332 喧騒に包まれる柔らかな休息
魔導列車が各国の王達を乗せてエデンへと向かっている、ちょうどその頃。
エデン王城、カシューの執務室では、激闘を終えた特記戦力達が羽を休めていた。ソファーの上で、サティアの膝に乗り、彼女の柔らかな巨乳に抱かれるようにしてカリナがすやすやと心地良さそうな寝息を立てている。
「まだ列車の到着までは時間もあるし、カリナを自室で休ませてやった方がいいね」
カシューがカリナの穏やかな寝顔を見つめながら提案した。
「はい、そうですね。このまま自室まで運びます」
サティアが優しく微笑み、カリナを起こさないようにそっとお姫様抱っこをして立ち上がる。
「私も行くわ。疲れてたら症状が出やすくなるし」
カグラは扇子を帯に仕舞いながら、サティアに続く。
「ん、カリナのお世話は私の最重要事項。肉コンビだけには任せられない」
エヴリーヌもすかさず立ち上がり、サティアの両脇を固めるようにして、三人で執務室を後にした。
その様子を見送ったエクリアが、ソファーに深く沈み込みながら笑う。
「にしし、愛されてるねえ、アイツは」
「俺達にはできないことだからな。アイツらに任せるしかないな」
グラザは少しだけ羨ましそうに、しかし納得したように頷いた。
「そうだね。カリナのケアはエデンにとっても、この世界にとっても重要なことだ。彼女の精神の安定がなければ、高位の悪魔との戦いはもっと熾烈になるからね」
カシューが真剣な表情で語り、ふと二人に視線を向ける。
「君達も多少は疲れてるんじゃないかい? 各国の王達が集まるまでは、休んで来たらどうだい?」
「まあ、多少の疲労はあるけどな。そこまでじゃねーよ。それより腹が減ったな。昼飯食べてねえからだ」
エクリアが自分の腹をポンと叩く。
「ああ、俺達はそこまでの疲労はない。だが確かに腹は減ったな」
グラザも豪快に腹を鳴らして同意した。
「そういえばそうだね。中途半端な時間に襲撃があったせいで食べていない。ここで食べるとしよう」
カシューが苦笑し、執務デスクの電話型の通信機に手を伸ばす。受話器を持ち、メイド隊の勤務室へと繋げる。
『はい、こちらメイド隊勤務室、隊長のリアです』
受話器の向こうから、凛としたメイド長の声が響く。
「私だ。悪魔の襲撃が中途半端な時間だったせいで、まだ昼食を食べていない。執務室にはエクリアとグラザもいる。私の分も含めて、三人分の食事を運んで来てくれ」
『はっ、これは失礼致しました。すぐにお運び致します』
「うむ、任せる」
カシューは通信を切った。
「にしし、国王の豪華な食事が食えるから、ここにいるのは役得だよなー」
エクリアが期待に胸を膨らませて笑う。
「まあそうだな。現実ならあんなに豪華なものを毎日食べてたらさすがに太りそうだが、このアバターの身体に感謝だな」
グラザは鍛え抜かれた自分の身体を見下ろして、豪快に笑った。
「それはそうだね。じゃあ、三人でランチを楽しもうか」
カシューもまた、気のおけない仲間達との午後のひと時を楽しむべく、朗らかに笑った。
◆◆◆
城内の廊下。
サティアにお姫様抱っこされ、左右からはカグラとエヴリーヌがぴったりと並んで歩く美女達の一行は、城内でもひときわ目を引いていた。
「これはサティア様にカグラ様、エヴリーヌ様。ごきげんようです」「ん? カリナ様はどうかされたのですか?! まさかお怪我やご病気ですか?!」
すれ違う城仕えの者達やメイド隊の女性達が、心配そうな声を掛けてくる。
「いえ、討伐で疲れが出ただけですよ。執務室で居眠りし始めたので、自室に運ぶところです」
サティアが安心させるように微笑む。
「そうよ、まだこんな小さな身体だから、疲れが出やすいだけなの。怪我や病気じゃないから安心して」
カグラはカリナの頭を撫でながらフォローを入れる。
「ん、カリナはいつも最前線で剣技で戦うから、神経をすり減らすのも仕方ない。今回は聖衣も纏ったから、かなり疲れたんだと思う。でも、私達が傍にいるから大丈夫」
