第57話 確信
最近冷えてきましたね……インフルも流行ってきてるみたいですし体調には気をつけましょうね( •̀ •́ゞ)ビシッ!!では楽しんできてください!
「……その、今ってテスト前でしょ?その分普段よりテスト関係の話になることが多いんだよね。」
授業中とか休み時間とか生徒間でもテストの話題出ること多いし。……翔斗はもう少しテストのこと考えた方がいいと思うけど。
「まぁそうでもしないとテスト勉強しない子もいるからねぇ。先生としてもあまりに悪い点は取らせたくないだろうし仕方の無いことではあるね。」
「うん、翔斗みたいにね。だからテストの話自体をするのは別にいいしその方が緊張感持てるからいいんだけどその時に大抵私の名前出てくるんだよね。私結構点数いいから学年1位なこと多いから。」
「うーん……確かにしょっちゅう点数関連で名前を出されるのは嫌だね。その分点が下がった時の周りの反応も大きくなるだろうし。」
「うん。私の学校、テスト返ってきたらクラスの子同士で1番点がいい人が誰なのか探し始めるから。大抵私が1番なのを前提に小学生の頃も今も聞きに来るからちょっとプレッシャーが、ね。」
まぁ私が変に気負い過ぎなのかもしれないけれど。
「すず君の場合は普段は演技してるから余計疲れるんだろう。せめてはっきりと嫌と言えるタイプならともかく演技してる時の君はそういうタイプじゃないし。」
ホントなんで私あのキャラで人と接するようにしたんだろう。せめて由衣みたいにやんわりとでも断れる性格にしとけばよかったのに……
「うーん……でも今回は涼君が居るだろう?自然と涼君の名前も出るんじゃないかい?」
あー……
「出るのは出るけど回数が少ないし。もし出たとしても私と涼どっちの方が点いいんだろうっていう内容だから。涼はどうでも良さそうだけど。」
「今は怜斗君も居るから一時期ほど必死にはやってないだろうけど習慣になっているところもあるだろうし先生としても期待はしてるんだろう。でも涼君は他人と点数は性格的に張り合ったりしないだろうしね。」
地頭も元々良かったんだろうな……基本授業中も真面目だし。先生も結構涼には期待してるだろうし、好感を持ってるんじゃないかな?
「でも涼の方が点数いいの分かってるのに話題にされるのは嫌だな……プレッシャーも勿論あるけど失望されるのが嫌だし。」
「うーん……どうにかするにしてもその先生達をクビに追いやるか僕が記憶をいじって話題にならないようにするかしか出来ないからねぇ……」
「絶対やめてね?その2つを試すの。」
「フフフ……」
意味ありげな微笑みをするがしないという返事はない。
「え……本当にやめてよ?」
「実害が無ければしないよ。多分ね。でもいちおうその先生達の名前を教えてくれるかい?念の為にね。」
多分それ教えたら絶対になにかするよね。言わないでおこう……
「言わない……変なことしそうだから……」
「……えーなにもしないよー。」
目を逸らしつつユウはそんなことを言う。
何もしないって言ってる割には棒読みな気がするんだけど?
「はぁ……とりあえずこれ以外は特に悩みは無いかな。」
「うん、まぁ僕は今何も出来ないけど基本ここに居るからあまりにしんどくなったらここに来るといいよ。動物達も居るしね。気になることもあるんだったね?」
「うん、気の所為かもしれないんだけど今日の授業中の……数学だったから1時半ぐらいかな。いつも通り授業受けてたら何か変な気配感じたの。と言ってもすぐ消えちゃったし怜斗もなんの反応も示さなかったから何ともないと……ユウ?どうかした?」
珍しくあのユウが笑わないどころか厳しい顔してる?私変なこと言ったかな……でも厳しい顔はしつつちゃんと私が落ちないように気を使ってくれてるな。ユウは優しすぎるところがあるからちょっと心配、だな。
私がそう考えているうちにユウはいつもの笑顔に戻って
「いや、ちょっと考え事をしていただけだよ。その後特に何も無かったかい?」
と聞いてきた。
「何も無かったけど……もしかしてユウ心当たりでもあるの?」
「あ〜……まぁ隠すほどのものでも無いし話してもいいかな。僕もすず君と同じ変な気配を感じてね。それなりに距離がある場所でも強く感じたから様子を見に行ってたんだ。」
「だから普段よりも強い術をかけてたんだ……それならわたし来ない方が良かった?」
「いや、すず君よおかげでその気配が他の人に害を加えたりすず君達の通う学校内へ行ってなかったことが分かったからね。来てくれてよかったよ。」
「……ユウは悩んでる事ないの?」
あのメモ帳の事があるからちょっと心配なんだよね。今は涼が保管してくれてるみたいだけど。
「悩んでる事?うーん……すず君が素直に甘えてくれない事かな?」
やっぱり真剣に答えてくれないな、今のも本気で言ったわけじゃなさそうだし。いっそメモ帳の事言ってみようかな。
「そうなんだ。良かった。前……というか私と涼がこっちに戻ってきて学校に行った日なんだけど放課後涼の部屋にメモ帳?手帳?みたいなのが置いてあったんだよね。その中身に助けてって文字が赤いペンか何かでいっぱい書かれてたから。なんとなくユウの字に似てる気がしてたから心配だったんだ。」
……どうだろう?何か反応するかな?でもユウってある意味私と同じだからな。普段から笑顔な分もしユウの物だったとしても顔に出ないかも……?
