第12話 優しいあの人
この後書きだめ2話分しないと……ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛それでは第12話お楽しみください!
「僕にはありがたいことにお付き合いしてる人がいたんだ。その人は誰にでも優しくて、綺麗な人だった。」
「ユウから告白したの?」
「うん。OKを貰えた時は自分でも信じられなかったよ。でもその人は優しすぎるが故にいわゆる八方美人という感じでね……異性にはよく好かれたんだけれど同性の人達はあまり好まなくてね。それも彼女は顔も良かったから嫉妬されることが多かったんだ。」
「嫉妬……ホント人って醜いね。」
同じ人である私か言えることじゃないけど。
「そうだね。その嫉妬が大きく膨らみ嫌がらせを受けるようになったせいで彼女は命を絶ってしまったんだ。その知らせを聞いた時は心の底から驚いたし、絶望したよ。」
「嫌がらせ?ユウは何も相談して貰えなかったの?」
「……あぁ。相談すればを心配させる、いやきっと優しい彼女なら迷惑になると考えたんだろうね。僕個人でも時々不審に感じる時があったから何度か悩みがないか聞いたけど大抵はぐらかせれちゃったんだ。」
「でも、ユウはなんでその事を知ってるの?」
付き合っていた人本人に聞いてないなら別の方法でその事を知ったって事だもんね……
「遺書に書かれてたんだよ。そこには誰に嫌がらせをされたかは書かれてなかったけど僕にはだいたい予測が出来たからね。犯人を呼び出してちゃんと痛い目に合ってもらったよ!」
……やっぱり宿題写してきた人の名前言わなくて正解だったな。
「その後僕も自殺した……はず何だけどいつの間にかこんな姿になってたというわけさ。とりあえず未練があるせいでこうなってると思ったから時々人助けをしてたんだけど、特に効果がなくてね。そこで試しに山に特殊なルールを取り付けて人数が許される限り救おうとしたってわけさ。」
「じゃあユウはやっぱり幽霊に近いものなんだね。」
「うーん……その割にはできることが多いと思うんだけどねぇ。もしかしたらなってすぐの時は分かってたのかもしれないんだけど……」
ユウはうーんと考え込む。
「昔のこと覚えてないの?」
「実は所々記憶が曖昧なんだよね。さっき話した彼女の名前も思い出せないし僕自身の名前も思い出せないからねぇ……まぁ僕が死んでから10数年はたってると思うからしょうがないかもしれないんだけど。やっぱりきっかけとなった彼女の名前はやっぱり思い出したいね。」
「うーん……元々幽霊だったのがルールを取りつける時に代償みたいな感じで1部の記憶とか取られちゃったとか?」
「急にそんな……って言いたいけれど可能性はあるから否定はできないね。記憶は分からないけどその時に幽霊よりも精霊や神に近いものになったのかもしれないね。」
「ふぅん……まぁ私には関係ないけど。」
「酷いなぁ……」
と言いつつユウはニコニコと笑う。
「その割にはニッコニッコしてるよね……じゃあユウの昔の話っていうのはこれくらい?」
「そうだね。これ以上は別に話さなくてもいいものばかりだからね。」
「結局ユウもある意味救われてないんだね。それとも誰かを救うっていうのがユウが救われる方法?」
「……まぁ見方によってはそうかもしれないね。」
「話聞いてる感じあんまり私とユウの彼女さんってあんまり似てないよね。」
「そうかい?1人で抱え込んでしんどくなってる時点で充分似てると思うんだけど?」
「私は別に1人で抱え込んでなんかない。」
「まぁ、そういう所だね。さてと、あまり暗い話が長続きするのもあんまりだからこれからの話をしようか。」
「これから?ユウはどうすれば救われるかってこと?」
私がそう言うと呆れたようにユウは
「そんなわけないだろう……君をどうやって救うかだよ!」
と言った。
別に私はこのままでもいいんだけど……面倒くさ。
「ほらほらそんな顔しない!でも、僕個人としては涼君達をここに呼ぶのが第1だと思うんだよねぇ……」
「でもここにいきなり呼んだりしたらユウがやられるんじゃない?涼はユウのこと絶対敵対視してるだろうし。」
「そうなんだよね……あーあ!ふざけてでもあんな言い方しなければよかったな〜……」
「……自業自得だね。でもまぁ……もし涼が問答無用で飛びかかってくるようなら私から説明してあげるよ。」
「なるほどなるほど……すずはツンデレでもあるのか!」
コイツ……
「……やっぱり説明するのやめようかな。それに私はツンデレじゃない。」
「ええ!それは困るなぁ……仕方ないから今はそういうことにしとくよ。」
うざ……根は優しいだろうけどめちゃくちゃウザイんだけど。涼が1発シバいてから説明しようかな。
「……でも涼を呼ぶとしても憑いてる子達との問題が解決してからにしてね。じゃないと私が涼に声かけた意味なくなるから。」
「勿論そのつもりだよ。そっちの方が都合もいいしね。こっちの時間は涼君のいるところよりも時間の流れが遅いから……こっちの世界で言うあと3日ほどあれば涼君の問題は解決出来るんじゃないかな?」
ユウ……ここの時間の流れが遅いって言うのは初耳何だけど?まあそんなに大したことしないからいいけど。
「あ……でもいいの?」
「何がだい?」
「あくまでユウは私を助ける為にここに連れてきたんでしょ?そんなに簡単に涼をここに呼んでもいいの?ユウ的には自分で解決したいんじゃ……?」
こんなにめんどくさいことして私を助けようとしてくれてるんだから出来れば自分自身の力で救いたいって思うと思うんだけど……
そう言うとユウは一瞬驚いた顔をしたけどすぐに優しい顔になって
「……もちろん出来るならそうしたいけど、僕よりも涼君の方が適任だろうからね。それに、君を救えたら僕は別にどうだっていいのさ。」
と言った。
……もしかしなくても彼女さんと私を重ねてるんだろうな。
「まぁ、涼君と会った後のことはまたその後に考えようか。向こうの対応次第でこっちの動き方も変わるし。」
「分かった。」
「それじゃあその時まで君はゆっくりしてるといいよ。」
そうユウに言われすずは言われた通りとりあえず寝ることにしたのだった。
ユウ、リア充だったんですね。許せない。ユウの彼女さんの顔みてみたいですね!きっと美人だったんだろうな……次は涼視点になるかな?多分!それでは第13話もお楽しみに〜!