エヴリーヌが胸を張って宣言した。
「そうでしたか……。カリナ様はエデンの未来の希望ですからね。ごゆっくりと休ませてあげて下さい」
メイド達が安堵の表情で頭を下げる。
「ん、カリナの人気は凄い。さすが私のカリナ」
エヴリーヌはなぜか自慢気に胸を反らせた。
「まあ、この幼い身体で特記戦力だからね。国民の期待も大きいんでしょう」
カグラが遠ざかるメイド達の後ろ姿を見ながら呟く。
「はい、ですが私達PCは肉体が変化しませんからね。それがカリナさんに現実問題として降りかかっているから問題なんですよ」
サティアは、抱っこされて無防備な寝息を立てるカリナのあどけない少女の顔を、少しだけ悲しそうに見つめた。
やがて一行は、特記戦力の居住区へと到着した。
カリナの自室の前に立ち、カグラがカリナの自室のスペアキーを扉の魔導器にピピッと読み込ませて開錠する。扉が開くと、すぐにカリナの妖精族の側付きのルナフレアが、美しい銀髪を揺らしてぱたぱたと走って出迎えた。
「お帰りなさいませカリナ様! ……それにサティア様にカグラ様、エヴリーヌ様まで!?」
ルナフレアは三人の姿を見ると、すぐにサティアにお姫様抱っこで眠っている主の姿に気付いた。
「ああ、カリナ様! まさか討伐で何かあったのですか!?」
慌てふためくルナフレアに、エヴリーヌが冷静に言葉をかける。
「ん、落ち着いてルナフレア。カリナは疲れて、執務室で肉の上で居眠りしただけ。怪我等はしていない。……おのれ肉め」
「アンタは一言余計なのよ!」
すぱーん!
カグラが扇子でエヴリーヌの頭をひっぱたく。
「まあ、とりあえず疲れてるだけだから休ませてあげて」
「そうでしたか……。怪我がないのであれば安心です」
ルナフレアは胸を撫で下ろした。
「疲労していると症状も出やすくなるので、私達は付き添いです」
サティアが説明すると、ルナフレアは深々と頭を下げた。
「ありがとうございます。では皆様もどうぞ中へお入り下さい」
サティア達はカリナの自室へと足を踏み入れた。ルナフレアがベッドに寝かせようとカリナをサティアの腕から受け取ろうとした、その時だった。
「ん……あれ、寝てたのか……? 悪い、運んでくれたんだな……」
カリナはゆっくりと目を開け、瞬きを繰り返しながら、自分の足でしっかりと床に立った。
「大丈夫ですか、カリナ様?」
ルナフレアが心配そうに顔を覗き込む。
「ああ、問題ないよ」
カリナはぐいぐいと背伸びをしてストレッチをすると、笑顔を見せた。
「サティアの膝の上で、何だか柔らかくて気が抜けたみたいだな」
「ん、恐るべき肉の引力。おのれ肉め」
懲りずに悪態をつくエヴリーヌの頭を、カグラがまたしても扇子ですぱーんとひっぱたいた。
「ふふ、エヴリーヌさんの膝の上でも、その柔らかさでカリナさんが居眠りしてくれるといいですね」
サティアが聖女らしからぬ余裕の微笑みで強烈なカウンターを返す。
「ん、恐るべき肉の反撃」
エヴリーヌはぐぬぬと唸り、カグラは呆れて肩をすくめる。
「はあ、お前らは仲良くしろよな」
カリナは溜め息を吐き、ルナフレアに向き直った。
「討伐で多少埃っぽくなったから、先に風呂に入るよ。時間も中途半端だったからお腹も空いたな。ルナフレア、少し遅くなったけど昼食を頼むよ。その間に風呂に入って来る」
「畏まりました。準備をしておきますので、ゆっくりと汗を流して来て下さいね」
ルナフレアは微笑んでキッチンへと向かった。
「さて、風呂に入るとするか」
カリナが浴場に向かおうとすると、三人が一斉に反応した。
「ん、私も入る」
エヴリーヌが有無を言わさずカリナの背中を追いかける。
「私達も討伐で汚れてるから、一緒に入りましょうか」
カグラも当然のように後に続く。
「はい、浴場でも症状が出ないとは限りませんしね」
サティアももっともらしい理由をつけて同行の意志を示した。
◆◆◆
広々とした清潔な脱衣場。
カリナが自分の紫のコートやカーキの冒険者ドレスに手を掛けると、サティアがすっと前に出た。
