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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第56話 久しぶり

3000字以上書いたせいで爆発しそうですね。私3000字以上書いたら爆発する病なんですよ(?)では楽しんできてください!


⚠︎︎後書きちょっと長め

あ、着いた……流石にこの辺りまで来たら演技する必要ないよね。にしても特に変わった様子は無いな……山に来たはいいもののユウってまだここに居るのかな?よく良く考えればここに取り付けてたルールも今は無くなって特に制限なく入れるみたいだしそういう意味ではここにユウがいる確率って結構低いよね?怜斗は山に迷った時会った!って前チラッと言ってたけど……


「まぁ、リフレッシュに来たっていうのもあるし村の方までは覗きに行こうかな。」


私はそう決めて階段を登りとりあえず頂上まで目指す。

せっかく来たんだし、ね。何となく素振りに出てたのか涼に「今日いい事でもあるのか?」って聞かれちゃったし。涼は連れてきた方が良かったかな……でもそしたら私が素を出せなくなるしな。涼になら言ってもいい気がするけど。迷惑かけたくないし、ね。

そこまで考えふと考え事をしてたら逆に疲れるんじゃ?と思い私は無心で頂上まで登ることにした。登っている時にふと違和感に気づく。


「あれ……?そういえば山が前よりも霧がかってるような気がするな……」


本当になんとなくってぐらいなんだけど、引き返して帰った方が良いかな?

そう思い私は後ろを振り返った。が、後ろに広がるのは真黒い闇でとてもじゃないがそこに足を突っ込みたいとは思えない。


「なにこれ……でもこれじゃ、前に進むしかないよね。とりあえず走っていってみよう。私の体力なら頂上までならもつはず……」


そう考えるや否や私は勢いよく階段を登り始める。元々一段一段が低いのもあって数段飛ばしで駆け上がることが出来た。最近してなかったとはいえ昔よりも体力が着いてたのか5分程で上まで登ることが出来た。


「はぁ……っ、はぁ……っ。流石にここまで走って登ってくるのは疲れる、な。」


ふと後ろを振り返るがやはり数メートルほど後ろには暗闇がある。


「どうしよう……いくらルールが消えたとはいえ1人で安易にはいる場所じゃ無かったかな?」


翔斗が居なくて良かった……多分パニックになってたよね。1人でボケとツッコミを始めてそう。由衣はなんとかなる精神で暗闇に突っ込んでそうだな……涼は、多分怜斗も居るからとりあえず上から辺りを見てもらってそう。


「うーん……やっぱり村に行こう。元々行く予定だったし、進行方向的には前へ進んでいくことになるから。」


まぁ1番はやっぱり初めてユウと会った場所でもあるしユウが居る可能性も高いしね。

そんなことを考えながら私は村の方向へ歩いていく。


「こっちの方向で間違いないよね?うーん……霧のせいでいまいち方向感覚が掴みにくいな。全く分からないわけじゃないんだけど。」


迷子になったら怖……くはないな。いっそ自由で入れる分普段より楽に過ごせそう。この木があるって事はやっぱりこっちで間違いなさそうだな。出来れば走りたいけど流石にこの道のりを走るのは危ないよね。無駄に怪我して由衣に怒られたくないし。


「ま、そもそもちゃんと帰れるかもわかんないんだけどね。はぁ……これでユウ居なかったら結構ピンチだな。」


テクテクと少しばかり不安を抱えながらも村へ歩いていると先の方に人影が見えた。


「あ……あれって。」


その人影はこちらを振り向き近づいてきた。


「久しぶり__ユウ。」


「久しぶり……という程長い期間会ってなかったわけじゃないと思うんだけどね。こんな所にきてどうかしたのかい?テスト前だろう?」


何度も嫌という程聞いたその言葉をかけられて私は少しイラッとする。でも相手に悪気がないのは分かっていた為出来るだけ表に出さないように


「別に……気疲れしたから気分転換に来ただけ。」


と答えた。だがなんとなくユウは私の声色から察したのか深く追求してこずに


「へぇ、まぁ山はパワースポットになったりしているから気分転換に来るには丁度いいね。」


と笑って言った。


「ユウ、すぐに会えるって言ってた割には思ってたよりもすぐじゃなかったね。」


「まぁ別れてからまだ1週間も経ってないんだけどね。それでも本当は今日会えるはずだったんだよ?でもよく考えてばテストが近いのに由衣君や翔斗君と会っていいものなのかと思って辞めたんだ。結局すず君とは会うことになったけどね。」


苦笑しながらそんなことを言う。


「……そう、別に私はどちらでもいいけど。」


来て欲しかっただなんて言えるわけないよね。心配かけちゃうしなんか勘違いされそう。寂しがり屋なんだね〜とか言われそうだもん。


「相変わらず冷たいなぁ……でもまぁそれもいい所ではあるんだけどね。」


冷たいところがいい所って……?と思ったがグッとこらえて代わりに別のことを聞くことにした。


「そうだ、あったら聞こうと思ってたんだけど山に入って気がついたら私の後ろがなんか真っ暗闇に包まれてたのと周りが霧っぽいんだけどなんでか分かる?」


「ん?あぁ……ちょっと普段よりも強い術をかけたからかな?いつもは幽霊なんかを閉じ込めるだけなんだけれど少し気になることがあってね。確認へ行く時に念の為普段よりも強い入ってきた種類問わず外へ出にくいような術をかけてたんだ。」


そういう事か……でも気になることって何だろう?


