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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第21話 お礼?

頑張ってもう一個小説書きたいなぁ……明日テストだけど☆それでは楽しんできてください!

……すず達が帰ってこない。結構待ってると思うんだが。まさか本当に何かあったのか?それとも遠くまで行っていて時間がかかっているだけ?後者であることを願いたいんだが。そう考えると扉の方から物音がした。


「……帰ってきたのかな。」


そう思い俺は扉を開けてみた。だがそこに居たのはユウでもすずでもないフードを被った子供だった。首からは小さなカバンをかけている。


「おにーちゃん、こんなところで何してるのー?かくれんぼ?」


声の様子から恐らく女の子なんだろうが顔が見えないため分からない。


「人を待ってるんだ。君こそこんなところで何をしているんだ?」


そう聞いてみるが俺の問いには無視をして


「ねーねーおにーちゃん。ゆーれい見えるようになりたい?」


と聞いてきた。


「幽霊……?見えるようになれるならなりたいが……君はどこから来たんだ?」


「あそこから!」


そう言い少女(?)は山のようになっている場所を指さした。


「……随分遠くから来たんだな。ご両親が心配するんじゃないか?」


「だいじょーぶ!それよりもおにーちゃんにいいものあげる!」


「いい物?」


「うん!」


そう言い少女(?)は首からかけていたカバンをガサゴソと漁り小さな箱のようなものを取りだした。


「はい!これあげる!開けてみて!」


そう言い手渡され一瞬開けるかどうか躊躇ったが小さい子供に要らないというのも気が引けた為ゆっくりと開けてみた。そこに入っていたのは小さな宝石のようなものが沢山つなぎとめられたブレスレット……と言うよりミサンガに近いものだった。


「……凄く綺麗だな。」


「でしょ〜!それを付けてたらゆーれいも見えるようになるしその紐がきれたらユーレイは見えなくなっちゃうけどいい事起きるんだよ!」


「とても不思議なものなんだな。これはミサンガか……?」


「ん〜?おにーちゃんが言うならそうなのかも!」


俺が言うならってことは特に名前のないものなのか……?


「ところでこのミサンガに一緒についてる宝石みたいなやつはなんなんだ?」


「それがユーレイを見えるようにしてくれるんだよ!だからそれが壊れちゃってもその石を持っておけば一応ユーレイ見えるよ!」


そうなのか……?すごく怪しいけど、怜斗と話せるようになるってことだよな……でも……


「本当に俺が貰ってもいいのか?そもそもなんで俺に……?」


「昔にね!おにーちゃんわたしの事助けてくれたから!昔のことだから覚えてないかもしれないけどそのおれーだよ!」


助けた……というか一人称が私ってことはほぼ確実に女の子だな。というか助けたっていつのことなんだ……?でも話を聞く限り悪いヤツってわけじゃなさそうだし。それに今更断るのも悪いし……


「……そうなのか。ごめん、覚えてないな。でもお礼って言うならこれは貰ってもいいか?俺霊感ないし……」


「うん!もちろんだよ!じゃあわたしそろそろ帰るね!」


え、ちょっと待て。せめて顔だけでも見たい……!


「ちょっと待ってくれ、昔会ったことあるなら顔みたら思い出すかもしれない!見せてくれないか?」


少女は一瞬立ち止まり少しフードを上げて


「ん!これでいーい?じゃバイバーイ!」


と言うとすごい勢いで走って消えていった。


「た、確かに見せてくれたけど……一瞬すぎてちゃんと目に焼き付けれなかった……」


あぁでも綺麗な目、オッドアイだった。右目が緑で左目が黄色だったな……髪の色はユウよりも少し暗めの銀色だった。外人なのか……?でもその割には日本語が上手かったよな。というかあんな子に会ったことあったか……?


「まあとりあえず……ユウ達遅すぎだろ。」


ユウが出てから何分くらいだ?3、40分くらいか?え、心配通り越してキレそうなんだけど。やっぱりユウ1発殴るか?そういえば殴り忘れてた。

そう考えていると急に目の前にすずとユウが現れた。


「あれ?涼扉開けて何してるの?誰か来た?」


「うわぁ!びっくりした……」


「すず君今の聞いたかい?村に行った時の涼君からは絶対に出ることがなかったであろう『うわぁ!』という言葉が出たよ?」


そうユウが言うとすずは呆れたように


「確かにその通りだけどそんなこと言うから涼に殴られそうになるんでしょ!」


と言った。


「ははは、その通りだ。おいユウ表出ろ。」


1発殴る、絶対。


「えぇ!君は半分外に出てるようなもんだろう?それよりその手に持ってるものどうしたんだい?随分綺麗だね。」


話しそらされた……まぁいいか。後でも殴れるし。


「いや、1回物音がしたと思って扉を開けたら小学生低学年くらいの女の子がいて……それでくれたんだ。」


「女の子?なんでくれたの?」


「なんか昔俺と会っててその子は昔の俺に助けられた……らしいんだが全然覚えてないんだよな。オッドアイで髪も銀色だったから外人っぽいけど普通に日本語喋ってたし。」


「ううーん……もしかすると人間じゃないのかもね。」


「でも人の姿だったんでしょ?」


「たぬきなんかが化けたのかもしれないよ?それか助けて貰った子はもう死んでて姿を変えて会いに来たとかね。」


「後者の方が可能性高そうだな……」


「そうだね!涼の同級生の可能性もあるもんね!」


「あぁ、というかずっと思ってたんだがどうして所々俺のことを知ってるんだ?」


「ユウが涼が今何してるかを音声だけになるけど聞こえるようにしてくれたから!」


「それでも所々途切れ途切れになってたりすず君や僕が見てなかったりしてたから君について知らないこともあるってところだね。」


「だから俺が怜斗と話せた時に呼べたんだな。」


「うんそうだね。ところでその女の子に貰った……ミサンガかな?何か特殊な能力でもあるのかい?それから妖力を感じるんだけど。」


「ん?確かに言われてみれば普通の物とはちょっと違う気がする……」


「その子曰くこれには幽霊が見えるようになるのと紐が切れた時に何かいい事が起きる……らしい。ちなみにこの紐が切れてもこのミサンガについてる石さえ持っていれば幽霊は見えるらしい。」


「えぇ!て事は怜斗君と話せるってこと!?良かったじゃん涼!」


「あぁ、すずには見えてるのか?」


「うん!でもここに呼んだのは涼だけだから今は翔斗たちと一緒にいるよ!」


……ってことはここまで来る時に話してた独り言は本当に独り言だったのか。恥ず……


「おや?顔を赤くしてどうしたんだい?」


「何も無い!ところでなんで2人はさっきから腕を組んでるんだ……?」


別に嫌では無いけど……!


「ん?あぁ飛ぶ時にこうしないとすず君もつれて来れなかったからね。」


「うん!始めは私抱き締めて行こうと思ってたんだけどなんかダメって言われちゃった!なんで?」


ん?聞き捨てならないなぁ?ユウ?

俺の視線にユウは慌てて


「直ぐに離れてもらったから!そんなに殺意の籠った目で見ないでおくれ!あ、それとそのミサンガ貸してくれるかい?」


……また話をそらされた。許さない。

そう思いつつ俺はユウにミサンガを渡した。



良かった……涼も(多分)怜斗が見えるようになる……ナイスだ、オッドアイの少女!なんだかんだ毎日投稿って続くんですね(^ω^;)それでは次回もお楽しみに〜

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