「今日は私がお世話する番ですから、任せて下さい」
「ああ、いつも悪いな。任せるよ」
カリナは抵抗することなく、サティアに身体を預けた。
「はい、お任せ下さい」
サティアは微笑み、カリナのコートやドレスを慣れた手つきで次々と脱がしていく。さらに、その下に着込んでいた少しセクシーな黒いレースのブラジャーやショーツ、そしてニーハイソックスと絶対領域を彩るガーターベルトまでも、丁寧に外して脱がせていく。やがて、まだ少女のあどけなさを残しながらも、女性特有の瑞々しい曲線を描き始めている、透き通るようなカリナの白磁のような肢体が露わになった。
「じゃあ、交代だな」
カリナは、今度は自分がサティアの着替えを手伝うべく手を伸ばした。メイド隊が丹精込めて作った、サティアの身体のラインがはっきりと出るセクシーな赤と純白の法衣。それを手際よく脱がしてやり、さらにその下に隠されていた、規格外の質量を誇る白のチューブトップブラのホックを外す。
「ふぅ……楽になりました」
重力から解き放たれた豊満な双乳が零れてたゆんと揺れ、サティアがいつものように安堵の息を漏らす。
「はは、お前達はいつも同じことを言うなあ」
カリナが笑いながら、法衣の深いスリットの間から覗いていた、見せパンのような過激な紐パンの結び目を解き、ゆっくりと下へ滑らせて脱がせた。
瞬間、真珠のように滑らかで艶めかしい、思わず息を呑むほどに扇情的なサティアの肉感的なプロポーションが完全に曝け出された。脱衣場の窓から差し込む午後の陽光を浴びて、その豊満な曲線美は目が眩むほどの妖艶な色香を放っている。
「では、行きましょうか」
サティアは少しだけ頬を染めながらカリナの手を引き、たわわな巨乳を揺らしながら浴場へと足を踏み入れた。
一方、脱衣場にエヴリーヌとカグラがまだ残っていた。
「ん、あの凶悪な肉がカリナに迫ってしまう」
エヴリーヌはサティアの背中を恨めしそうに見つめながら、カグラの複雑な作りの和装を、指示を聞きながら丁寧に脱がしていく。分厚い着物が脱がされ、カグラが身に着けていた紺色のセクシーなブラジャーのホックが外された瞬間。カグラのたわわに実った豊麗な双丘が、弾むようにぽろんと零れ落ちた。
「はあ、楽ねー」
カグラが、肩を回しながら大きく息を吐く。
「ん、ここにもけしからん肉がある」
エヴリーヌは目の前で揺れるカグラの巨乳をジト目で見つめながら、彼女のショーツを脱がせる。
続いて、カグラがエヴリーヌの着替えを手伝う。戦いが終わった後に既に金色のライトメイルは外していたため、エヴリーヌが身に着けているのはインナーと下着のみだった。カグラは、エヴリーヌのへそ出しのセクシーなピンクの七分丈のインナーを脱がし、同色のセットであるミニスカートを足元へと滑らせる。最後に、エヴリーヌが身に着けている水色のブラジャーのホックを外した。
「ん、楽になった」
エヴリーヌは自身のカグラやサティアに比べると小ぶりな、しかし掌からは少しはみ出す程の大きさの形の良い秀麗な双丘を持ち上げながら言う。
「アンタは私達みたいに、締め付けられてる感触なんてないでしょうが」
カグラがエヴリーヌのショーツを脱がせながら意地悪く笑った。
「ん、私の美乳は、肉肉しくなくても重量がある」
エヴリーヌはむすっとしながらも誇らしげに胸を張った。
「はいはい、大した強がりね。比べてみる?」
カグラがエヴリーヌの胸を下からひょいっと持ち上げた。
「あら、軽いわねー」
くすくすと笑うカグラに対抗し、エヴリーヌもカグラの巨乳を下から持ち上げる。
「ぐぬぬ……この重量感。おのれ肉め……」
そのずっしりとした重みに敗北感を味わい、エヴリーヌが悪態を吐くと、カグラの平手がすぱーんと彼女の頭に飛んできた。
陽光に照らされる、カグラの引き締まりながらも豊満で蠱惑的な肢体。そして、スレンダーながらも無駄がなく、メリハリのあるエヴリーヌの美しい肢体。対照的な二つの身体が並ぶ様は、どちらも息を呑むほどに煽情的だ。