「こーして……よし!まだ暗闇と霧残ってるかい?」


「え?」


私は辺りを確認する。


「あ、消えてる……」


「なら良かった。ホッとした顔をしているけどそんなに怖かったのかい?」


「別に……怖くなんてない。」


私自身もよく分からないけど。最適な回答は怖くないって答えること……だよね?


「…………うーんその割には」


ユウは私の頭を撫でて


「随分と不安そうな顔をしているけどねぇ?本当は怖かったんじゃないかい?それとも何か悩み事でもある?」


と優しげに微笑んでそう言った。

頭撫でられてるな、子供扱いをされているようで少し複雑な気持ちだけど……嫌ではないしまぁ良いかな。

そんなことを考えながら私は一瞬考えて


「怖い、かは分からないけど不安ではあったかもしれない。」


「まぁ君にとって不安っていう感情はかなり大きなものだからね。ごめんね、ちゃんと解いたつもりだったんだけど人が入ってくるとは思わなかったからちゃんと確認出来てなかったよ。」


頭を撫でている手とは逆の手で私の頬をムニムニする。

……流石にそれは子供扱いしすぎじゃない?


「ユウ、手。ほっぺムニムニは子供扱いされてるみたいでなんか嫌……」


「あぁごめん。いつもの癖で……」


「いつもの癖ってどういう事……?」


「あ、変な意味じゃないよ?僕こうやって普段動物達を触るからつい、ね。」


あ、そういう事……


「でもまぁそれなら頭撫でるのも控えた方がいいかな?すぐに辞めるよ。」


そう言ってユウは私を撫でる手を離そうとする。それに私は言おうと思っていなかったのに


「頭撫でられるのは……嫌じゃ、ないから別にまだしててもいい。」


と口が滑ってしまった。その言葉を聞いてユウは少し驚いた顔をしたけどクスッと笑って


「それならもう少し撫でていようかな。僕が撫でたいし。」


と言ってまた撫で始める。

あ、そうか……ユウって相談とかしやすいと思ってたけど聞かれたくないことを変に追求してきたりとか相手が言えないことをフォローしてくれたりするからかも。今もあくまで自分が撫でたいからってことにしてくれてるし。


「そうだ、悩み事とかは特に無いかい?会えるとしたら来週末になるだろうからあるなら今聞くよ?気になることとかでもいいし。」


……両方あるな。どうしよう、1つだけあるってことにしておこうかな。

なら気になることの方を……そう思い私が口を開く前にユウガ私の考えを見透かしたように


「別に遠慮しなくても悩み事も気になることもあるなら話してくれて良いんだよ?聞けた方が僕も安心するしね。」


と言ってくる。


「う、ん……じゃあ先に悩み事からで、良い?」


「あぁ、勿論いいよ。その前に……よっと。」


ユウは私をお姫様抱っこして適当な木の枝へ浮遊で移動した。私を座れるくらいの太さがある木の枝へ降ろしてユウも私の隣に座った。


「話すなら座って話した方が良いだろう?さ、話してご覧?」


名前、ユウにして良かったな……と心の中で思いつつ私は相談事を話し始めた。


「なぜかは分からないが猛烈に今ユウへの殺意が湧いてる。なんでだろうな。」

開始早々物騒だなぁ、うちの涼は!(まぁ絶対に本編のあれが原因だよね……)

「ん?なんか心当たりがありそうだが……?」

えっ(;゜Д゜)!いやぁ!ナンノコトカサッパリ……それより今日は涼にしてもらいたいことがあるんだよね〜!

「なんだ?」

第2回!○○を照れさせようの会〜!

「……まさかとは思うが。」

正解☆前がユウだから本日は涼の出番でございます!でも私が言っても照れなさそうなので!れぇぇええええいとぉぉおおおお!

「え、いや怜斗じゃなくても……」

「いぇーい呼んだぁ?」

呼んだ!とりあえず涼を照れさせてくれ、何でもいいら!

「いや、怜斗絶対するなよ?」

「え〜楽しそ〜!やろやろ〜!」

「チッ……ふざけんな。」

え?今舌打ちしなかった?

「ひどぉ!なら仕方ない!とっておきのを話すしかないなぁ?」

はい!涼なら捕まえたよ!準備OK!

「…………殴りたい。」

「俺ユーレイだからなぐれませぇぇん!えっとねー、小一の時涼と俺の家族で遊園地行った時にお化け屋敷行ったんだぁ!今は涼お化けとか大丈夫なんだけど昔は全然ダメでぇ!」

「おい、それ以上は言うなよ?」

「……それでお化け屋敷俺と入った時ずーっと手掴みっぱなしでなんなら涙目でそりゃもう可愛いのなんのって!しかも仕掛けが来る度に顔が泣き顔になっていってさ!最後の方は完全に泣いてたよねぇ!あの頃の涼可愛かったなぁ……」

え?この涼が?嘘でしょ?全然想像出来ない……

「他にもあるよ!遠足の時__」

「辞めろ……頼むからそれ以上は……死にたくなってくる……」

「あ〜!作者ぁ!涼照れたよぉ!顔がりんご並に赤くなってるぅ!」

ホントだ、涼が照れた!あ、折角だしすず呼ぼ!

「呼んだらマジで殺すぞ?あ?」

あらヤダ照れ隠しが見え見えですわよ?

「よし、怜斗お前も手伝え。じゃないとネットで除霊用の札調べまくっておまえに貼り付けるからな。」

え、怜斗はこっち側だよね?ね?

「涼についた方がおもしろそーだから協力しーよおっと!」

裏切り者め……

「じゃあ覚悟は出来たな、作者。」

( 'ω')ギャァァァァァァ

「それじゃあまた次回に。作者が生きてるかは分からないけどな。」

「またねぇ〜!」

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