レコード5:サソリと復讐
「きゃ〜〜〜!」
「うわ〜〜〜!」
街の中に魔獣が現れた。たくさんの人がその場から逃げていた。
ブゥゥ〜〜〜ン!
06「着きまし…た…」
04「なんだ…これ…」
アケミ達が見たのは建物が崩壊しかけ、たくさんの人が倒れていた。
01「…結構ひどいな」
ナゴムでさえこの状況に驚いていた。そのとき、
ドカーーン!
どこかで爆発音がなった。
03「あっち!」
そして、爆発音になった方向に向かうと、そこにいたのは、
01「コバ・スコーピオン」
02「え…」
そう、アケミ達が一度取り逃がし、この世界のナゴムを殺したあの、コバ・スコーピオンだった。
06「あれが…」
05「あれ?なんか違くね?」
01「うん?」
ナゴムは、リュウのその言葉に疑問を持った。
02「…はぁはぁはぁ」
03「アケミちゃん?」
ヒカリはアケミに声をかけた。
02「あぁぁ〜!チェンジ!」
04「なっ!おい待て!」
アケミが突然コバ・スコーピオンの方へ走り出した。
02「あああ!はっ!たぁ!」
スコーピオン「フッ!ハァ!」
しかし、コバ・スコーピオンはアケミの攻撃をかわし、大きなハサミでアケミに攻撃した。
02「ぐはっ!」
03「アケミちゃん!」
ヒカリがアケミの方へ走っていった。
01(これはまずいかもしれない…)
ナゴムが危機感を感じた。
スコーピオン「フン、この前のやつか。」
01「!」
06「喋った!?」
01「なんで…」
マナブ達は驚いていた。
ーー〜〜ーー
01「強化体か」
ナゴムが言った。
03「えっ?」
02「うわあぁ〜〜!」
アケミは再びコバ・スコーピオンの方へ走っていった。
スコーピオン「うっ…ハァ!」
コバ・スコーピオンはアケミにカウンターをくらわせようとした。
02「りゃあ!」
スコーピオン「グハッ!ウゥ〜…」
しかし、アケミはその攻撃をかわし、コバ・スコーピオンに攻撃した。
01「…」
ナゴムは、その戦闘を詳しく見ていた。
『ピピピッ』
「エリアE2、魔獣発見、現場に急行せよ」
05「もう1体!?」
別のエリアで魔獣が現れたらしい。
01「お前らはあっちに行け!ここは、俺とアケミでやる!」
ナゴムがヒカリ達に叫んだ。
04「…分かった。行くぞ!」
そしてマナブ達は現れたもう1体の魔獣を倒しに向かった。
02「絶対に倒す!ファイアストライク!」
スコーピオン「クッ…」
ドカーーン!
コバ・スコーピオンはアケミの攻撃をかわし、攻撃は近くの建物に当たった。
02「まだ!」
ダンッ!ダンッ!ドカーーン!
コバ・スコーピオンはアケミの攻撃を避け、建物に当たり続けた。
01「アイカワ アケミ!下がれ!」
02「ハァァ〜!りゃ〜〜〜!」
ダンッ!ドガン!ドガーーーン!
アケミはコバ・スコーピオンに攻撃し続けたが、全く当たりはしなかった。
01「くっ…」
その時、ナゴムは聞いた。
01「…ハァ〜、…くそ!」
02「ハァ〜〜〜!がっ!」
アケミは、攻撃をくらい座り込んだ。その攻撃をしたのはナゴムだった。
02「うっ…」
そして、その一瞬の間にコバ・スコーピオンは姿を消していた。
02「邪魔しないで!」
アケミは立ち上がりナゴムに近づいていった。
パンッ!