だがそんな私の予想の斜め上の反応をユウはする。
「……っ!へぇ、見たんだね中身。初めのページは?見たかい?」
焦ったような何かを恐れているような表情で私に聞いてくる。ユウとは思えないほど動揺していて少し驚きながらも私は
「初めのページ?何も書いてなかったと思うんだけど……」
と答える。
「なら良かった。あれは少し厄介な代物でね。中に何か書いたりもしてないかい?」
「してないんじゃないかな……涼も引き出しにしまっておくって言ってたし。助けてって文字、ユウが書いたの?」
「いや、そんな覚えはないよ。絶対にね。」
「絶対に絶対?私は、感情が薄い方だけど少なくともユウだけが苦しむのは嫌だなって、思う。だから本当は苦しいのなら言って欲しい。」
でもそこまで言ってもユウは寂しげに微笑み続けている。そこで私は確信した。__今救うべきなのは私なんかじゃない、ユウなんだって。
「フフフ、反省した?」
ハイしました、でも一つ文句言っていい?なんで2日連続で私正座させられてんの?しょうがなくない?話の流れ的に涼も照れさせる流れだったでしょうが。そもそもユウは私に仕返ししたよね?ね?
「懲りてないみたいだったからね。もう1回僕がやられる可能性もあったし。それにテストは?結局どうだったんだい?」
あ、それはちゃんと達成したよ!だから罰ゲームはナシだね!
「じゃあご褒美と称してもう1回僕が作者のいい所を上げていこうか?」
辞めろ?お前私を殺す気か?冗談抜きで死ぬぞ私?
「それは大袈裟じゃないかい?」
えぇ?そうかなぁ……でもどうしよう。涼にすずを撫でさせるつもりだったんだけど流石に昨日の今日じゃ怒られるだろうし辞めとこうかな。てか先に本編でユウがやりやがったし。
「しばらくは夜道に気をつけておくよ。」
あ、涼をキレさせたことは自覚してるんだ……まぁご褒美内容を無くすのは後で涼に伝えるとして!ご褒美どーしよー( ᐕ)?
「無しでもいいんじゃないかい?」
それはヤダ☆
「我儘だねぇ……とりあえずもう正座は辞めていいよ。」
イェイ!って足が痺れて立てぬ( ・᷄ὢ・᷅ )ふざけんな☆
「仕方ないねぇ……はい、これで良いだろう?」
いや、「これで良いだろう?」じゃねえよ。なにお姫様抱っこしてんだぶち飛ばすぞ?それはすずの特権だろうが!
「そこなんだね……まぁなら下ろすよ。」
おぉ、立てた!ふぅ、失神するところだったZe☆
「だから大袈裟過ぎないかい……?あ、ご褒美は結局どうするんだい?」
うーん……なら明日の話すテストの為にやる気をチャージしたいので頭撫でてもろて……
「僕頭撫でる回数多くないかい?まあいいんだけど……すず君の方は涼君の回数も増やしてあげてね?」
うん、じゃないと涼に殺されそうだからね……にしてもすずの気持ちわかるわぁ〜。なんか嫌じゃないんだよねぇ撫でられるの。
「なら良かったよ……?あ、そうだ。」
( 'ω')フェッ?!
「ちょっと色々スマホの設定いじってた時にハグはストレス緩和なんかの効果があるって見たから試して見たんだけど……あ。」
( ꒪ཫ꒪ )꒰ঌ( ˆ꒳ˆ )໒꒱グッバイ
「わぁまたこのパターンだねぇ。慣れてきたよ。すず君と涼君がしていた回があったから試したっていうのもあったんだけど作者には逆効果だったみたいだね。別にまだ照れさせられたことを根に持ってたわけじゃないけどね。」
(絶対そうじゃん……怖っわ死んだフリしとこ。)
「それではまた次回お会いしようね。……さて、蘇生ついでに術の実験台に。」
(\( 'ω')/イヤアアァァァァアアアァァァァアアア!!!!)