「さて、私達も入るわよ」
カグラは不満気に頬を膨らませるエヴリーヌの手を引き、浴場へと入っていった。
◆◆◆
湯気と石鹸の香りが立ち込める浴場。
洗い場では、シャワーの前にカリナを座らせ、サティアがその背後に陣取っていた。
サティアは自身の豊満な肢体をカリナの背中に密着させながら、まずは彼女の赤い髪の毛を丁寧に洗い終え、トリートメントを施す。続いて、上質なボディーソープをふんだんに含ませたスポンジを泡立て、カリナの背中や滑らかな腰のくびれ、丸みを帯びた双丘のようなお尻、そして細い腕や脚などを、まるで宝物を扱うように、愛おしむように手で洗い上げていく。
サティアの豊麗な双乳がカリナの背中にむにゅりと押し付けられる。サティアはそのまま身体の前に手を回し、カリナの未来の豊満さを予感させる形の良い柔らかな膨らみを、手のひらで包み込むようにして優しく洗い始めた。
「んっ……」
ほんのりと色付いた薄紅の蕾も指の腹で愛おしむように転がして洗われると、カリナの口から不意に甘い声が漏れた。
「はあ……いつ聞いても、可愛らしい声です」
サティアが、カリナの身体を独占できている喜びに、少しだけ据わった瞳をして耳元で囁く。
「あんまり悪戯するなよ。お前は意外と調子に乗るからな」
カリナが嗜めるが、興奮したサティアの手は止まらない。彼女の指先は、カリナの引き締まったお腹から、さらに下へ。吸い付くような白い内股や、清らかな秘所の柔らかな花弁の隙間までも指先を這わせて執拗に洗い始めた。
「あっ……んぅっ……!」
敏感な部分を的確に刺激され、カリナは声を抑えようと必死に自分の口を両手で覆う。
「ふふ……ああ、可愛らしい声です……」
サティアはカリナの反応にうっとりと酔いしれていた。やがて、カリナが自分で洗顔を済ませると、振り返って呆れ顔で言った。
「お前、いい加減にしろよな……。じゃあ、交代するぞ」
二人は場所を代わり、今度はカリナがサティアを洗う番になった。シャワーで全身を洗い流した後、カリナはサティアの長く美しい黒髪をシャンプーで丁寧に洗い上げる。そして、極上の柔らかさを誇る肉感的なボディを、ボディソープをたっぷりと含ませたスポンジと手で洗い始めた。
背中や腰、お尻、腕などを洗い終え、カリナは小柄な身体をサティアの背中に密着させて、身体の前へと手を伸ばす。そうするとサティアの背中にカリナのそれなりの大きさの美乳が押し付けられ、むにゅむにゅと形を変えた。
「ふふ、柔らかくて気持ちいいですね」
サティアが背中から伝わる感触に心地良さそうに微笑む。
「私の方が身体が小さいんだから、仕方ないだろ」
カリナが少しだけむくれながら、サティアの零れ落ちんばかりの圧倒的な双丘を、両手で下から持ち上げるようにして存分に揉み込んで洗う。さらに、ぷっくりと尖り始めた愛らしい頂も指先で丁寧に洗ってやると、敏感過ぎるサティアの口から、甘く蕩けるような声がまるで嬌声のように浴場に響き渡った。
「あっ……はぁっ……んんっ……!」
その艶めかしい声を聞きつけ、隣の洗い場でカグラに洗われていたエヴリーヌが反応した。
「ん、肉の喘ぎ声が聞こえる」
「サティアは敏感なんだから仕方ないでしょ」
カグラが呆れながら、エヴリーヌのエメラルドグリーンのボブヘアと、後ろ髪だけ長く伸ばした特徴的な部分をシャンプーで洗い、シャワーで流してトリートメントを施す。そして、ボディソープでスレンダーな身体を洗い始めた。
カグラの豊かな巨乳がエヴリーヌの背中に触れ、押し付けられ、むにゅりと形を変えるのを感じて、エヴリーヌが再び不満の声を上げる。
「おのれ、ここにも肉が……」
「はいはい、肉が大きくて申し訳ないわねー。ないものねだりはみっともないわよ」
カグラはエヴリーヌの悪態を全く意に介さず、美しい双丘やピンクの蕾、さらには秘所の柔らかなひだの隙間までもしっかりと洗い上げた。サティア程ではないにしても敏感で感じやすい体質であるエヴリーヌは、カグラの容赦ない指先の動きにビクンと身体を跳ねさせ、嬌声を上げた。
