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2、国道で寝てたら人生終わったと思ったら始まった件 〜黒糖飴を奪い返したら大富豪に拾われた〜完璧な世界編  作者: Nao9999


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第18話:評価不能

第3章スタートです。


選ばなかったという選択。


その結果が、ついに突きつけられる。


そして主人公は、

“この世界において異常な存在”として扱われ始める。

「……呼ばれています」


教育係の声。


だが、いつもと違う。


ほんの少しだけ、硬い。


「……来たか」


分かっていた。


結果が出ることは。


「行きますか」


「ああ」


短く答える。


歩き出す。


向かう先は――


あの場所だ。


エレベーター。


上へ。


何度目か分からない。


だが今回は、明らかに違う。


空気が、重い。


「……」


扉が開く。


そこにいたのは――


あの連中。


そして、その中心に――


「よう」


社長。


相変わらずの軽い口調。


だが、その目は違う。


「……来ました」


前に出る。


逃げない。


「結果、出たぞ」


社長が言う。


シンプルに。


「……どうなりました」


聞く。


答えは、分かってる。


それでも。


社長は少しだけ笑って――


言った。


「不合格だ」


やっぱりな。


当然だ。


命令を無視した。


それで通るわけがない。


「……そうですか」


受け入れる。


それが結果だ。


「だがな」


社長が続ける。


その一言で、空気が変わる。


「面白ぇ」


一瞬、意味が分からなかった。


「……は?」


思わず声が出る。


「普通はやる」


社長が指を立てる。


「でも、お前はやらなかった」


ゆっくり立ち上がる。


「しかも、“逃げ”じゃねぇ」


目が鋭くなる。


「貫いた」


その言葉に、少しだけ胸が動く。


「……」


何も言わない。


ただ、聞く。


「だからな」


社長が近づいてくる。


「評価不能だ」


その一言。


初めて聞く言葉。


「……評価不能?」


繰り返す。


「そうだ」


社長は笑う。


「枠にハマってねぇ」


それは――


どういう意味だ。


「普通の基準じゃ測れねぇ」


周りの連中も、ざわついている。


想定外。


完全に。


「……で?」


一歩踏み込む。


「それでどうなる」


ここが重要だ。


社長は少しだけ考えて――


言った。


「特例だ」


空気が止まる。


「……特例?」


「そうだ」


うなずく。


「お前だけ、別枠にする」


理解が追いつかない。


「何だよ、それ」


思わず聞く。


社長は笑った。


「自由だ」


その一言。


「は?」


余計に分からない。


「選んでもいい」


指を折る。


「選ばなくてもいい」


もう一本。


「壊してもいい」


三本目。


「何してもいい」


その言葉に、背筋がゾクッとする。


「……条件は」


ただ自由なわけがない。


社長はニヤッと笑って――


言った。


「結果出せ」


やっぱりな。


シンプルだ。


だが、重い。


「どんな形でもいい」


続ける。


「価値を生め」


その一言が、核心だ。


「……」


考える。


これはチャンスか。


それとも――


試されてるのか。


「やるか?」


社長が聞く。


軽く。


だが、その裏は深い。


俺は――


迷わない。


「やる」


即答だった。


「面白そうだしな」


小さく笑う。


社長は満足そうに笑った。


「いいねぇ」


軽く肩を叩かれる。


「そうこなくっちゃな」


その瞬間――


何かが変わる。


完全に。


「じゃあ」


社長が振り返る。


「お前のやり方、見せてみろ」


その一言で、すべてが始まる。


「……ああ」


うなずく。


もう、戻れない。


でも――


それでいい。


「……どう思いますか」


後ろで、教育係の声。


俺は少しだけ考えて――


答えた。


「クソ面白いな」


正直な感想。


女性は一瞬だけ驚いて――


小さく笑った。


「……そうですか」


その顔は、どこか安心していた。


「やりましょう」


前を向く。


自由。


だが、責任は全部自分。


それでも――


「好きにやる」


それが、俺の選択だ。


この世界で初めての――


“自由な立場”として。

第3章を読んでいただきありがとうございます。


主人公は“評価不能”という異例の存在となり、

特別な立場を与えられました。


自由――

しかしそれは、すべて自己責任ということでもあります。


ここから物語は、

既存のルールを壊す展開へと進んでいきます。


引き続きよろしくお願いします。

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