表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とお狐様  作者: 話太郎
1
PR
14/17

1-14

 女性の変な妖怪か神様が居た。

「ふふふふ! 世の中を逆さまにしてやるわ」

 タマちゃんは驚き叫ぶ。

「き、貴様は天逆海あまのざこ!」

 あまのざこ?

 ケイコは解説してくれる。

「天を逆さにする海、と書いてあまのざこ、じゃけえ」

 ジュン子は聞く。

「あまのじゃくとは違うの?」

「別人じゃけえ。ただし似ている所はある」

 タマちゃんは言う。

「天邪鬼と同じく、こいつは物事をあべこべにしてしまうのじゃ。右を左と言ったり、正解を間違いだと言ったり」

 あべこべ?

 あまのざこは言う。

「うふふふ…私にかかれば世の中の物事は反対になるのよ!」

 ジュン子は嘆く。

「そんな事になったら大変!」

 そうだよね。

 物事は正しく覚えないと。

 僕は言う。

「今まででも逆で覚えたり逆さまになって大変な事とかあったよね。電気がプラスからマイナスに流れる、とか」

 実際にはマイナスからプラスなのにね。

 ジュン子も思い出したように言う。

「役不足、が反対の意味になったり!」

 実力が伴わないんじゃなくて実力がありすぎて端役とか合わない、って意味だよね。

 タマちゃんは憤慨する。

「うむむ! 今までの間違った知識はもしやお前のせいか!?」

「よく分かったわね! この私にかかれば物事を逆さにする事など造作もない事!」

 彼女は言う。

「反転ビーム!」

 ビー! 

 ケイコに命中。

「ぎゃあああ!」

 大丈夫!?

 駆け寄る。

「ウ、ウチは忘れっぽいタヌキじゃけえ」

 ジュン子が叫ぶ。

「物知りだったのに!」

「ふふふ、まずは対策してくる物知りを封じてやったわ!」

 さらにビームを撃ってくる。

「反転ビーム!」

 ビー!

 うわあああ!

 僕に命中。

「うう、なんだか気が抜けてきた…」

「お兄ちゃんが頑張り屋じゃなくなっちゃった!」

「さらにビーム!」

「きゃああ!」

 ジュン子に命中。

「わ、私はお兄ちゃんなんか、お兄ちゃんのためなんかじゃ…」

 だけどタマちゃんは言う。


「こ、これじゃ!」

 なにかな。

「逆さま…別にあなたのためにやってるんじゃないんだからね、ってやつじゃろ!?」

 そうかな…

 ジュン子も叫ぶ。

「あまのざこはツンデレだった!?」

「儂らに足りない物はこれじゃ! あまのざこ、手を貸せ!」

「ちょ…なにするの!?」

「儂らにツンデレパワーを分けるのじゃ! 健太を落とすためじゃ!」

 ジュン子も「じゃあ私も! もっとビーム頂戴!」と。

「ちょ、やめ…」

 二人に揉みくちゃにされるあまのざこ。

 タマちゃんは叫ぶ。

「そのパワーを寄越せー!」

「い、いいかげんにしろー!」

 ドカーン!

 あまのざこのパワーが爆発した。

「ぬわー!」

 吹っ飛ばされる二人。

 ジュン子は僕がキャッチした。

 タマちゃんは…べしゃって音がしたけどまあ大丈夫だろう。

 でもすごいパワーだ。

 僕は言う。

「なんだか怖い女神なんだね」

 するとケイコは補足してくれる。

「女神じゃが生まれにスサノオの由来を持ち、その怪力を受け継ぐ女神じゃ。神々を投げ飛ばし武器を噛み砕く恐ろしき荒ぶる神やけえの」

「うおおおー許さんぞ! この私を侮辱するのは!」

 ジュン子は怯え、「どうしよう…」と呟く。

 あまのざこの勢いは止まらない。

「はははははー! 世の中はあべこべ! この世を逆さまにしてやる!」

 絶望の逆神。

 ここまでか?

 そう思った時、通りかかる女性が居た。

「なにしてるデース?」

 マリベルだった。

 あまのざこは叫ぶ。

「私はあまのざこ! 世の中をあべこべにする存在!」

「な、なんですッテ!?」

「うふふふ、怖い?」

 するとマリベルはプルプルと震えだし言うのだ。

「に、日本人は駄目デース! はっきりノーと言わなかったり、できないのにイエスと言ったり!」

 ジュン子も「日本人にありがちな気質!」と。

「日本人曖昧な性格直さないといけまセーン!」

「何を言って…」

「改心パーンチ!」

「ギャー!」

 あまのざこは吹っ飛んだ。

 すごい。

 ジュン子も感心して言う。

「怪力女神も倒すメリケンパワーすごいね!」

 マリベルさんは意外とパワー系のシスターだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