ナゴムはアケミの頬を強く叩いた。
01「馬鹿」
そう言ってナゴムは歩き出した
02「ちょっ…と…」
振り返ったときアケミは見た。
「誰か〜!」
「…」
「うわ〜〜ん、おかあさ〜ん!」
「痛い…」
「助けて…」
瓦礫や爆発に巻き込まれた、逃げ遅れた人達を。
02「嘘…」
アケミは気付いた。崩れ落ちた瓦礫は全て自分がやったものなんだと。
01「よっと、大丈夫ですか?」
ナゴムはケガした人たちを助けていた。
03「ナゴムちゃん!大丈夫?」
しばらくして、もう1体の魔獣を倒しに行ったヒカリ達が戻ってきた。
02「ヒカリちゃん…」
03「ごめん…倒せなくて逃げられた」
06「とりあえずこっちを手伝いに来たけど…」
05「これはひで〜…」
ヒカリ達はこの景色に驚いていた。
04「早くナゴムを手伝うぞ」
そして、マナブ達はナゴムと一緒にケガした人達を助けに行った。
アケミはもう一度この状況を見て、みんなを手伝いに行った。
「だ、誰か!こっちに人が!瓦礫に埋もれている!」
一般人が大声で叫びながらやって来た。
01「っ!俺が行く!待ってろ!」
ナゴムが声を上げ、そこへ向かって行った。
02「あ、…私も行く」
アケミも言って、ナゴムを追いかけていった。
「大丈夫か?もう大丈夫だ。助けが来たからな」
助けを呼びに来た一般人が下敷きになっている人にそう伝えた。
02「瓦礫が多い…」
アケミは落ち込んだ声でそう言った。
ーー〜〜ーー
01「…これはまずい」
ナゴムがそう言った。
02「どうしたの?」
アケミが機嫌を伺うような声で聞いた。ナゴムは目を閉じたまま考え事をしている。
「なぁ、助けに来てくれるんじゃなかったのか?早く助けてくれよ!」
一般人がナゴム達を急かしている。まだ、ナゴムは目を閉じて何かを考えている。
02「ナゴム君?早く助けよう」
アケミも声を掛ける。その時、ナゴムは目を開けた。
01「…確かにそうだな。急いだほうがいいな」
そう言ってナゴムは右手を前にかざした。
01「グラビティ!」
すると、積もっていた瓦礫が宙に浮き、下敷きになっていた人が出てきた。
「な、なんだ…これ…」
02「すごい…」
一緒にいたアケミと一般人はこの現象にとても驚いている。
01「ほら!ぼさっとしてないで、今のうちに!」
02「あっ、うん!」
ナゴムのお陰でなんとか下敷きになっていた人を助けることができた。
「ありがとうございます」
01「気にしないでください。人助けも仕事ですので」
その言葉を聞いてアケミは何かを思った。そうナゴムは思った。
02「…」
01「アケミ!ほら、まだ行くぞ!」
02「あ、うん!」
〜ナゴムの解説〈マジカル⊕ワード〉のコーナー〜
『強化体』
強化体とは、魔獣のうちの一部のみが目覚めた姿のことである。魔獣の身体能力が強化される。また、新しく能力が増える魔獣もいる。この世界では、A・B級に分類されている。
どうもこんにちは。稲荷Asです。今回のお話ですが、「もう?」と思っている人もいるかもしれませんが、ついにコバ・スコーピオンが登場しました。ただ今、自分が書いて、もう一度読んでみて、一番気になっていることは、襲われている一般人、逃げ遅れた一般人の叫び声についてです。アニメや特撮では、よくこんな、叫び声等を聞いていた覚えがありますが、実際の状況では、「こんな声を出しているのだろうか?」「こんな声を出せるのだろうか?」などと思っております。自分だったら、「「う、うわぁぁ〜!」と叫んで逃げ出して、そのまま黙って全力疾走してその場から離れるのでは?」と思っています。しかし、「そういう時、「反射的にこんな叫び方をする」という感じの生物としての生存本能が働くのでは?」とも思います。まぁ、自分はこんな感じの状況に出くわした覚えもないし、実際に見た覚えもないので、よく分かりません。まぁ、覚えてないだけで、その状況を見たことがあるとしても、人の叫び声を気にすることもないでしょう。まぁ、そういう状況を出くわしてなくて良かったと思います。もしそんな事があったら、死んでる気しかしないので。そういえば、そこまでやばくはないジェットコースター?かジェットゴンドラ?に乗ったことがあるのですが、その時は叫ぶことが出来ず、ただただ黙っていて沈黙だったので、きっとそうなのだろうと思います。これよりも普通のジェットコースターに乗った友達曰く、意外にも凄かったけど、乗ったやつより激しくないと。高所恐怖症のワイには無理だ!出来れば、叫び声に関する皆さんの考え、体験なども教えてくれたりしてくれますか?無理にとは言いませんが。
まぁ、長々と自分の考えとか書いておりましたが、ここからは一つ書き忘れてたことを話していこうと思います。魔獣にランクを付けていますが、それはただ単に、どのぐらい本気でいけばいいかというのを表したものですので、高ければ高いほど、強いということなので、本気を出さないといけないということです。もちろん、弱くても本気を出す人もいます。まぁそれは、強い人だけで、アケミ達みたいに弱い人達はいつも全力でやらないといけないでしょうが。また、どうやってランクをつけているのかは、被害状況、隊員の感想などで付けられますが、基本的に逃げられた時にしか意味を成さず、そして強くなってまたやってくることもしばしばなので、ほとんど、意味を成していません。そもそも、本当に、ランクについてはあんまり考えなくて大丈夫です。形式的なものなので。
それではまた、次のお話で。




