第49話 廃村
久しぶりのホラー要素……切り方おかしいかもです。許してください。全部入れると長くなっちゃうんです。では楽しんできてください!
「ねーえー良くないものってなんなのぉ?」
よぉし、ちゃんと聞けた!ちゃんと答えてくれるかなぁ?
「うーん……そうだねぇ、怜斗君はなんで村が廃村になったのか知っているかい?」
え〜?知んないけどすず達が大人に止められずに行けるぐらいなんだから大したことなさそうだけど〜?
「知らなーい、俺基本涼とは一緒に居るけどそういう話はあんまり聞いてないから〜。」
「ならコトリバコの話は?知っているかい?」
コトリバコ……あ〜なんか都市伝説のやつかぁ。確かその辺に居たユーレーによるとオワリノハコってやつもあるみたいだよね〜。
「大体は知ってるよー多分。確かオワリノハコっていうのもあるんだったよねぇ。」
ユーレーの俺でも近づいちゃダメなやつだよね、それって。
俺がそう答えるとユウは笑って
「なら良かった。1から説明するのは面倒くさ……じゃなくて時間がかかるからね。」
といった。
「今本音漏れてなかったぁ?でもわざわざそんなこと聞くってことはコトリバコになにか関係あるのぉ?」
「……まあね。本当の話かどうかは分からないけれど。これから話す内容は涼君達に言ってはいけないよ?」
「達」って事はすずにも言っちゃダメなのかぁ……生きてる人には聞かせられない内容って事ぉ?
「まぁ内容次第では話さない〜かな?」
「曖昧……まぁいいか。コトリバコが作られたのが何処か知っているかい?」
「え〜っと……確か今の鳥取県にある集落だっけ?こことはそもそも県が違うから関係なさそうだけど?」
するとユウは不気味な笑みをして
「それが関係あるんだよ。そういう噂って尾ヒレがついていきながら話が広まるだろう?そのせいで……いやお陰でかな?今はかなり内容がマシな噂になっているけれど。本当の話はもっと残酷で、人の醜さがとてもよく分かる話さ。」
こっっっっっっわ……その笑顔はアウトじゃない?完全に悪役の顔なんだよぉ……
「へ、へ〜?一体どんな話なのぉ?」
「そうだねぇ……結局話が長くなりそうだけれど、まだすず君達は遊んでるみたいだしこれぐらいならいいかな?」
そう言ってユウは1度黙って目を瞑り深呼吸をした。ゆっくりと目を開け語り始めた。
~今から数百年ほど前の事~
昔、ある山中に小さな集落がありました。そこでは裕福では無いもののそれぞれが助け合って平和な生活を送っていました。でも冬の日の朝、ある人間……そうですね。ここではMとしましょう。Mがいつも通り畑仕事をする為に外へ出ると見た事のない老婆が家の前で倒れているではありませんか。その集落では助け合いが当たり前のようになっていた為Mはついいつもの癖で家の中に連れて入ってしまいました。その老婆は暫くすると目を覚ましMへ、何度も何度も感謝の気持ちを述べました。すると突然老婆は
「お主、誰か消えて欲しいと願っている人間はおらんかな?お望みならばそやつを自分の手を汚すことなく消すことが出来るアイテムをやろう。」
と言ってきたのです。初めMは断ろうとしました。が、断ろうとした瞬間ふと頭にある人間の顔が思い浮かんだのです。それは同じ集落に住む幼なじみの顔でした。その幼なじみは、とても頭が良く普段からMやMの家族、友人の事やペットの事をバカにしてきたのです。今まで友人だからとなんとか耐えてきたMにとって老婆の言うアイテムはとても魅力的だったのです。そしてMはこう答えてしまうのでした。
「そんなものがあるのか!是非ともそれを私にください!」
でも、この時Mは予想にもしませんでした。まさか、そのアイテムによってバカにしてくる友人のみならず自分の大切な人、大切な場所、ついには自分自身をも失うことになろうとは___
「それで?勉強はちゃんとやったのかな?」
……まあまあこの後残りの理科と社会をやるつもりだよ?
「はぁ……まぁ今日は見逃してあげるよ。」
v(。・ω・。)ィェィ♪無実だぁ!
「ただ点数があまりにも酷かったら……分かっているね?」
もちろん承知の上でございます。それより偶にはちゃんと本編に関する内容話さない?
「今更感あるけどね。」
まあまあ……にしてもユウの初登場の頃と今の印象全然違うよね。昔は明らか悪役っぽかったのさ!
「そうだねぇ……よくよく考えるとあの時の僕はちょっと悪ノリが酷すぎたかな?」
……まぁお陰で涼に小屋で殴られそうになってたもんね。やりすぎ感はあるけど。(そもそも本当にユウが悪ノリっていうだけで悪役演じてたのか分かんないんだよね……ユウは謎が多いし。)
「まぁ結局は丸く納まったし……結果オーライかな?」
と言ってるけど普通に翔斗や由衣に1発殴られる可能性あるからね?あの2人、まだユウの事完全には信じてないだろうし。
「その時は涼君に助けを求めるから大丈夫だよ。」
……余裕そうだなぁ。そんなんだから不審者の疑いかけられるんじゃないの?
「ホント、そもそもその日は小屋にすず君と涼君に居たって言うのに……僕は悲しいよ……」
いや、それ嘘泣きでしょ!誰がこんなやつ生み出したんだか……
「作者じゃないかい?普通に考えて。」
いーや違うね!私の手が勝手に動いたのさ!あ、そろそろ時間が……
「もうそんな時間なのかい?では挨拶をしなくてはね。」
うん、それではまた次回お会いしましょう!
「次は今回の廃村での話の続きになるかな?フフっ是非見に来てね。」




