ぬことになったんだ?」


「んー……ざっくり言うとユウの自殺を止めようとしたからだな。確か海かどっかで溺死しようとしてるユウを助けに行った時に代わりに死んだ……的なことを言ってたぞ?まぁ結局2~3年してユウも死んだ訳だけど。」


「……死にたがりのところは生前のところからも来てるのかもね。ユウの場合。」


「そうだな。ユウの事だから一応助けられた身としてしばらく生きようとしたけど結局限界がきて……ってとこだろ。」


私と涼はユウに抱きつきながら呆れたようにそう言う。そんな私達2人を見てユウは


「……2人ともサラッと抱きついてきてるね。」


と複雑そうな顔をしている。


「だってユウ顔真っ青なんだもん。こうしてたらまだマシかと思って……」


「俺もすずと同じような理由だ。」


「……オマエらマジで距離感バグってんな。まぁ自殺した理由とかはアレだな。そこの地域では紫色の目ってあんま良くなかったんだよ。まぁ地域特有の噂ってヤツだな。アタシも詳しくは知らないけど。それで嫌がらせを受けて自殺を……って感じだな。流石に全部話すとユウがキャパオーバーするだろうから言わないけど。」


「……僕のことは気にしなくても話してもらって構わないよ?」


「顔真っ青に冷や汗かいてるヤツが何を言ってんだか……アタシでもヤバそうってのは分かるわ!」


「それにユウ、今頭痛いでしょ。多分何かしらによって変えられてた記憶が元に戻ろうとしてるからかな。」


「……親に連絡すれば今日泊まりに来れるんじゃ?」


「すず君は勘が鋭いねぇ?そして涼君……前もだけど過保護すぎやしないかい?」


「でも明日祝日で3連休だからな……許可を取るために電話を__と言いたいところなんだが実はもう許可はとってるんだよな。だから普通に今日泊まり来れるぞ。」


「涼君……準備が良すぎやしないかい?」


「アタシ漫才見せられてんのかな……3人の世界入ってねぇで戻ってこーい!まぁなんですずの元に姿を現してたかって事が1番気になるとこだろ?」


「あぁ、普通に考えてユウとすずが1回会った後ならともかくその前から会ってるってことだろ。未来でも読めない限り無理だ。」


「そ!琴葉はあくまでもユウの姉だからな。山にルール取り付けたあたりで大体どういう人を選んでるか見てて次が誰かを予測したか……ユウが様々な能力が使える分、普通の死人であり幽霊である琴葉にもそういう能力が多少なりとも使えたのかもしれない。」


「かもしれないって事は、本当にそうなのかは分からないんだ。」


「うん。アタシは仲良かったからちょいちょい話してたし、すずと夏鈴に会いに行こうと思うとアタシら管理者の許可がいるからな!その時に理由を聞いたことあるけど『弟の為よ!』って言って詳しくは教えてくんなかった!最近は見かけなくなったけど。」


「あれ?最近見かけなくなったってどういうこと?管理者なら把握してるものなんじゃないの?」


「そのはずなんだけどなぁ……もしかするとアタシがこっちに落とされたのも琴葉が何かしてたのかもな。じゃなきゃこの事を知らずにユウはありもしない記憶で苦しみ続けるわけだし。」


「……でもそれだとティール君が何かやらかしたって言う説明が無くなるだろう?君には心当たりがあるみたいだったじゃないか。」


「あ、アタシがやらかしたってのは琴葉の事!管理者なのに消息掴めてなかったからな。その罰で落とされたのかと思ってたんだけど……」


「……ねぇティール、見かけなくなったのっていつぐらい?」


もし私と最後に会ってすぐとかならもしかするとお爺さんみたいなのを追い払うのに力を使ったから〜とかありそうだけど……


「んーと、死者の方では時間軸がズレてるから合ってるかは分かんないけど……2年前ぐらいだな。1回多分オマエのことを助ける為にこっちの世界来て、戻ってきてちょっとしてから居なくなった。でもこれだけじゃなんも分かんないと思うぞ?」


