表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怨霊の化R  作者: 新山翔太
41/48

41章「漆黒のRevolution 12」

清水先行のまま峠はストレートに入った。

そして200m程走ると、また入口と同じような黒い穴が現れた。今度は迷わず、中に入る。

抜けた先は、狂いも無い、ホームストレート。サーキットだ。

ここからランサーなら、自由にコース変更をすることも出来るだろう。勝つまで永遠にレースをする事も出来る。

「・・・奴なら、このまま終わらさせそうだな」

僕は二台の様子を見ながら呟いた。

佐藤は未だフロントガラスに釘付けになっている。

「ああ、僕もその理由が分かった」

結果、ストレートで順番が入れ替わる事は無かった。

一夜にして生まれたレースは、清水が勝利を収めた。

インプレッサがポールを超えると、黒いランエボは塵となって消えていく。

・・・・・・

俺は、ただレースがしたかった。いつからだっただろうか。レースがただの優越感を得るだけの物に成り下がったのは。

俺は最初からレースの才能があった。才能があったからレースは向いていると思った。

でも、そうじゃなかった。俺は強過ぎた。

もう誰も俺に勝てなくなり、俺も奴らに負けなくなった。

向かってくる相手を嬲る日々。ただ相手より先にゴールに到着するだけ。

それだけの作業だった。

俺がしたかったのはこんなレースじゃなく。

もっと、魂が揺さぶられる物だった筈だ。

・・・・・・

「だから、言わせてくれ。俺に勝ってくれて、ありがとう、とな」

瞬間、背後からその様な声が聞こえた。

結界が崩壊してゆく。

・・・・・・

気が付けば、僕達は元の場所に戻っていた。いつもの五香峠だ。

ぼんやりしていた僕達に、清水は話しかけた。

「・・・アイツは、楽しく、レースがしたかっただけだったんだな」

峠の化け物、黒いランエボ。その心が今は分かる。

遠くから従兄弟の呼ぶ声が聞こえた。

やべ、凄く長くなった。

次は新キャラ出ます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