「ひゃあっ……! んっ、あぁっ……!」
エヴリーヌはたまらず、はあはあと荒い息を吐きながらカグラの腕にしがみつく。
「こっちは真面目に洗ってるのに、アンタも大概ね」
カグラが苦笑しながらシャワーで泡を洗い流すと、エヴリーヌは少し涙ぐんだ瞳で睨みつけてきた。
「ん、じゃあ交代」
エヴリーヌはカグラを座らせると、復讐の炎を燃やして素早く後ろに陣取った。
一方、カリナとサティアの洗い場。カリナがサティアの艶を帯びた白い太腿の内側や、秘裂の奥深くまで丁寧に洗っていると、敏感なサティアは快感に耐え切れず、甘い声が全く止まらなくなっていた。
「ああっ……カリナさんっ……はぁっ、はぁっ……!」
サティアは荒い息を吐き、すがるようにカリナの腕にしがみつく。カリナの指先には、サティアからとめどなく溢れ出したとろけるような熱い蜜液がたっぷりと絡みついていた。
「はあ……こっちは真面目に洗っているのに、困った体質だな」
カリナは指先を見つめながら本当に困ったような顔をした。シャワーで全身を洗い流してやり、サティアが自身で洗顔を済ませると、彼女は至福の表情で振り返った。
「ふぅ……カリナさんに洗ってもらって、とっても幸せです」
「大袈裟だなあ。このくらいいつでもしてやるよ」
カリナが照れ隠しのようにぶっきらぼうに言うと、サティアは嬉しそうにカリナの手を取った。
「じゃあ、湯船でしっかり疲れを取りましょう」
二人は並んで広い湯船に入った。サティアが背後に回り、自身の柔らかな巨乳の間にカリナの横顔と後頭部を優しく乗せ、後ろから抱き締める。
「ふぅ……やっぱり風呂はいいな」
カリナは手足をゆったりと伸ばし、大きく息を吐いて呟いた。程よいお湯の温もりと、背中から伝わるサティアの胸の圧倒的な柔らかさと温もり。聖女としての深い包容力と、サティアから漂うミルクのような甘い香りに完全に包まれ、カリナは死闘の疲れを忘れて極上のリラックスタイムを味わっていた。
しかし、平和な時間は長くは続かない。
洗い場では、先程のお返しとばかりにエヴリーヌが猛威を振るっていた。彼女はカグラの身体を洗いながら、豊満な果実を両手で容赦なく揉みしだき、硬く立ち上がったピンクの突起を指先でこりこりと執拗に弄る。さらに、蜜を帯び始めた秘所の奥深くをこれでもかと刺激し続けた。
「あっ……ちょっと、エヴリーヌ……! んっ、あぁっ……!」
普段は余裕のあるカグラもさすがに感じてしまい、はあはあと荒い息を吐いてエヴリーヌの細い腕にしがみついた。
「ん、勝利。肉は滅びた」
エヴリーヌが、カグラを陥落させたことで勝ち誇ったようなドヤ顔を見せる。しかし、シャワーで泡を洗い流した直後、怒り心頭のカグラの平手がすぱーんと彼女の頭に炸裂した。
「アンタはまともな行動ができないの!?」
「ん、これが私の本気」
エヴリーヌが、全く悪びれることなく、指先をわきわきと怪しく動かしながら答える。
「アンタの頭の中はどうなってんのよ!」
「ん、たっぷりと脳が詰まっている。……ん? カグラ、このぬめぬめは何かな?」
エヴリーヌが、自身の指先に絡みつく艶やかな甘露をカグラの目の前に突きつける。
「アンタがあんな風にしつこく触るからでしょうが!!」
顔を真っ赤にしたカグラと、平然と煽るエヴリーヌのわいわいとした言い合いが、浴場に響き渡った。
「はあ……相変わらず騒がしいなあ」
カリナがサティアの豊かな胸に顔を埋めながら呆れ声で言う。
「ふふ、そうですね。でも、いつも賑やかで楽しいですよ」
サティアは慈愛に満ちた微笑みを浮かべ、カリナを抱き締めながら、その赤い髪の毛や頭を優しく撫でる。そして、愛おしさが溢れたように、赤い髪の毛の生えた頭頂部にちゅっと口づけを落とした。
死闘の直後とは思えないほど、平和で、色っぽくて、そして騒がしい、カリナの自室での入浴タイムは、そんな賑やかで柔らかな喧騒に包まれながら、ゆっくりと過ぎていくのだった。




