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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第79話 甘えん坊

ねむぅい……それでは楽しんで来てください!

……脚が痛い。流石にキツい、膝まくらする時間が長い。


「……ユウ、流石にそろそろどいてくれないか?」


「…………」


あからさまに不機嫌になったな……これ絶対今まで誰にも甘えれなかった分が爆発してる感じだよな。

とりあえずユウの頭を撫でながら俺はチラリと時計を見る。

10時か……普段寝るのが遅い俺でも色々あったせいか疲れてるんだよな。まずユウが学校に来はじめて、その後ティールが目を覚まして、ユウの不満爆発して、猫になって、ユウの問題が一旦解決して、その間に由衣と翔斗が付き合って、由衣の体調不良から新たな問題が発覚して、ユウが俺の家泊まりに来て……?いや、1日にどんだけ内容詰まってるんだ?


「……涼君、眠いのかい?」


まだ少し不機嫌そうな顔をしながらユウは聞いてくる。


「……まぁ少しだけ。今日は色々あったし。でもユウがまだこのままで居たいんだろ。気にしなくていい。」


凄い微妙な顔してるな……前と比べて表情が豊かになりすぎだろ。ここまできたら甘えん坊になるというより幼児化してるのか?


「いや、流石にもう辞めておくよ。僕は散歩にでも___」


そう言って起き上がろうとするユウを無理やり押さえつける。


「ユウ、今散歩に行くって言わなかったか?気のせいならいいんだが。」


急に俺に押さえつけられた事に驚いたのかびっくりした顔をして


「え、言ったけど……」


と俺の膝の上で少し小首を傾げてそう言った。


「いや、何言ってるんだ?お前も一緒に寝るんだぞ?まさかとは思うが前俺にあんなに説教をしておいて自分は寝ないとか馬鹿げたこと言わないよな?」


「でも僕は寝ることは出来るけど必要性はあまり無いからねぇ……涼君とは訳が違うよ?」


「でも今日は疲れてるだろ。寝ろ。」


「寝ないよ?」


「強情な奴だな……ならこれからは膝まくらは無しだな。」


これ効果あるのか?よく良く考えればユウって兄属性だよな?


「分かったよ……寝る、からこれからも膝まくらしてくれる……かい?」


「そんなに気に入ったのか?まぁ膝が痺れない程度なら……すずにはするなよ?」


「流石の僕でも女性であるすず君にはしないよ……じゃあ僕は床で寝るよ。」


ん?いや……


「俺が床で寝るつもりだったんだが?」


「……僕が床。」


「いや俺が……」


「戻ってきたらまたこれだよ。めんどくさぁ……2人ともギャーギャー言ってないで2人でベッドで寝ればいいんじゃないのぉ?」


「あ、怜斗。戻ってきたんだな。」


「うん〜由衣もとりあえずは大丈夫そーだったよ!」


あ、本当に由衣の様子も見に行ってくれてたのか。


「怜斗、その時由衣に話しかけたのか?」


「うん、ちょっとだけだけどね〜!軽く恋バナを……?」


「あぁ、確かに気になるね。どんな話をしたんだい?」


「んーとね、翔斗の好きなところとかぁ、初めて翔斗と会った時の印象とかぁ?まぁほんとにそんな感じの話しかしてない!変に夢の事とか聞いたら不安になるかもだしぃ?」


「ちゃんと必要なところでは怜斗って気を使えるよな。」


「その言い方だと普段俺が気を使えないみたいじゃない?????」


「まぁ気を使えないと言うより場が和むって感じだね、怜斗君が居る時は。やっぱり死んだ年齢とかも関係するのかもね。」


「ん〜でも案外大人っぽいとこもあるからな、怜斗って昔から。なんでなんだ?」


「あー多分親がゴミクズクソ野郎だからじゃなぁいい?」


満面の笑みして言うことじゃないよなそれ……


「とんでもない言いようだねぇ……僕もその可能性があるから何も言えないけど。」


「いやでも怜斗、確かに母親だけではあったが基本いい母親って感じじゃなかったか?」


「あーあのババア外面は良かったからね。それに俺が合わせてただけー!」


「どんな人だったんだい?」


「んーとね、小3の俺を家に放ったらかしにして男の人となんか遊びに行ってた!ジジイの方は俺が生まれてすぐ浮気して離婚したらしいからしらなーい!」


「……どうするユウ、母親殺るか?」


「いや、流石に一瞬で終わらすのは味気ないだろう。まずは僕が(実際に試したやつの中で)1番ゆっくりと効果が出てくる呪いをかけよう。」


「そうだな、お前が試したってところがひっかかるが。」


「どうしてバレたんだい……?」


「うん、そもそも呪うの自体辞めてねぇ?てかババアとジジイは今頃地獄を味わってると思うよぉ?俺呪いかけたし。」


本来ツッコミを入れるところなんだろうが……まぁ怜斗の仕打ちを倍にして返しただけだしいいか。


「あ、なんだ先にやってたのか。なら殺らなくていいか。」


「まぁ変なことしでかさない限りはね。」


「というか話ズレすぎでしょ!結局2人仲良くベッド寝るのぉ?」


怜斗は早く寝ろと言った雰囲気でそう言ってくる。


「2人でベッドか……狭いんじゃないかい?」


「まぁ……このまま寝るの遅くなるよりはいいんじゃないか?」


「うーんそれもそうだね。ついでに僕もくっつけるし。」


「大変そーだね、涼!ガンバ!」


ユウ、妙に素直だと思ったらそういう事か……暑そうだな。というか怜斗に関しては面白そうとしか考えてないよな絶対!


「はぁ……まぁ泊まり誘ったの俺だしくっつかれるのは妥協するしかないか。そうと決まれば歯磨きはもう済ませてあるし寝るぞ。」


「そうだね。怜斗君はどうするんだい?」


「俺は暫くここに居た後外の見回りして由衣の様子見てくる〜!」


「なんか最近怜斗よく色んなとこ見回り行ったり様子見に行ったりしてるよな……」


「うん、基本はそっちが持ってきた問題のせいなんだけどねぇ???」


うん、それは本当に悪いと思ってる。だからそんな目を向けるな怜斗……というか俺もやりたくてやったわけじゃないしその言葉は辞めろ。ユウに刺さってる。


「ま、まぁそうと決まればもう寝ようか。僕が電気を消すよ。」


「ありがとう。ユウ、怜斗の言葉は気にするなよ。半分冗談だろうし。そもそも怜斗、頼んでもないのに行ってるからな最近。自分から巻き込まれに行ってるようなもんだろ。」


「う〜ん……まぁ、それもそうだね。それじゃあおやすみ2人とも。」


「おやすみ。」


「おやすみぃー!」


そうして俺とユウは眠りにつくのだった。

えーカップルになった感想をどうぞ。

「変なこと聞くんじゃねぇよ作者!シバキ倒すぞ!?」

「ま、まぁまぁ翔斗君落ち着いて……」

仕方ないなぁ……なら質問を変えよう!コスプレした由衣どうだった???

「え、すっげー可愛かった。」

めっちゃはっきり言うじゃん……そっちの方が恥ずかしいでしょ……ほら見て、由衣が真っ赤だよ。

「……翔斗君のバカ。」

「えぇ……褒めただけなんだけど?あ、褒め方が悪かったとかか?まず1番良かったのは__」

「しょ、翔斗君恥ずかしいからやめて〜!」

やだ、ラブラブじゃない……てかあの2人完全に2人の世界に入ってるよね、私居るのに。仕方ない、ここは気配を消してバレないように様子を見ますか!それではまた次回にお会いしましょう!


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