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神社に客人が来てた
女性の神だ。
長い髪、とても綺麗な人だ。
「どうも。アテナです」
「はじめまして」
ジュン子は聞く。
「なんで外国の神様がここに?」
タマちゃんは答える。
「まあ交流じゃ」
ジュン子は驚く。
「すごいね! どうして?」
ケイコは「タマも一応神じゃぞ」と言うとタマちゃんは憤慨した。
「一応ってなんじゃ!?」
そっか。稲荷神だもんね。
アテナは言う。
「神々の集いです。よろしくお願いします」
こうして交流会が開催された。
「それで、何をします?」
ジュン子は言う。
「神様だから、なんでもできますよね!」
タマちゃんは言う。
「なんでもはできんじゃろ…」
ケイコも解説してくれる。
「神々や妖怪は司る内容や力があるのう」
じゃあその内容に沿った事をすればいいよね。
ジュン子が聞いてみる。
「アテナさんは何を司ってるんですか?」
「まずは戦術とか」
「戦の女神でもあるからの」
「それから学問」
多才なんですね。
「それに知恵、織物、工芸とか」
ジュン子は驚く。
「ホントになんでもできる!」
僕は言う。
「最近流行りのマルチタスクってやつですね」
「はい。神ですので管理をします。ですが他の事もします。午前中は会議室に居て午後は現場に出ます」
僕は戦術の神ならボードゲームとかどうです? と提案した。
みんなでボードゲームをする。
アテナは満足のようだ。
「楽しいです」
よかった。
僕は聞いてみる。
「あとは何かないですか?」
タマちゃんも胸を張りながら言う。
「儂の神力と神社もご利益があるぞ。なんでも申してくれ」
「私は音楽も司っています」
そんなものまで。
彼女曰く「笛を作ったりしてたので」と。
ケイコは補足する。
「ローマ神話の音楽を司るミネルヴァと同一視されたりした影響かの」
更にアテナは言う。
「そうだ、それに私は…探し物をしています」
探し物?
「そう。黄金のリンゴよ」
ケイコは解説してくれる。
「神話に伝わるリンゴじゃの。たしか他の女神と取り合いになったとか」
「ヘーラーやアプロディーテーです。彼女たちも黄金のリンゴを欲しました」
ジュン子は難しそうな顔をして悩む。
「でもそんなリンゴなんて見つかるかな」
アテナは答える。
「似たようなものならいいです」
似てるならいいんだ。僕は提案する。
「音楽にリンゴならあれだね」
ジュン子も「あ! アイポ●ド!」と。
ストアに連れていく。
アテナは言う。
「すごいですね」
僕は勧める。
「アイパ●ドもあるよ」
店員さんは言う。
「あいにくながら、アイポ●ドは生産終了しております。でもア●フォンなど他の商品が充実してますよ」
アテナは商品を手に取りながら「現代の工芸品とも言えます」と感嘆した。
僕は言う。
「戦術も検索できるよ」
「まさにマルチウェアですね」
お気に入りのようだ。
あとは店員の勧めるままたくさん購入した。
ご機嫌で音楽を聞くアテナ様。
大変ご満足していただけた。
筈だった。
帰宅してからジュン子が言う。
「お兄ちゃん大変!」
なにかな。
「アテナ様が怒ってる!」
アテナは興奮してる。
「許さない!」
どうしたんですか?
腕を振り回すアテナ。
「これが駄目よ!」
ア●プルウォッチ。
ジュン子が言う。
「なんだろうデザインが駄目なのかな?」
脈拍とかも図れるのにね。
ケイコが言う。
「神話ではアテナの父親ゼウスは時を司るクロノスと仲が悪いからの。ウォッチはいかんじゃろう」
アテナは更に言う。
「意外と充電がめんどくさい!」
ジュン子は「神話関係ない部分もあった!」と叫ぶ。
すごい力でブン投げたウォッチは家具を直撃。
ドカーン!
タンスは大破した。
タマちゃんは驚愕しながら言う。
「な、なぜ家具の方が壊れる…」
ア●プルウォッチは頑丈だからね。