「2年前、なら……小5の時かな。私と最後に会ったのが小4の梅雨ぐらいだから……うーん、1年ぐらい空白が出来ちゃう。それ以降琴葉さんがこっちに来た事あったの?」


「ん〜……多分2回ぐらいだけ行ってた気がするぞ?」


「ということは半年に1回って考えると回数は少なめな気がするな。夏鈴さんとすずの2人で遊んでた時はそれなりの頻度で会ってたみたいだし。」


「うーん……ねぇ、ユウの為に動いてたなら涼とも1回は会ってるんじゃないかな?私とお姉ちゃんにわざわざ会いに来てたぐらいだし。せめて怜斗には……」


「でも怜斗にそういう人に会ったっていうのは聞いたことないんだよな……今日聞いてみる。少なくとも俺はそれっぽい人と会った覚えはないぞ。」


「でもそのうち1回を涼に会うためだとしてももう1回分余るぞ?ユウに会いに行ったとでも言うのか?」


「……僕も心当たりは特に無いねぇ?僕の姉、という事は大体見た目も同じだろうしその分目立って気づくと思うんだけど。」


「……あ、そういえばユウは目の色が紫だからっていうので嫌がらせを受けてたんだよね?琴葉さんの方はどうだったの?姉弟なら目の色も同じなんじゃ?」


「ん〜一応そうだけど女の紫の目は悪い意味じゃなかったはず!ユウは生前の頃に人の心が読めるって事できるみたいだし。嫌がらせは多分その影響もあると思うぞ?」


「ユウには悪いが……確かにその地域では嫌がられている目の色をしてる上に心が読める、となると嫌がらせをしてくるのは仕方ない感があるな。だとしても俺はそいつらを1回殴りたいが。」


「いいねそれ、私も参加しよ。由衣も事情説明したら参加してくれるかな?」


「案外翔斗が1番乗り気かもな。そういうのすごい嫌がるし、力も1番強いし。1番怒ると怖いのはユウだが翔斗がガチギレするのって滅多にないし。見慣れないって意味では翔斗が1番怖いだろ。怜斗は怜斗でギャップのせいで怖いだろうが。」


確かに……あれ、そう考えるといちばん怖くないのって私か涼になるのかな?うーん……まぁ痛い目合わせれるならなんでもいっか!


「僕が言うのもなんだけどその考えにパッといく2人も充分怖いと思うよ?そもそもその人達もう死んでるだろうし。」


「あ、ユウに嫌がらせしたヤツらなら死者の世界来てから琴葉が全力で痛めつけてたぞ?あれはマジで怖かった。止めはしなったけど。ソイツら地獄行きだったし。」


「僕の姉さんの方が1枚上手だったみたいだねって過激派多いね、僕の周り。」


「オマエが言えることでもないぞ?まだ話したいところだが……すずと涼は帰らないとまずいんじゃないか?結構暗くなってるぞ?」


「ホントだ。帰らなきゃ……でも涼とユウは泊まりだもんね……」


仲間外れとまでは行かないけどなんだか寂しいなぁ……


「……いちおう親にすずも連れてきたらどうだって言われてるんだが来るか?」


「……うん!」


「即答だねぇ……というか本当になんで今日この流れになるって分かってたんだい?」


確かに……タイミングが良すぎ……


「いや、俺から言ったんじゃないぞ?母さんの父さんが言い始めた。3連休なんだから友達家に呼んでお泊まりしたら〜って。それで翔斗と由衣は多分無理だってわかってたからユウとすず誘って来いって……」


「……未来予知出来るのかな?君のご両親は?」


「……さぁ。俺に友達ができたのが嬉しくてはしゃいでるんじゃないか?ここに来るまでは家に籠り気味だったし。」


「だとしても翔斗と由衣が来れなさそうっていうのなんで知って……?」


「あの2人が付き合ってるのは2人とも知ってたし由衣が早退してるところ見たらしいからな。それで彼氏の翔斗も泊まるのは無理そうだってことになったんだろ。」


「な、なるほど……?」


「……アタシ的には男子2女子1の状況も中々だと思うぞ?」


「あ…………」


「……涼君、気づかずに誘ったんだね。分かってて言ってるものかと思っていたんだけれど。」


「いや、明らかすずがしゅんとしてたから……それで……まず今日はちゃんとそれぞれ部屋あるしな。」


「とりあえず私も泊まりに行っていいんだよね?」


「あぁ、問題ない。」


「じゃあ家帰ってお母さんに伝えないと……OK貰えるかな。」


「大丈夫じゃないか?いつの間にか俺の親とすずの親同士で仲良くなってるみたいだし。」


うーん、それもそうかも?今日は久しぶりに夜勤みたいだし……うん?夜勤?


「ゆ、ユウと涼!ヤバい!お母さん今日夜勤!早く帰らないと泊まりに行くこと伝えれないかも!ご飯は今日自分で適当にすることになってるから大丈夫だけど!」


「よし、僕の能力で行こうか。」


「夜ご飯が自分出することになってるだけマシだな……」


私達がワイワイしてるところをティールは


「コイツら暗い顔になったり猫になったり慌ただしくしたり忙しいヤツらだな……管理者やってた時より疲れる……」


と呆れた顔をしているのだった。

あと10話で100話達成……飽き性の私ですが何気に3ヶ月近く毎日投稿してるんですよね……この調子でこれからも毎日書いていくのでよろしくお願いします!ついでにもう一個の方の小説も昨日投稿したんで読んでみてください!それではまた次回にお会いしましょう!

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