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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第82話 席替え

急に寒くなってきましたねぇ?しかも曇りだからか余計……せめて雪降ってくれたらいいんですけどね。あ、私は降りませんよ?今年は積もるといいですねぇ……それでは楽しんできてください!

ユウが学校に来るようになってから2週間ぐらい経った。そして今日は__


「席替えの日……面倒くさいなぁ。」


私は由衣達と一緒に教室へ向かいながら本音を漏らす。由衣も心做しかいつもより暗い顔で


「憂鬱そうだね、すずちゃん……」


と苦笑いする。


「そういう由衣もな。」


「いや、涼も人の事言えねぇだろ。俺もだけど。」


「おや?そんなに席替えが嫌なのかい?」


ユウは楽しみなんだろうな……まぁユウだけ席離れてるから当たり前か。


「ユウは楽しみなんだね……はぁ……由衣と離れるのかぁ。」


「……でもよく考えると由衣君と翔斗君が隣になるかもしれない、という事だろう?」


あ、確かに……それはそれで楽しそう!色んな意味で!


「うーん……なれたら私も嬉しいけど翔斗君と隣になったってわかった瞬間色んな子にまた色々言われそうだし……」


「そーなんだよなぁ。2週間経ってようやく落ち着いてきたって感じだし。気がついたら親にまで話伝わってんだぜ?流石の俺でも恥ずかった!」


「の、割には満面の笑みしてるけどね。あーあ、教室入ったらもうどこの席になってるか分かっちゃうもんなぁ……せめて誰かとは隣がいいなぁ?」


「すずちゃんは翔斗君か涼君かユウ君なら誰と隣がいい?」


あ、流石にもうユウのことさん付けじゃなくなってる……ここ2、3日前ぐらいから君になったんだよねぇ?ま、だいたい信用してくれたってことかな?


「うーん……翔斗は由衣と隣になって欲しいからナシとして!」


「なんか複雑だな……」


「……涼もユウも隣がいいじゃダメ?決めれない!2人とも同じくらい大切だから!」


「すずちゃんらしいね!あ、教室着いたよ!」


はぁ……ここまで来たらいい席である事を願うしかない!

私は意を決して教室へ入る。


「私の席……あ、あった。廊下側1列目の1番後ろ!えーっと隣は__ユウとだね!良かったぁ、1人ぼっちじゃなくて済む!」


「俺は席の場所変わらないな。ラッキーって言いたいところだか1人か……」


「まだすずとユウの席近いし良いだろ!俺と由衣なんか完璧に離れるんだぜ?まぁ結局ここのクラスのヤツら全員1回は遊んだ事あるからあんま関係ねぇんだけどな!」


「なんか……悪いね涼君。ただ僕が座っている席とほぼ真反対だから机の移動が大変だねぇ?もういっそ能力で……」


「辞めろ。」


「辞めて。」


私と涼が同時に言う。


「冗談だよ。2人揃って同じことを言うなんて仲がいいねぇ……」


「「同じく共依存してるユウだけには言われたくない(な)。」」


「また揃ってるよ……まぁ否定は出来ないんだけどね。」


「由衣、コイツらやべーと思う。」


「気にしちゃ負けだよ翔斗君。」


「……因みに僕らが来るの早めとはいえ皆来るの遅すぎないかい?」


「あーこれ早く来た人から机動かさないといけないから……めんどくさくて皆来るの遅くしてるんだと思うよ。」


「うーん、ならやっぱり僕の能力で移動させても良くないかい?ちゃんと人が来ないようにするから、ね?」


んー確かにその方が楽だけど……


「その時に使う能力って妖力か体力使うの?」


「あまりに大量にやると使う事になるけれどこれぐらいの量なら使わずに済むよ。」


「ならいいんじゃない?私達も楽できるし。ユウが良いなら。」


「なら遠慮なく使わせてもらうよ。」


そう言いユウは能力で位置を入れ替え始める。3分程で完了した。


「はえー……こんなに早く終わるならユウにやって貰って正解だな!」


「ムッ……?なんだかユウの調子悪そーだぞ?」


周りに人が居ないからかひょっこり顔を覗かせてティールはそう言う。


「ティール本当?そうなのユウ?」


確かに妙に手を開いたり閉じたりしてるけどてっきり能力を使う時に疲れたからだと思ってたんだけど。


「いや、多分気の所為だよ。外が寒かったからかもしれないね。」


「んーアタシはそういうのじゃないと思うんだけどなぁ?というかすずぅ?ユウが生きてた頃の話まだしないのかぁ?」


そういえばまだしてなかったっけ……うーんでも内容も内容だからなぁ?


「ん〜……今が11月の初めだから今月中には話そうかなぁ?」


未だにユウちゃんと私達に頼るとか言いながらイマイチちゃんと話してくれてないこともあるっぽいし。その状態のユウに言うのもなぁ……


「ふーん?早めに言った方がいーと思うけどすずがそう思うなら仕方ないか!……人の気配が近づいてきてるしアタシはねーよおっと!」


少し意味深な言葉を残してティールは顔を引っ込め眠りにつき始めた。人の気配……あ、今先生が来るのがみえたからそれかな?


「そんなに酷い内容なのかい?すず君。」


何故か頭を撫でながらそう言ってくる。


「ん……まぁユウは責任感が強いから。というか頭撫でないで。そんな事しても今日は話すつもりないよ?」


「フフフ、残念だ。……僕は少しお手洗いに行ってくるよ。」


「行ってらっしゃい、私が荷物置いておこうか?」


「ありがとう、頼むよ。」


私はユウの荷物を受け取る。軽いなぁ……多分ほとんどカバンに入れてないんだろうな、能力使えるから。そこから取り出せるもんねユウの場合。


「私達も一旦荷物置きに行こ!ずっと荷物持って立ってるのもあれだし!」


「おうそーだな!」


「……そうだな、寒いしカイロ出したい。」


「私もカイロ持ってきてるからだそっと!」


そして私達は一旦それぞれ席へ向かった。

はぁ……由衣と翔斗が隣りだったら面白かったんですけどねぇ。まぁすずとユウが隣りなだけマシですね!涼からの視線を感じますが。それではまた次回にお会いしましょう!

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