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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第20話 自然の脅威

作者なのにユウが推しになってきている気が……気の所為か!第20話!楽しんできてください!

「ぼーっとしながら歩いてたらいつの間にか水辺に来ててね。ちょうど歩くの飽きてきたから底の水辺に足つけて涼もうとしてたの。」


……涼むにしても水辺はやめて欲しいなぁ。一瞬ドキッとしたよ。


「次来ることは恐らくないと思うけど水辺には行かないようにしてね、すず君。」


「分かった。で、涼むためにまず靴脱ごうと思って近くの木に座ったんだけどそこに絡まってたツタ?みたいなのが動き出してね。そのまま捕まっちゃったの。」


そのまま捕まっちゃったの???え、そんな植物も居たのか……普段植物に触れることがないから気が付かなかったけどかなりここは危険だね。次からは外に出す時はちゃんと行っていい範囲を伝えておこう。


「で、咄嗟に近くにあった石で殴りまくって何とか抜け出せたんだけどそのツタには棘があって……その時にこうなっちゃったの。靴下替えたのは棘でちょっと破れちゃったのとそこの水辺で一旦洗いたかったからだよ。」


「そうだったんだね。それなら隠すこと無かったのに。」


「ユウって怒ったら怖いから……本能的に隠しちゃった。」


「僕ってそんなに怖いかい?」


出来るだけ怒りそうになった時も口調が荒っぽくならないように気をつけてるんだけどなぁ?


「怖い。なんか色んな意味で怖い。今回のことだって言ったらそのツタ跡形もなく消しそうだし。」


「え?もうしてるよ?」


そんなの聞いてる途中から始めてるに決まってるじゃないか!いくら植物であろうがそんな危険なもの野放しに出来ないからね!


「うわぁ……ほんとだ。よく見たら片手亜空間の中突っ込んでる……見えないとはいえやってることはだいたい想像できるからドン引きなんだけど……」


「そんなに引かないで?まぁその傷が自分で作ったものじゃなくてよかったよ!」


「まさか私が自殺すると思って急いで来たの……?」


「え、あ〜……涼君にそれっぽいこと言われたからついね……」


「そんな事しないよ……失敗した時のリスク高いし。そもそも自傷行為なんてしたらそれこそ涼とユウの2人がかりで説教されるし。やるとしても暫く誰とも会わないない時にするよ。」


「なら定期的に会うようにすればすず君が自傷行為をすることは無いんだね。涼君にも伝えておくよ。」


「やめてよ……ただでさえ翔斗と由衣が過保護なのに涼まで過保護になられるのは嫌なんだけど。時々涼考えてること読んでくるし……」


「相手の考えてることが分かるくらい君達は考え方がそっくりなんだねぇ……」


確かに涼君は冷静でいたらかなり観察力があるからね。僅かな表情の差で見分けてるんだろう。周りに気を配りながら生きてきたからこそ身についたものなのかな?


「あれ、でもユウ。」


「ん?なにか気になることでも?傷の方は小屋に戻って消毒してから僕が治すつもりだよ。」


「いや、それはありがたいんだけど。涼がそんな想像できたってことは涼自身も死にたいとかって考えてるってことでしょ?1人にして大丈夫なの?」


「あ、確かにそうだね。でもいくら涼君からは取り憑かれてる霊たちが見えないとはいえ霊たち側にはしようとしているところが丸わかりなんだしなにかそういうことがあったら霊が見えるすず君に助けを求めに行くんじゃないかい?」


「私は日によって霊感の高さが変わるからな……見えない時に助け求められてたらわかんないけど、してたら多分ここに来る前に話した怜斗に注意されてるかもね。なら大丈夫かな……多分。」


「まぁ涼君は普通に半袖や半ズボン着てるし可能性は低いか。でも多分まだかまだかと僕たちの帰りを待ってるだろうからそろそろ帰ろうか。ツタの処分も終わったし。」


「……でも私ぼーっとしながら歩いて来たから道覚えてないんだけど。あと何気に怖いこと言わないで。」


まさかとは思っていたけど何も考えずに歩いてたんだね。というか今の僕の話に怖い内容あった?


「君、僕がここに来なかったらどうするつもりだったんだい?ここで永久に暮らすの?」


「別に……何かあってもユウが助けに来るだろうとは思っていたから。そんなに心配してなかった。」


「……わあ。涼君がそれ聞いたら悲しみそう。」


にしても素でこんなこと言うって相当だね。恐ろしい子だよ!


「なんで涼……?」


「ああいや、気にしなくていいよ。今は!」


「ふーん……ところで帰るってどうやって帰るの?初日にここ来た時みたいに瞬間移動するの?」


「いや、それは妖力を使うから使わなくていい方で帰るよ。まだすず君を探す時に使った1回しかやってないからまだちょっと成功するまでに時間かかるけど。」


「なんで初日の時もそれ使わなかったの……?」


すず君がキョトンとした顔で聞いてくる。感情が薄い分顔に出る時が幼く見えるな……


「あぁ、今日新しく使えるようになったばかりだからね。だから使わないって言うより使えなかったのさ。」


「そういうことね。その能力で私も一緒に帰れるの?」


「うん、妖力の代わりに体力を使うことになるみたいだけど帰れるよ。」


「……やっぱり私歩いて帰る。」


そう言ってすず君は歩き出そうとした。でも僕が手を掴んで


「そんなに遠慮しなくていいよ!別に明日になれば体力なんて回復するんだし!」


「でも……」


「ほらほら!早く帰らないと涼君が心配するよ?早く僕に掴まって?」


「……分かった。」


そう言うとすず君は躊躇いもなく僕にハグしてきた。涼君にバレたら僕死ぬかも。ていうかすず君ちっちゃい子みたいにすっごく暖かいな。眠くなりそう。僕寝ないけど。


「ハグでもいいけど年齢的にアレだから腕を組んだ方がいいよ。」


「……?分かった。」


そう言うとすず君は素直に腕を組んだ。これは涼君大変そうだな。好意があるって気づいたあとすず君を振り向かすのが大変そう。


「じゃあ行くよ……ちょっと慣れてないから飛ぶまでに時間かかるかもだけど。」


「うん。分かった。」


1回目にかなり時間がかかった為また同じようになるかと思ったが1回目で要領を掴んだのか10秒ほどで飛ぶことができ足元の感覚が消えるのだったり

毎日投稿してるとあっという間に20話達成しましたね……しかも書きだめが3話分あるから……恐ろしや恐ろしや。すずは天然なのか感情が薄いせいで恥じらいがないのか……どちらなんでしょう?涼は今頃何してるのかな?そんなところで!また次回お会いしましょう!

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