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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第89話 思い出

相変わらずティールの登場回数がやや少なめなんですよね……出来るだけ出そうと頑張ってるんですけど……ま、まぁまぁ……!とりあえず楽しんできてください!

「あそこの公園は、私とお姉ちゃんのお気に入りの場所だったんだ。ほら、あそこって道が細い上に私の家辺りからは見えやすいけど普段他の子が遊ぶ場所からは見えないでしょ?だから秘密基地みたいな感じでよく遊んでたんだ。」


本当に、懐かしいな……体が弱かった私を元気づける為に風邪が治ってすぐで外に出れなかった時もこっそりあの公園に連れて行ってくれたっけ。まぁだいたいその後2人揃って怒られちゃうんだけど。

私はお姉ちゃんのことを思い出しつい笑みが零れる。


「それで、その公園にはほとんど人が居ないんだけど時々綺麗なお姉さんが居てね。その人とも時々一緒に遊んでもらってたんだ。そのお姉さんには2個ぐらいしたの弟さんがいたみたいでよく愚痴を言ってたなぁ……」


「すずのお姉さんの名前って確か……夏鈴さんだったよな。すずと夏鈴さんと綺麗な女の人と遊んだみたいだが弟さんに会ったことは無いのか?しょっちゅう会ってたなら1回ぐらいは弟さんも一緒に来てたとかありそうだが。」


「ううん、私が覚えてる限りでは会ったこと無いかな……」


「見た目とかは覚えていないのかい?」


「うーん……すごい印象的な人ではあったと思うんだけど、何故か見た目とかはあまり思い出せないんだよね。」


まぁ……なんで思い出せないのかはだいたい予想つくけど。


「それで話を戻すんだけど、それからお姉ちゃんが死んじゃって事故にあいかけて……っていうのもあってお姉ちゃんのこと思い出すのが嫌でしばらくその公園行かなくなっちゃったんだ。」


今でこそ普通に話せるけど……当時は結構しんどかった覚えがあるな。


「でも4年になって2、3ヶ月ぐらいして落ち着いてきてから久しぶりに行ってみることにしたんだ。確か……雨が降ってた気がするな、ジメジメしてたと思う。その日は久しぶりに行ったのもあってちょっと色々見て回ってたんだけど、途中でお爺さん……?が来て話しかけられたの。」


「まさかとは思うがガッツリ話し込んだりしてないよな……?」


「……その時はまだ小4だったから。」


「すず君の無防備さは昔からなんだね。」


無防備……?よく分からないけど気をつけよう……


「それで話し込んでるうちにだんだん辺りが暗くなってきてたから帰ろうとしたんだ。その時に、腕を掴まれて……っ」


……っ!やっぱり思い出すの気持ち悪い……あの時の感覚が蘇ってくる感じがする。


「すず君大丈夫かい?という聞き方をしても君は大丈夫と答えるだろうから……そうだねぇ?涼君、頭を撫でてあげたらどうだい?」


「……わざわざ俺に頼むなら自分ですればいいんじゃないか?」


「おや?涼君恥ずかしいのかい?」


「そんな訳ないだろ。」


ぶっきらぼうに涼はそういい私の頭を撫でてくる。


「……ありがとう、ちょっと落ち着いた。」


涼の手、やっぱり暖かいな……落ち着く。


「それで、続きなんだけど。信じてもらえるかは分からないんだけどお爺さんみたいなモノが急にぐにゃぐにゃ変形しだして何処かに私を連れていこうとしたんだ。なんとなく本能で逃げなきゃいけないことが分かったから振り払おうとしたんだけど……」


私はその時に掴まれた部分に触れながら


「だんだん力が強くなって、振り払えないどころか掴んできてた手……だった何かがそのまま首元に来て……感覚も、手というより冷たいナニかって感じだったと思う。」


「……だからあの時僕が手を掴んだ時嫌がったのか。そんな理由もあると知らずに無理やり引き留めようとして悪かったね……」


あ、明らかしょんぼりしてる……そんな顔されたら許さないって言える人いないと思う。反則だ……


「気にしなくていいよ、反射的にって感じか強かったし。」


「……首元に手だったものが来たってことはすごい力で首を絞められたことになるよな。どうやって逃げたんだ?」


「逃げた、というより助けて貰った、かな。お姉さんがいつの間にか私の隣に立ってて元々お爺さんだった何かに、なにか呪文……?みたいなのを言ったらお爺さんみたいなものが消えていったの。」


「首は?大丈夫だったか?」


「喉がしばらく痛かったけど風邪ってことにしてたから。大丈夫だったよ。それで私が咳き込んでいるとお姉さんが『ここに1人で来るのは辞めた方がいいわ。貴方そういうのを呼んじゃう体質みたいだから……私の弟をよろしくね。』って寂しそうに笑って言ってから瞬きの間に居なくなってたんだよね。」


「瞬きの間に……なら人ではなさそうだな。」


「弟をよろしく……か。すず君その後それらしい人には会ったのかい?」


「うーん、多分会ってないけど……そもそも見た目もあまり思い出せないからなぁ……」


「……オマエ、ソイツと会ったのはその日が最後か?」


ティール?今まで黙ってたのに急だな……


「うん、そのはずだよ。」


「会ったのって6月下旬?」


「え?まぁ雨が降っててジメジメしてたからそれぐらいじゃない?心当たりでもあるの……?」


「心当たりもなにもその弟とやら、オマエの目の前にいるぞ?」


え、目の前に居るって……もしかして


「ユウがそうだって、言いたいの?」


「それ以外居ねーだろーが!」


「……え、僕?え?」


「もうめんどくさいしコイツの生前の話いましたらどお?すずの話はそこで終わりでしょ。」


「え、うーんそうだけど……」


やっぱりイマイチ話していいのかどうか判断出来ないな……


「すず、このまま先延ばしにしてたら後悔することになる。嫌ならさっさと腹を括って話す事!」


「……みたいなんだけど、話しても大丈夫?ユウ?」


「うん、多分大丈夫だよ。」


「じゃあせめてティールが話して。何かあったら私が止めるから。」


「はいはい、分かりましたよ〜。」


ほんとに大丈夫かな……と心配しつつ私と涼とユウはティールの話に耳を傾けた。

ふぅ……喉痛いなー鼻詰まってるなーとは思ってはいたんですけどまさか風邪とは思わないですよね?すず達にバレてない、よな?……さっきから視線を感じるのは気の所為ですが…………嫌な予感がするので気のせいだと思っておくことします!熱は無いので明日(多分)投稿すると思いますので!また次回にお会いしましょう!

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