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24章「話」
1時間山本は家事を行い、いつの間にか見違える程綺麗になった。
「・・・よし」
・・・・・・
机の前で、依頼者と山本は向かい合っていた。
「じゃあ、詳しい話を聞かせてくれるかな?」
「うん・・・」
ゴミに埋もれていた窓から、太陽の光が流れ込んでいた。
・・・・・・
ある日私の家に、1人の男の人がやって来た。
「君は幸運な子だ。僕に願いを叶えて貰えるんだからね」
そう言ったその男の人は、私の願いを聞いてきた。
「3つ叶えてあげよう。君の願いを」
1つ、少し試してみようと思って、
「美味しい料理が食べたい」
と願った。
何処から現れたか分からないけど、机に私の大好きなハンバーグやオムライスが現れた。
温かくて、美味しかった。人の手で作られてた。
その後は、「可愛い服が欲しい」と願った。
綺麗なドレスがきた。
そして、最後に願った。
「貴方は、これからどうするの?」
「・・・正直に言おう。僕は、ある悪い妖怪に魂を売った。だからこんな事が出来るんだ。
・・・ごめん。こんな事はしたくない。許してくれ」
そうして、お兄さんは家に大量の借金と、ゴミを撒き散らして帰っていった。
・・・・・・
「・・・私は、もう一度お兄さんに会いたい。会って、許してあげたい」
「・・・ありがとう。話してくれて。必ず、貴女の望みを叶える」
そう言って、家を出た。




