第55話 居眠り
花粉症のせいですかね。おかげで一日中眠いんですよね。本当に困ったものです……今回も楽しんできてください!
追記:題名つけ忘れてたのでつけました。
~一方その頃すず達は〜
はぁ、数学得意だけどその代わりに元々理解してるところもながーい説明聞くことになるからちょっと眠くなるんだよね、寝ないけど。
私がそんな事をボーッ考えていると、
ゾクッ………
と一瞬何か嫌な感覚に襲われた。
あれ?今なにか変なの感じたような気が?うーん、でも怜斗がこの場に居る……まぁ寝てはいるけれど特に起きる様子もないしただの気の張りすぎだよね!それよりもいくら授業集中して聞かないと。どこかの誰かさんはテスト前だっていうのにも関わらずグッスリ寝ちゃってるけどね……
「テスト前でも居眠りするとか意味わかんない……」
つい私は思っていた事をボソッと呟いてしまう。その言葉が聞こえていたのか由衣がセンセイが気づかない程度にクスクス笑って
「でもこんなスタイルでも翔斗君、最低70点は取ってるもんね。」
「せめて低い点数だったら注意できるんだけどそれなりに点数高いから注意しても意味ないんだよね……」
結局「大丈夫大丈夫!問題ねぇって!」って言われて終わっちゃうんだよね……先生も面倒なのか起こそうとしないし。
その会話を聞いていた涼が板書する手を止めて
「まぁでも授業中寝るのはあまり良くないし。一旦俺が起こしてみる。」
……あれれ?涼さん、その手に持っている教科書でどうするつもりですかね?涼のことだから本気で叩くんじゃ……
ポスン…………という軽い音を立てて涼は翔斗に教科書を叩いた。
「起きろ翔斗。」
え、びっくりする程優しい……叩くと言うよりあれじゃ当てるだよ!流石にコレじゃ翔斗も起きな__
「んぁ〜〜?昼飯かぁ?」
そんな呑気なことを言って翔斗はムクリと顔を上げた。
え、今ので起きるの?あの可愛い教科書の叩き方で?それをやって本当に起きるのは恋愛漫画だけじゃなかったの?ていうか普段私が叩いても起きない癖になんなの?はぁ?
「……起きた方がいいとは思ってたけど今の起き方だとちょっとイラッとくるね。」
「アハハ……すずちゃんみたいにイライラはしないけど普段中々起きない翔斗君があれで起きちゃったのはなんだか複雑な気持ちではあるなぁ私も。」
「あの2人が何を言っているのかはよく分からないが……まだ3時間目で昼ご飯はまだだ。テスト前なんだからせめて起きる努力はしろ翔斗。」
「うん〜〜〜…………」
涼に注意されるも翔斗はまた夢の世界へと戻ってしまう。
「ムリだなコレ、簡単には起きなさそうだ。」
「ある意味よかった!」
「うん、ある意味よかったね!」
涼は私達の言葉の意味がイマイチ分からなかったのか小首を傾げていたが考えることをやめたのかまた板書をし始めた。
それを見て私も由衣も板書に戻る。
「それじゃあこの問題を__」
先生が私の前の席の子を当てて一瞬自分が当たったのかとビクッとしたがよく良く考えれば数学は得意分野だから特に当たっても問題ないことを思い出した。
当てられた子はちゃんと正解を言えたようで先生が
「うん、正解だ。先生としては間違えて欲しかった問題でもあるけどな。」
と冗談も混じえつつまた説明を始める。
……忘れそうになってたけど結局さっき感じたのって気の所為だったのかな?気の所為の割には気配が強かったような?でも怜斗みたいに幽霊っていう感じの気配じゃなかったし。うーん……怜斗に確認したいところだけどさっきから涼の頭の上あたりでぐっすり寝てるし。そもそも授業中だから聞けないし。それにさっきのはどちらかと言うとユウ……というか多分ユウ自身にかかっている呪いかな?それっぽい感じだったんだよね。でもだからといって本人に確認できる訳でもないし、そもそもあんな気味の悪い気配流石のユウでも出てないし。
「…………何も無かったら良いんだけど。」
私は誰にも聞こえないくらい小さな声でぽつりと呟いた。
何故だか分からないけど嫌な予感がするな。テスト前だっていうのにコレじゃ授業中に集中できないじゃん!……あ、そういえばユウ龍丘山に居たりするかな?試しに行ってみようかな、テスト勉強のリフレッシュがてら。
自分の中で答えが出たところでタイミングよく
「それじゃあここの問題!これ結構難しいからなぁ……じゃあ星野!前で解いてみてくれ!お前ならできるだろ!」
と先生から指名がかかった。
「はい。」
私は返事をして板書をしていた手を1度止めて足早に前へ出てチョークを持つ。
これは……あの解き方で出来そうだな。
私は指定された問題を方程式に当てはめて難なく解き終わる。
「おぉ!流石だな!正解だ!この調子だと今回のテストまた星野が1番か?」
うーんと考え込んで
「どうでしょう?涼が新しく増えましたしやってみないとわからないです。」
と言う。その言葉に先生は笑って
「おぉそうだったな!今回のテストが楽しみだ!」
と楽しげにそう言うと私を席へ返した。そこから少し口で説明してまた先生は黒板に文字を書き始める。
ふぅ……ちゃんと合ってたみたいで良かった。期待されるのはいい事なんだろうけどやっぱりプレッシャーが、なぁ……本当に疲れる。ただでさえ演技で疲れるのに。はぁ、そう考えるとユウと小屋にいた時楽だったな。演技せずに済むし。ま、テスト終わればマシになるからそれまでの辛抱かな。
それから私はテストに支障が出ないように余計な雑念は考えないようにし中断していた板書を再開した。
「……え?作者何その首にかかったプレート?【私はユウを怒らしました。】……?しかもなんで顔赤いの?え?喧嘩のし過ぎ?」
昨日、ユウにいい所を言いすぎて拗ねてユウ帰っちゃったでしょ?その事を今日叱られた挙句ついでに仕返しで私も褒められるプラス黒歴史を掘り返しやがった。
「うっわ……相当だったんだろうなぁ。私も不用意に褒めすぎないようにしよう。」
やり過ぎじゃない?流石に。私タコになるかと思ったよ、恥ずかしいのと照れで。主に照れで。
「恥ずかしいを上回るほど……?あ、でもユウ人を褒めるの上手だもんね。」
うん、しかもユウ私の近くで言ってきたんだよ?顔が良くて声も良い人に普段褒められ慣れてない私がやられてみてよ。死ぬよ???????( ¨̮ )(圧)
「圧が……」
あ、ユウで思い出した。すず初めユウに自分の昔の話するのを頼まれた時「命令?お願い?」て聞いてたでしょ?なんで?
「え?あぁ……命令って言ったら全力で逃げるか自殺してやるつもりだった。命令って言う時点でヤバいやつ確定だから。」
あぁ……そういうことだったのか!ビックリした、その判別が出来ないくらい追い込まれてたのかと……
「…………」
え?無言?え?ちょ、なんで逃げ……あ。行っちゃった。1人になったら意味が無いし締めるか……それではまた次回お会いしましょう!( ´ ▽ ` )ノ




